【56話】
私はおじさんに連れられて、ショッピングモール3階の奥のトイレ前の廊下に行きました。そこは人通りの少ない場所で、奥にトイレがあるだけなのでトイレに行く人が通るだけの廊下でした。
「そこに座ろうか」
私はおじさんに言われて、トイレ前のベンチに座らされました。窓ガラスがあり陽の光が適度に入るベンチでした。
「さっきのおっさんがまた近くに来たら、また見せつけるようにしてやりなさい」
「え、、、、、、」
「スマホか何か見ながら気づかないふりして、生脚を見せつけてやりなさい」
おじさんは私に囁くように言いました。そして、男性用トイレに入っていきました。
私は一人でベンチに座ってスマホを触っていました。先程の中年男性が来るのかどうかなんて分かりませんでした、、、いや、来るわけないと思いました。私は小学5年生で、身長は142センチ。こんな子供の私の身体を見たい大人なんているわけないと思いました。、、、まあ、おじさんは別として。
でも、すぐに先程の中年男性はやってきました。私の姿を確認すると、少し離れた自販機のところに隠れるように立ってこちらの様子を伺っていました。
私がスマホを触っていたせいか、中年男性は私が気づいていないと思ったのか、さらに近づいて今度は大きな観葉植物に身を隠すように立っていました。中年男性もスマホを触っていて、私を見ていると気づかれないようにしていました。
(来た、、、ど、どうしたらいいの、、、)
おじさんに「見せつけてやりなさい」と言われたけど、子供の私にはどうしたらいいのか分かりませんでした。
(男の人はナマ足が好きなんだよね、、、)
私は5年生の子供なりに考えました。スマホを触るふりをしたままベンチに座って脚を少し開いて、太ももを掻くふりをしながら短めのスカートを捲りました。左の太ももを露出させて指で掻くふりをしました。
(は、恥ずかしい、、、、、、、、、)
私は自分の意思で脚を開いて太ももを見せてるのがものすごく恥ずかしかったです。スマホに夢中のふりをしていましたが、意識は中年男性のほうに集中していました。
(パ、パンツも見せたほうがいいの、、、、、、?)
私は自分で考えてすごく恥ずかしかったですが、両足を上げて抱え込むような体育座りをベンチでしたあと、両脚を左右にM字に開きました。向こうからは私のパンツと太ももが丸見えになっていたことでしょう。
(ああ、、、恥ずかしいよぉ、、、、、、)
私はまだスマホに夢中なふりをしていました。
チラッと中年男性を見たら、中年男性が手にしていたスマホが不自然にこちらを向いていました。スマホがというより、スマホのレンズが、、、というほうが正しいでしょうか、、、。
(や、やだ、、、私の下半身を撮ってるの、、、?)
私は恥ずかしくて恥ずかしくてたまりませんでした。全く知らない大人の男性にナマ足とパンツを晒して見せて、カメラで撮られているという事実に私は恥ずかしくてたまりませんでした。
(んっ、、、、、、やだ、、、)
恥ずかしさの中にドキドキする感覚も覚えました。
見られて恥ずかしくて嫌なのに、、、何でドキドキするの、、、と思いました。私は足を床に降ろしたり、また足を上げてM字に開いたりを何度か繰り返しました。中年男性のスマホはずっとこちらを向いていました。いったい何枚撮影したのだろう、、、と思いました。
(恥ずかしいよ、、、もう、、、やめてぇ、、、)
私は恥ずかしさとドキドキ感とでどうにかなりそうでしたが、そこでおじさんがトイレから出てきました。
「お待たせ、由香。行こうか」
「う、うん、、、!」
私はベンチから飛び跳ねる勢いで立ち上がり、おじさんにしがみついてその場を離れました。
中年男性はそれ以来後をつけては来ませんでした。
「しっかり生脚を見せつけてたね」
モールを出て駐車場に駐車していた車に乗ったら、おじさんが私に言いました。
「まさかパンツまで見せるとは思わなかったけどな」
おじさんは嬉しそうに私に言いました。
「み、見てたの、、、?」
「ああ、トイレの入口でね。誰も来なくて良かったよ」
「は、恥ずかしくて、、、もう嫌だよ、、、」
私はおじさんに言いました。
「でもあれだけ見せてたんだから、やっぱり由香は見られたかったんだよな?」
「、、、ち、違うよ、、、」
「自分のいやらしいナマ足とパンツを見られたかったんだよな?」
「、、、、、、」
私は恥ずかしくて俯いてしまいました。
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