日曜日のまだ午前8時前、勝也はバイクで海沿いの道を走っていた。
その先にある海水浴場で、スクール水着の少女を狙おうと思っていた。
その辺りの海岸は、岩場が多く砂浜が少ない。
岩場は足場が悪いせいか、あまり遊ぶ少女はいないものだ。
勝也の目に、道沿いに建つ壊れかけた掘っ立て小屋の陰から、黒っぽい岩場に立っている水色の色彩が写った。
瞬間、女の子だ!と判断してバイクを停める。
確かに女の子だった。
細いシルエットで、膝丈の水色のワンピースの裾が海風に吹かれている。
水着ではないが、何か勝也の心を引き付ける感じがした。
カメラを肩に掛けて海辺に下りる。
少女に近づく前に、周囲に他の人影がないか見回したが、誰もいなかったし車も無い。
多分、この近くに住む女の子だろう。
裸を写すのは無理だろうが、着衣姿でも何枚か写して行こう。
そう思って少女に近づいた時、強い海風が吹き、ワンピースの裾が激しくはためき、次の瞬間、ふわっと膨らんだ。
パンツはぎりぎりで見えなかったが、少女の細い、しかし小さな子供のものではない形の良い太股がはっきり見えた。
カメラを構えてなかったのが、悔やまれた。
あわててカメラを構えて、裾を手で押さえた少女を狙う。
夢中で何枚がシャッターを切った。
これだけの海風の中でなら、シャッター音も聞こえないだろうと思ってたのに、その少女は顔を勝也の方に向けた。
まず、驚いた表情。
それから、ちょっと不安げな表情になった。
勝也はカメラを下ろして、少女に作り笑いを浮かべた。
「ごめんごめん!僕、カメラマンなんだけど、こんなところに可愛い女の子がいるなあ、って思ったから、勝手に撮っちゃったよ。」
直ぐに襲いかかってくる変質者では無いようだ、と判断したのか、少女の緊張は大分解けたようだ。
勝也は積極的に話し掛ける。
「君って本当に爽やかな夏の海が似合ってるよね。」
まず誉めるのが鉄則だ。
その子は、まだ不安さは残るものの、こちらに合わせて笑おうとしてくれた。
「僕は大人のモデルさんも撮すけど、今の君のような透明感がある爽やかな写真ってなかなか撮れないんだよね。
良かったら、もう何枚が撮らせてくれない?」
そして少女の返事を待たずにカメラを構えた。
ファインダー越しに少女を観察する。
年齢は10歳より上だろう。
胸はそんなに膨らんでないが、もう思春期には入っている。
おっ、ワンピースの上から乳首の突起が分かるな!
シルエットだけじゃなくて、ちょっと色が透けて見える。
これはラッキーだ。
足は細いな。
すんなりと長くて好きなタイプだ。
顔は可愛いんだが、普通の可愛いではなくて、美人タイプの可愛いだな。
田舎の子にしては、あか抜けた雰囲気。
観察をしながも、口では色々質問する。
とにかくこちらのペースに乗せるんだ。
「歳はいくつ?僕には五年生か六年生くらいに見えるんだけど..」
「今着てるワンピース、可愛いよね。お母さんが買ってくれたの?それとも自分で選んだの?」
少女ははにかみながらも、少しづつ答えてくれた。
「私、五年生..」
「これ、お母さんが買ってくれたの。大好きなの。」
そろそろ良いかな?
「ごめん、僕、勝也って名前なんだ。
君の名前、教えてくれる?」
またちょっとはにかんで、少女は教えてくれた。
「志帆。お父さんがつけてくれたの。」
「志帆ちゃんか!可愛い名前だね。」
いやらしい目的で少女に近づいてる時に、父親の話が出るのは気持ち的にはあまり好ましくない。
しかし、万が一の際、その父親から逃げるために役立つこともある。
「志帆ちゃんはこの近所に住んでるの?
お父さんが漁師さんだとか..。」
志帆は答えてくれた。
「家は近く。
お父さんは、私が小さい時に死んじゃって、お母さんが海女してる。」
片親かあ。
これまで片親の女の子と関係したことなかったな。
海女って海に潜ってアワビとか採ること?
勝也は不勉強で知らなかったが、その地区にはまだ海に潜る海女が、何人かいた。
志帆は、そんな母親が大好きだと言う。
田舎の少女にしては、都会的な顔立ちの志帆の母親が、ワイルドに海に潜る海女だとは、勝也はちょっと驚いた。
「すごいね、志帆ちゃんのお母さん。
それじゃあ、志帆ちゃんもお母さんみたいに海女になりたいわけ?」
志帆はちょっと困った顔をして言った。
「なりたいけど..」
「どうしたの?お母さん、だめだって言うの?」
「私、泳ぎ下手なの..。」
「えっ?全然泳げないの?」
「ううん、ちょっとは泳げる。
でも..、顔を海に浸けられないの。
ずっと顔を上げてしか泳げないの。」
うんうん、いかにも小学生らしい可愛い悩みだ。
「それって、練習すれば大丈夫だよ。」
「うん、私も練習してるの。」
「家で?」
「ううん、今もここでしようかなって思ってたとこ。」
ここでって、海に顔浸けようとしたら、服ずぶ濡れになるだろう?
「顔だけ浸けられるところがあるの?」
「ううん、パンツだけで海に浸かるの。
もちろん背が届く所で。
でも、顔を浸けても目を開けられない。
海の中で目が見えないと恐いの。」
勝也は、自分がごくんと生唾を飲むのが分かった。
「じゃあ、僕が手伝ってあげるよ。
僕もパンツで海に一緒に入るから。」
さすがに男に裸を見せることに、志帆は抵抗感があったようだ。
そこは押しだった。
「僕は大人のモデルさんのヌードとか仕事で撮してるから、女の人の裸を見てもエッチな気持ちしないんだよ。慣れてるんだ。」
「でもね、志帆ちゃんのお母さんが海女の仕事してるのを写真に撮したくなったんだ。
志帆ちゃんのお母さんから僕が好かれるように、ここで志帆ちゃんに泳ぎを教えてあげたいな。」
そう言うと、勝也は志帆の返事も聞かずに、服を脱いで本当にパンツ姿になった。
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