【1話】
晩ご飯を食べた後、おじさんと私はリビングのソファーに座ってテレビを観ていました。
おじさんはお笑い番組を見て笑いながらビールを飲んでいました。
私も二人きりだということを特に警戒や意識することなく、おじさんと会話しながらテレビを観ていました。
「由香ちゃん呼んで良かったよ~。一人で寂しくテレビ観るなんて我慢できなかったから(笑)」
おじさんは嬉しそうに私のすぐ隣りに近づきながら言いました。
「おじさんもお婆ちゃんの家に行けば良かったのに、、、」
私が言うとおじさんは、
「午前中にちょっと仕事があってさ、行けなかったんだよ。でも良かったよ。こうして由香ちゃんと二人で楽しく過ごせるから(笑)」
おじさんは私の頭を撫でながら言いました。
「確かに夜に一人だと寂しいよね」
私がジュースを飲みながら言うと、おじさんは
「でしょ?由香ちゃんに分かってもらえて、おじさんは嬉しいな~」
と、今度は私の肩を軽く抱き寄せながら嬉しそうにしていました。
頭を撫でたり、肩を軽く抱き寄せたり程度のスキンシップは普通にあったから、私も特には気にしませんでした。
「ねぇ、おじさん。花火まだやらないの?」
私はソファーに座ったまま、おじさんに背を向けてソファーの横の床に置いてあった花火の入った買い物袋を覗き込みました。
ソファーの上から床に置いてある買い物袋を覗き込む形だったから、私はおじさんに背を向けて、さらにお尻も向けていたような形になっていたと思います。小学5年生の子供だった私は自分の背中や腰、お尻を自分の真後ろで舐め回すように眺めるおじさんの視線に全く気付いていませんでした。
「花火しようよ~」
私は花火の入った袋をゴソゴソと触りながら言いました。
「由香ちゃん、、、」
私の後ろでおじさんの声が聞こえました。
「ん?、、、」
私が振り返るとすぐ真後ろにおじさんがいて、そのままソファーに押し倒されてしまいました。
「なぁに?おじさんったら~」
私はおじさんがふざけてじゃれ合うように私を押し倒したと思っていました。だから私は、
「もぉ~、やめてよぉ~(笑)」
と笑いながら言いました。
「由香ちゃん、、、大好きだよ、、、」
私に覆い被さる形になったおじさんは、静かに私に言ってきました。
「もぉ~、私もおじさん好きだよ(笑)」
私はおじさんに笑いながら言いました。
でも、おじさんは怖いくらい真剣な目をしていました。おじさんが手のひらで私の頬にそっと触れてきました。このとき、子供ながらにおじさんが普通じゃないと気づきました。
「ごめんね、由香ちゃん、、、おじさん、、、もう我慢できないよ」
おじさんは言いました。
「何が、、、?」
と私が言いかけたとき、おじさんは私に強く覆い被さり、首筋にキスをしてきたのです。
「、、、!?」
私は何が起こったのか、理解できませんでした。
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