陽菜のクリトリスを弄るのに、ご隠居は皺のよった指で直接触った。
陽菜が痛がるのを承知の上で試したのだ。
陽菜が痛がりながらも耐えてくれたことは、ご隠居の気持ちを昂らせた。
ご隠居は右手の人差し指、中指を陽菜の口元に持っていった。
「わしのこの指をお舐め。
この指をお前のおまんこの穴に入れるが、唾が着いていた方が少しは痛くなかろう。」
陽菜はこくん、と頷くと、可愛い口を開けてご隠居の指をしゃぶった。
その直前まで、自分の割れ目を弄っていた指だが、陽菜は素直に「ご隠居様が、私が少しでも痛くないようにって言ってくれたんだ。」と思った。
たっぷりと陽菜の唾液を着けたご隠居の指が、陽菜の膣口に添えられた。
「ここがお前のおまんこの穴だよ。
もうすぐ初潮を迎えて経血を流し、男のチンポを入れられて女になり、赤ん坊を生んで母親になる大切なところだ。」
覚悟はしてるが、やはり恐いのだろう。
陽菜がごくんと唾を飲み、喉が小さく動いた。
ご隠居の人差し指が、ぐっ、と差し込まれた。
陽菜は無意識に股間に力を入れていたので、ご隠居はつい、グリグリと捩じ込むように指を動かした。
陽菜の身体がガクガク揺れた。
「どうかね。わしの指に耐えられるかね?」
ご隠居は顔をあげて、陽菜の顔を見て驚いた。
さっきまで、健気に明るく振る舞っていたが、限界が来たのだろう。
目にいっぱい涙を溜めて、「うっ...、うっ...」とこらえていたが、突然
「あーん、痛いよー!お母さん、陽菜、痛いよー!」
と小さな子供のように泣き出した。
ご隠居は、「この子もやはり普通の子か..」
と失望のため息をついた。
これまでのご隠居の経験では、一度このように心が折れてしまえば、あとは「帰して!帰して!」と泣き続けるだけだ。
どんなに宥めすかしても、もういやらしい雰囲気に戻ることはない。
陽菜は15分ほども泣いたろうか。
泣きながら口にしたのは、「お母さんー!陽菜、痛いよー!」の繰り返しだった。
陽菜の泣き方が少し大人しくなり、鼻をスンスンと啜るくらいになって、ご隠居は落胆しつつ、「もう泣き止むが良い。家に帰してやる。」
と言った。
これを聞いてほとんどの子は「本当に?」と聞き直す。
そして本当だと分かると、小さな子は緊張が解けたのか、また泣き出す。
少し上の子になると、啜り泣きながら「ごめんなさい..、ありがとうございます..」とお礼を言う。
ところが陽菜は
「ごめんなさい、ごめんなさい...」
と謝ったと思ったら、
「ごめんなさい、痛くても陽菜、我慢するから、してください..。」
と言い出した。
ご隠居は「めったに無い娘だな...」とは思ったが、多分これでは、泣いては止めて、泣いては止めて、の繰り返しになるだろうと思った。
やはり帰そう..。
そう思って陽菜を庭から家の中へと連れて入った。
「娘を帰すから、連れに来い」と事務所に電話をしようとした時、陽菜を待たせていた和室の方から変な音がした。
そんなに大きい音ではないが、ご隠居は何か不吉な気がして、電話を掛けるのをやめ、和室に入った。
そこでは、真っ裸のままの陽菜が、床の間に飾っていた日本刀の脇差しを引き抜いて、自分の喉元を刺そうとしている。
ご隠居が入ってきたのに気がつき、思い詰めた目から涙をボロボロ流しながら、ひきつった顔をしている。
「ばか!何してるんだ!やめんか!」
ご隠居は、山仕事で鍛えた大きな声で怒鳴り付けた。
この声を聞けば、酔っぱらって暴れているヤクザ者でも、一気に酒が覚めて大人しくなったものだ。
それなのに、陽菜はがたがた震えながらも、顔を横に小さく振り、脇差しの切っ先を自分の喉元に当てようとしている。
「ごめんなさい...」
「陽菜、もうお家に帰れない。死ぬから食べて..」
そう言うと、目を閉じた。
「危ない、本気だ!」
ご隠居の年老いた筈の身体が跳んだ。
畳二畳近くの距離を一気に詰め、陽菜が逆手に握っていた脇差しを、斜め下からはね上げるようにして天井に飛ばした。
陽菜はそのまま気を失って、ご隠居の腕の中に倒れこんだ。
陽菜が目を覚ますと、そこは温かな布団の中だった。
貧乏な陽菜の家のせんべい布団とは全然違う。
陽菜は丸裸のままで布団に寝かされていた。
誰か部屋に入ってきた。
ご隠居様だった。
「どうだ、もう治まったか?」
とても優しそうな顔だった。
自分が気を失う前、どんなことをしたのか思い出して、陽菜の顔がまた曇った。
私、痛さに耐えきれなくて、泣いたんだ。
そして、家に帰すって言われて、死ぬつもりだったのに..。
また涙が出掛けた時に、ご隠居が言った。
「お前のおまんこの穴はきつかったが、やっと入ったよ。」
えっ?だって私...、
「お前が倒れた後に、入れさせてもらった。
いや、お前があんなに思い詰めてたと良い年をして気づかなかったわしも迂闊だったわい。」
まだ良く状況が分からなくて、目をぱちぱちしている陽菜だったが、ご隠居はこう話を続けた。
「お前は、最近にない本当に賢い娘だ。
気に入った。わしのところに居なさい。」
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