兄に、セックスだけは諦めてもらえないかと思っていたのに、自分から『カクゴはできてる』なんて言ってしまった。
私は昔から、その場の雰囲気に流されて思ってもいないことを口にしてしまう癖があったのだ。
その1週間後、夕食の前に、兄は家族を集めて体重計に乗ってみせた。64.9キロ。目標達成だった。
私達は拍手をして、兄の健闘を称えた。
父が
「やったな!それで、いつから学校行くんだ?」と聞くと兄は
「まず、同じ中学から行ってるやつらに会って、クラスの雰囲気とか聞いてみたいんだ」と話した。母は
「ゆっくりでいいわよ。ここまで頑張れたんだから!」と言って涙ぐんだ。
私ひとり、何も言えず、精一杯の作り笑顔でニコニコしているしかなかった。
その晩私は布団の中で
『どうしよう、もうごまかせない…お兄ちゃんに犯されちゃう!ハダカ見られて、胸とかアソコとか触られて…』
その場面を想像していると、不意に、あの時の記憶が甦って来た。女子の先輩たちに両腕を抑えられて、ヤンキーにショーツを太ももまで下ろされて…
『もしあの時、お兄ちゃんが来てくれなかったら、私今頃は、もうバージンじゃなくなってたんだ…』
兄が自分で走って来ず、警察に電話とかしてたら、間に合わなかったかもしれない。初対面の男の子たちに、きっと、濡れてもいないアソコに強引にねじ込まれて。どれほどの痛さだろう。それも、ひとりに挿れられて終わりじゃない。3人に入れ代わり立ち代わり挿れられて、ナカで出されて…そんなことになってたら、ショックで今頃は生きていなかったかも。
『お兄ちゃんなら、きっと優しくしてくれる。私の身体の準備ができるまで、ゆっくりと…』
その時の場面を想像していると、アソコがじんわりと熱くなってきて…無意識にそこを、ショーツの上から触っていた。それまでは、お風呂の時にシャワーのお湯をそこに当てるだけだったのに。
『練習なんだから、いいよね?』
私は自分で自分に言い訳しながら、ショーツの中に手を入れて、そこをいじり始めた。
外側の襞を指で広げ、中の粘膜の襞をなぞってみる。その一番上の端にある突起に指先が触れると、電流のような刺激が来て、身体が勝手にビクッと跳ねた。
『これか…みんながクリちゃんって呼んでるやつ…』
その豆を、円を描くように指先で撫で回していると、全身が熱くなり、ビックリするほど大量のおつゆが流れ出してきた。
『私の身体、もうちゃんと濡れるんだ。セックスの準備、できるじゃん』
そこから、もうひとつの気になるポイントへ。兄のおチンチンを受け入れる、その入り口。自分でそこに、性的な目的で触れるのは初めてだった。
粘膜の襞の、クリとは反対側の端にある穴。その縁に触れてみる。クリに触れたときのような強い刺激はなかったが、縁に沿って撫で回してみると、子宮の奥から甘く痺れるような快感がこみ上げてくる。
『やっぱりコレ、子宮につながってるんだ。ここを触ると子宮が、精子を受け入れる準備を始めるのかも…』
そんなことをイメージしながら、私は生まれて初めてのエクスタシーを経験した。
『お兄ちゃんが助けてくれなかったら、私はレイプで処女を失ってた。それなら、私の処女は、お兄ちゃんのもの…』
その夜、私は兄とのセックスを受け入れる決心をした。
でも、結局その日兄は、私との約束について、何も言ってこなかった。
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