1週間後、俺たちはYの部屋に集まり、1週間撮り溜めたN研少女たちの画像をYのパソコンに取り込んでもらった。
撮った画像は彼女らが数人で会話しているもの、横顔しか写ってないものもあったが、顔認証ソフトがみごとに同じ子ごとに仕分けしてくれた。
結果、1週間で俺たちが撮影したN研少女は23人。Yの予想通りだった。そこから、極端なデブ、ブサイクと、背が高すぎる子、低すぎる子を除くと15人が残った。あまりに背が低い子は、大人が立ったままお尻やアソコを触ろうとすると不自然な姿勢になるため、電車で痴漢するのは難しい。
Mは15人のリストを見て目を輝かせ
「どの子もカワイイなぁ」と、明日からでも一人づつカコミしよう言い出しそうな様子だった。だが、俺はまだ不安だった。
たった15人を3 人がかりなら、降りる駅やひとりになる時間帯は、詳しく調べられるだろう。だが本人が『囲まれた』と気付いた時の反応は?
泣くか?声を上げるか?恐怖から座り込んでしまうか?周囲に性被害にあっていることを隠そうと、ガマンしてくれればありがたいのだが…
俺はこれまでの経験で何度も、『この子なら大丈夫だろう』と思ってた子に騒がれそうになって、肝を冷やしたことがある。
するとYが
「俺は実際に痴漢をした経験はないが、囲まれた時、どんな子がどんな反応をするかは、見当が付く。営業でお客の反応を読むのと、基本は一緒だからな」
俺よりもはるかに営業成績のいいYにそう言われると、『そうかな?』という気になる。結局俺は、15人の内5人を分担して詳細に調べ、Yに見せることにした。
その結果を見てYがどんな分析をするか。それを聞いてから実行に移すかどうか判断しても、遅くない。
その2週間後、俺たちは再びYの部屋に集まった。
調査の結果、下車駅までずっと誰かと一緒に乗っている少女は、3人だけだった。この路線の沿線には、かなり広範囲に高級住宅街が広がっているので、少女たちは結構様々な駅で降りる。これは俺たちには幸いした。
残り12人。Yの希望で、なるべく長い尺の動画を見たいとのことだったので、俺とMは、彼女らが友達との会話している所や一人になってからスマホや単語帳を眺めている姿などを、可能な限り長時間撮影した。
その中からYは、とりあえず3人の少女を選んだ。ひとり目は…名前は分からないので、俺たちはその子のことを陽菜と呼ぶことにした。
その子は、俺が電車に乗り込む時点では、いつもふたりの女友達と会話していた。そして、途中大きな駅でそのふたりが降りるとき一度一緒に下車し、発車前に1番ドアに近い位置に乗り込み、後はずっと単語帳などを眺めている。
「この子は本当は、電車に乗ったらすぐにでも、便利したいんだよ。でも友達といる時は、会話に付き合ってる。主に聞き役だけどな。」
Yは解説した。
「こういう子は周囲に合わせるのが癖になっている。周りを騒がせたり、迷惑をかけるのも嫌う。痴漢に遭っても、おそらく自分ひとりで何とかしようとするだろうな」
俺はYのこの分析に、大いに納得した。説得力があると思った。でも今思えばそれは、『こんなカワイイ子なら、ぜひそうあってほしい』という俺の願望が、そう思わせた部分もあったのかも知れない。
俺は、さっそく陽菜でカコミ痴漢を試してみよう!と言いたかった。だが、3人の中で唯一実地経験のある俺が、Yの分析を受け入れるだけでは芸がなさすぎる。そこで
「この子がひとりで何とかしようと思ってる間に、もし痴漢技の快感でメロメロにすることができたら、更にやりやすくなるだろうな」と言った。これにはMが食いついた。
「メロメロって…大人の女ならまだしも、処女のJSだぞ?それこそ、AVの見すぎなんじゃないか?」
俺はニヤリと笑い
「勿論どの子でもそうなるって訳じゃない。だが俺は1度だけ、それに近い状態になったことがあるんだ」
そう言って、ふたりを相手にレアな経験談と持論を語り始めた。
※元投稿はこちら >>