やがて二人が着いたのは、幅2メートルほどの小川だった。
それが大きな石で半ば塞き止められて、自然の露天風呂のように、直径5メートル深さ1メートルほどの淵になっている。
「私、ここで泳ぐの?」
紗奈の問いに、兄は頷いた。
紗奈は履いていたサンダルを脱いで、片足からそっと水に入れた。
やっぱり、冷たい!
絶対浸かれない、って程じゃないけど、プールや海水浴場の様に、ジャブジャブって水に入るのには辛すぎた。
紗奈はなんとか両足を水に入れると、やっと腰の深さまで進んでいった。
水が股間あたりに来るときが、とっても冷たかった。
私、なんでこんな辛い目に...。
すると紗奈は、急に、
「そんなの当たり前!
お兄ちゃんが、私にこんなことしたかったからよ!」
「私、お兄ちゃんのお人形さんだから、何でもお兄ちゃんがしたいことを進んでされるの。
自分でいつもそう思ってたじゃない!」
大好きな兄から見守られながら、自然の中で冷たい水に浸かっていく。
水に浸かってる下半身から上ってくる寒さに、紗奈の上半身は、自然に小刻みに震え始めた。
それでも、私は水に浸かるの!
紗奈は岸に立って見守ってくれてる兄の目を見返しながら、そのまま肩まで水に浸かった。
どう、お兄ちゃん?
私、何でも言うことを聞く良い子でしょ?
とっても水、冷たいの..。
でも、お兄ちゃんは私に、こんな可哀想なことしたかったんだよね。
お兄ちゃんの為に、こんな事出来るのは、私1人だよ..。
頭の中には、そう考える紗奈と、そんな自分を見つめながら、
「私って、すごいMなんだ..」
と感心してる紗奈がいた。
どちらも、兄から虐められることに、否定的ではない。
身体は寒さに震えながら、胸の中は熱くなり、乳首や下腹の中身がひくひくしそうだった。
紗奈が水に浸けられたのは2分ほど。
兄から上がって良いと言われて、水から上がったが、タオルなど拭くものが無いので、吹きっさらしの風がますます体温を奪った。
「どうだ?寒いか?」
分かりきった質問に、紗奈は
「お兄ちゃん..、紗奈、とっても寒い..」
と答えたが、意識してでは無いのに、その口調はとてもセクシーに聞こえた。
貴雄はずぶ濡れの妹に命令した。
「スクール水着もここで脱いで。
ここからは、紗奈を縛って歩かせる。」
息を飲む紗奈に、兄は
「大丈夫!
人に見られてもお兄ちゃんが守ってあげるから。」
そう言いながら、持っていたバッグから、赤い綿ロープを取り出した。
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