先生の事務所は都心の地下鉄駅のほど近い貸ビルの5Fにあった。エレベーターを待っていると俺以外に母と娘と思しき2人がいた2人ともやや緊張気味。俺はピンとひらめいていた。このまま無言で(おそらく)同じフロアまで上がってゆくのも気が引け、つい親子に声をかけていた。
俺「もしかして、K岡事務所ですか?」
母「ええ、このエレベーターでよろしかったかしら?でもよくお分かりになりましたね」
俺「先生に今日新しいモデルさんが来られると聞いてたので」
母「まだ決まってはいないのですが、直接お会いしたいと。」
俺「ですね。試し撮りの予定とおっしゃってましたから」
母「気に入っていただけると、いいのですが。。。」
俺「大丈夫でしょう。お嬢さん可愛らしいですし。お母さまがご推薦で?」
母「いえ、この子がやってみたいと言い出して。同じ小学校の1年下の子が最近出た白薔薇園のモデルをやっててすごく可愛いって。見たら本当にきれいで。それで。
俺「K岡先生は綺麗に可愛く撮ってくれますからね。あ、エレベータ来ましたね」
俺と親子は5Fにつくとすぐ目の前の事務所の扉をノックした。「はーい!」と中年女性の声がすると間もなくドアが開いた。
K岡「あら、清山君?そして真美ちゃんとお母さん、エレベータご一緒だったのね。さ、どうぞ。あら清山君、可愛い顔して。真面目そうじゃない。ちょっとイメージ違ったわ。気に入ったわ(笑)」
母「あら、事務所の方じゃなかったのかしら?」
俺「皆さんと同じで面接です。えへ。」
K岡「私の第六感だと真美ちゃんも清山君も私といっしょに来週ロケでいっしょするけどね(笑)じゃ、ちょっとここで待ってて。別の部屋で撮影の準備するんで。」
部屋のあちこちに少女のヌードポスターが飾られていた。3人はソファに同方向に向かって並んでいた。真美ちゃんのお母さんは娘の緊張、あるいは自分の緊張を和らげようとしてか積極的に話しかけてきた。
母「清山さんはこちらに就職ということですか?」
俺「いえ、普段は某大手メーカーでエンジニアしてまして、週末だけこちらでお手伝いすることになりそうです。今までは先生を始めに女性だけで撮影してたらしいんですけど、やはり男手が必要らしくて」
母「やはり女の子のヌードに関心おありですよね?(笑)」
俺「わかります?(笑)さっきからポスターガン見してますもんね(笑)」
母「清山さんから見てうちの真美なんかどうですか?」
俺「真美ちゃんみたいな美人さんが写真集の表紙に乗ってたら躊躇なく買いますよ(笑)」
母「親の私の口から言うのもなんですけど、この子は本当に綺麗。でもまだカラダが幼くて。どうなんでしょう?」
俺「(ここぞとばかりに、ワンピース姿の真美ちゃんをガン見して)全体に幼い印象ではありますけど、オッパイはそこそこありません?(真美ちゃんに向かって)クラスでも大きい方じゃない?」
真美「(はにかみながら)そうだと思う。」
俺「(真美のカラダを舐めるように見ながら)たぶん、いいモデルさんになれますよ(笑)」
※元投稿はこちら >>