凛が降りた駅には、線路を挟んで2つ改札があった。俺たちは反対側の改札を出ると、駅前のコインパーキングに朝から停めておいた、Yの車に乗り込んだ。
凛が改札を出てから、どの道を通って帰宅するかは、Yが調査済みだったので、急いでその道まで車を回した。
運転手はM、助手席に俺、そして後部座席の左側にY。
道の前方に凛を見つけると、Mが車でゆっくりと追い越して少し前で停め、Yが降り立って凛に歩み寄る。
凛は一瞬ビクッとして立ち止まったが、Yが近寄って肩に手を回し
「さっきはゴメンね。家まで送るから、乗って」と語りかけると、なんと素直に乗り込んで来た。
Mが車を出す。少し走った所で凛が
「ドコ行くの?」と聞いた。
ついさっき自分を痴漢技でイカせた男の車に乗ったのだから、目的は分かっていただろう。ただその場所が、ラブホだったり、レイプに似つかわしい廃工場とかだったら、良家のお嬢様の凛としては困るのだろう。通報されたり、服を汚されたりしたら、洒落にならない。
「僕のマンション。まあまあキレイな部屋だよ」
Yが答えると、凛は少し安堵したようだった。
「そこでナニするの?」
「さっきの続き。もっとキモチよくしてあげる。いいでしょ?」
凛は黙って横を向いた。
Yのマンションに到着し、凛を部屋に招き入れると、Yはすぐに寝室のベッドに座らせた。後から俺とMが入って行くと、彼女は俺たちをチラッと見、それからYを見て「あなただけがいいな…」と言った。
またもや選ばれなかった俺は、Mと一緒にさっさと退散しようかと考えた。
しかし義理堅いYは、それを許さなかった。
「僕はこれから、君の奥に隠された性欲を解き放してあげたいと思ってる。でも、まだ固いツボミみたいなものだからね。僕ひとりではとてもムリだよ」
Yがそう言うと凛は
「あたしの…性欲…」
と呟いた。
Yがその肩を抱き寄せ、ベッドに仰向けに寝かせる。ジーンズ短パンのベルトを外し、ショーツと一緒に下ろして足先から引き抜いても、凛は黙ったままだった。
このタイミングで、俺はベッドの手前に、Mはその反対側に膝をついて座った。
Yが凛の膝を立てさせ、膝を開いてアソコを舐め始める。
「んっ…んっ…あっあっ…」
凛が目を瞑り、顎を上げて喘ぎ始めた所で、俺はゆっくりと凛のTシャツとスポブラを首まで捲り上げ、右の乳首に吸い付いた。それに倣ってMは左乳首に。
大人の男3人に、クリトリス、右乳首、左乳首を同時に舐められ、凛はたちまち登りつめて行った。
あとほんのひと息でイク、という所でYは凛のアソコから口を離し、スラックスを下ろしてチンポを取り出した。
日本刀のように細長く反り返ったそれを見て、凛は『その時が来た!』と分かったのだろう。さっきとは比較にならない剣幕で
「他の人は出てって!」
と叫んだ。俺とMは敢えなく退散し、隣の部屋に行った。
Yの寝室には、隠しカメラが2台設置されていた。1台は壁の観葉植物の影から凛の股間が、もう1台は天井から仰向けになった凛の顔が映るようになっていて、それぞれ別のモニターでライブで見ることができた。
ふたりきりになった後は、普通にロストバージンを躊躇うJSと、大人の男の会話。Yが凛の脚を大きく広げさせて股間に腰を入れようとすると凛は、
「やっぱり…ソレ、怖い。やめて…」
と言い出した。
『この体勢になって、それはないだろう?』俺は当然、Yは強引に進めるだろうと思っていた。
ところがYは、諦めたかのように、凛の脚を閉じさせてやった。凛は両脚をそろえ、Yに背を向けたが、ベッドから降りようとはしなかった。まだ迷っている。
その背中に向かってYは、葵を口止めした時とほぼ同じセリフで口説き始める。
「君みたいなキレイな子なら、中学生になったら男子が放っとかないだろうな。すぐに彼氏ができるだろう。でもその年頃の男子はすぐ身体を求めてくるし、始まったら挿れる事しか考えられない。君の身体が準備できてるかなんて構わずに、突っ込んでくる。すごく痛くて怖い思いをして、二度とセックスできなくなっちゃうかもね」
「…あたしの身体、今、準備できてる?」
「ああ。それに僕なら慣れてるから、優しく丁寧にしてあげる。ね?いいでしょ?」
少し間をおいて、凛がコクリと頷いた。
もう一度膝を立てさせ、脚を広げて、腰を進めて行く。
「いっ?痛っ!や、やだっ!痛いよ~」
「もう半分入ったよ!あとちょっとだからガマンして!」
「ちょ、ちょっとストップ!動かないで!」
「ああ、気持ちいい!君のナカ、最高だ!天国へ行くみたいだ」
Yのこの言葉を聞いて、凛は頭を持ち上げて接合部を覗き込んだ。
JSながら、親分肌でいつも取り巻きの子たちの面倒を見ている凛は、他人から感謝されるのが好きなのだろう。まして、自分とのセックスで大の大人に『天国へ行くみたい』とまで言われ、『やめて』とは言えなくなってしまったようだった。
凛はシーツをギュッと握りしめ
「は、早く終わりにして!」と言った。
まだ固い果実を割り裂くように、Yが接合部に体重をかけると、ようやくYのモノが全てワレメの中に収まった。
「……全部入った?」
「ああ。ホントに気持ちいい…」
「早く抜いて!」
挿入して奥まで到達したら、セックスは終わり。大人びて見えても、処女JSの性知識ではそんなものだろう。
「もうちょっとだけ…射精したい…」
Yがゆっくりとピストンを始めると
「やあっ!もう動かないで!」
たった今破瓜したばかりの膣内を、大人サイズでなんどもこすり上げられたらたまらないだろう。
だが凛は、恍惚とした表情で一心に腰を振るYの様子を見て、また何も言えなくなったらしく、眼をギュッと瞑ってシーツを握り直した。
俺と陽菜の時が、ホームの自販機の影。Mと葵は車両のトイレ。どちらも短時間で終わらせなければならなかったので、挿入から射精まではせいぜい1分ほどだった。本当はもっとじっくり味わいたかったのだが。
それに比べ、Yと凛は和姦だしベッドの上なので、Yは5分以上ピストンを続けた。もちろんAVではないので、途中から凛が感じて喘ぎ始める、なんてことはなかった。凛にとっては辛いだけの時間帯だっただろう。
だがその時間もやがて終わり、Yはひときわ深く突き入れた所で動きを止めた。
射精が終わり、Yは血まみれのチンポを引き抜き、ティッシュで凛のそこを拭いてやろうとしたが、凛は気丈にも手を伸ばしてそれを受け取り、自分でザッと拭いてから「シャワー浴びてくる」と言って寝室を出ていった。
Yもその後を追って部屋を出たので、モニターには情事が終わったあとのベッドだけが映し出されていた。
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