翔さんはロリコンなので、もしかして去年から、私とセックスしたいと思ってたのかも知れない。
私の告白を受け入れてカノジョにすれば、寝ている時にこっそりとかじゃなくても、堂々とセックスに持ち込みやすい。でも、小6や中1のコドモに告られて『いいよ。付き合おう』なんて言ったら、自分がロリコンであることを認めるようなもの。それは、翔さんにはキャラ的にムリだと思う。
『こうするしかなかったんだよね…こうなるしか…』
そんなことを考えていられたのも最初のうちだけ。前日より余裕があったためか、この日翔さんは、初めての時よりもずっと優しく、丁寧に舐めてくれたので、私はたちまち、おっぱいが気持ちいいということ以外何も考えられなくなってしまった。
そして、2回目の挿入。もう痛みはほとんど無かったが、まだそれによって感じることはできなかった。でも、好きな人のおチンチンが私の身体の中で一生懸命動いているのを『愛おしい』と感じたのは、この時からだったと思う。
その日から私達は、毎晩激しく求め合った。8月に、エアコンのない和室で、ふたりとも汗だくになって。どれだけ汗まみれになっても気にせずに、まるで熱病にでもかかったみたいだった。
1週間ほど経つと、ようやく私は挿入で感じられるようになり、翔さんの動きに合わせて自然に「あっ…あっ…んっ!」と声が出た。すると翔さんも嬉しいのかますます激しく動いてくれる。1回じゃ飽き足らず、2回目をする日もあった。
2週間ほど過ぎたある日、激しく射精した後で、翔さんがふと
「離れたくねぇな」
と言ってくれた。私は心の中で『今だ!』と叫び、手を伸ばしてスマホを取ると、母とのラインのやり取りを翔さんに見てもらった。
母は私が『9月から毎週末、こっちで過ごしたい』と書いたのに対し
『あなたの気持ちは分かるけど、知ってると思うけど、そこは私の親の家じゃないから、これ以上迷惑はかけられないわ。これからはなるべく週末は家にいるようにするから、我慢してちょうだい』
と返して来た。
私は翔さんがそれを読んで『親が反対してるんじゃ、諦めるしかねぇな』と言い出したらどうしよう?と、ドキドキしながら待っていた。
でも翔さんの次の言葉はそうではなく
「要するに、ウチの親次第ってことか」
だった。
「そうなの?」
「ああ。お前の母さんも、本音ではお前を週末ウチに預けたいと思ってるはずだ。お前の事を気にせずに仕事ができるからな」
「…だろうね、たぶん」
「ウチの親の方から、ぜひ預けてくれって言ってもらったら…」
「…翔さん、頼んでくれる?」
「そうだな…なあはるか、ウチの畑、手伝ってみねぇか?」
それまで私は、農家である母の実家が大好きで、おじさん、おばさんが収穫する新鮮な野菜もとても美味しくて、農業青年の翔さんに恋して。なのに、自分がここで一緒に野菜を作るなんてことは、一度も考えたことがなかった。本当に、子供だったのだ。
「で、でも私、全然体力ないし…」
「畑仕事ってな、力仕事もあるけど、案外チマチマした手仕事が多いんだ。それを今はお袋がひとりでやってる。お前が手伝ってやったら、喜ぶんじゃねぇかな」
翔さんの言うとおり、彼のお母さんは、毎日の畑仕事と家事で、大変そうだった。でもそれなら、私がお掃除とかお洗濯を手伝った方がいいんじゃ?とも思ったが、多分それだけじゃないのだろう。
結局私は、翔さんの勧めの通り、次の日からおばさんの畑仕事を手伝うことになった。
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