翌日、私が学校から帰って来ても、兄は部屋の中から「お帰り~」と言っただけで、部屋から出て来なかった。
兄が、私があの約束を果たす時を、待ちわびていない訳がない。なのにいつまでも何も言ってこないのは、おそらく私がその時になって『やっぱりイヤ!』と言い出すのが怖かったのだろう。
仕方ないので、私の方から兄の部屋を訪ねた。
ノックしてドアを開けると、兄は机に向かって…高校の教科書を広げていた。
私はその姿を見て、グッと来てしまった。
『お兄ちゃん、高校に戻る準備してる。私が約束を守って、行けるようになるって、信じてるんだ』
私は兄のベッドに腰掛け、
「お兄ちゃん、ダイエット成功したんだから、あの約束…」と話しかけた。
「あ、ああ。そうだな」
「…いつにする?」
私にそこまで言わせて、兄はやっと立ち上がった。そのままベッドの横に座り、肩でも抱かれるのかと思ったらそうではなく、私の足元のカーペットの上に正座した。
「彩夏、本当にいいのか?俺なんかと…」
「カクゴできてるって言ったじゃん?」
それでもまだ兄は、いつということは言い出さなかった。
「…今夜、パパとママが寝ちゃったら、私の部屋に来て」
恥ずかしさをこらえてやっとそれだけ言うと、私は兄の返事も聞かずに自分の部屋にかけ戻った。
『とうとう言っちゃった…』
胸のドキドキが収まるまで、かなりの時間が必要だった。
その夜の11時30分過ぎ、兄が私の部屋に来た。
私は他人に身体を押さえつけられたり、脱がされたりする事が軽いトラウマになっていたので、はじめからブラは着けずに、上は素肌の上にパジャマだけ、下もショーツとパジャマのズボンだけという格好で、ベッドに横たわったまま待っていた。
兄が部屋に入ってきて、ベッドの横に立った。私は始めるキッカケを作ってあげるため、自分でパジャマのボタンを外し、前を広げた。なのに兄は、私の胸を凝視したまま動かない。
「コレ、まだ全然おっきくなくて…ガッカリした?」
「いや、すごくキレイだ…」
兄はそう言うと、多分無意識に股間を押さえた。
『お兄ちゃんたら、こんなコドモの胸を見て、おチンチンおっきくするなんて!』
私が呆れていると、兄の手が伸びてきた。乳房に触られるのだろうと覚悟していたが、兄は両手を私の肩の外側に置き、覆い被さるように乳首に唇を近づけてきた。
『んっ!』
兄が右の乳首をペロンと舐め上げると、前夜初めてクリちゃんに触れた時以上の電流が走り、私はビクッとなって軽く腰を持ち上げた。
この反応に安心したのか、兄は夢中になって小さな乳首を吸い、舌先で舐め転がした。すると私の乳首はどんどん固くしこって行き、自分でも見たことないような形に変形した。
そこから後は、曖昧な記憶しか残ってない。なぜなら、両乳首が完全に勃起させられたあたりから、なんだかフワフワと宙に浮いているような気持ちになり、どこをどう愛撫されているかもよく分からなくなっていたから。ただ、強い安心感と幸福感に満たされていたのは確かだった。
兄の優しい愛撫に陶酔しながら私は、
『セックスって、愛した人とするのがベストだと思ってたけど、ちょっと違う。安心して身を任せられる人。じゃなきゃ、こんな風にフワフワになれない』
『実の兄とかお父さんとかとしちゃう子がいるのも、そのせいかも』
などと考えていた。
ふと気になって目を開け、下を見ると、兄の頭が私の股間にあった。兄は私のいちばん恥ずかしい所を、一心不乱に舐めていた。
『やだ!そんなトコ…』
一瞬脚を閉じようとしたけど、すぐにまた快感の波に流されて、脱力してしまう。
すると兄が、私の開いた脚の間に膝立ちになり、ズボンとトランクスを下ろし始めた。それを見て私は
『とうとう…処女じゃなくなるのか…』
と思っただけで、抵抗しようとか、悲しいとかいう気持ちはなかった。
だが、兄のおチンチンの先端がアソコの襞を押し広げ、“ヌルッ”と膣口に侵入して来た途端、とんでもない痛みが私を襲い、天国から一気に地獄へ落とされた。
「いたっ!痛いよ!お兄ちゃん痛~い!」
予想を遥かに上回る、身体を引き裂かれるような痛みに、思わず兄を非難するような口調になっていたのかも知れない。
するとその一瞬あと、痛みがすーっと消えた。不審に思って顔を上げると…兄が、私の脚の向こうで、尻もちをついたような情けない格好で、こちらを凝視していた。
「ごっ!ごめん!バカだなぁ俺、お前が痛がるなんて全然考えてなくて……よし、ここで終わりにしよう。もうここまでで十分だ!」
そう言いながら、まだ巨大化したままのおチンチンをトランクスに押し込み、身繕いを始めた。
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