「俺はいいって」
「なんだよノリ悪りぃなー。もしかしておめー、すげーちっちゃくって恥ずいんじゃね?」
「バ、バカ、俺のは普通だよ」
「じゃぁ比べて見よーぜ。なぁ琢郎、三人で誰が一番デケェか、審判は久美子ちゃんな」
「ハハハ、イカれてんなオメェは。俺は構わねーけどよ」
「お、俺は遠慮しとくよ」
「やっぱ、ちっちぇーんだ」
「んな事ねぇって!」
雅也と琢郎はズボンとパンツを下ろし、下半身丸出しとなった。潤三も渋々それに従う。
「あんだよー、オメーら全然勃ってねーじゃんかよ。これじゃ比べようがねーし。ねぇ久美子ちゃん、兄貴と潤三のチンチン勃たせてやってよ」
「そんな……」
兄の方を見つめる久美子。しかしそこには残酷なくらいに冷たい笑顔。
「いつもやってんだろ?」
「う、うん……」
男たちの前で性器を触る恥ずかしさ、それだけではなく何だか理絵を裏切るような気がして、久美子は申し訳ない気分にもなる。しかし、拒否したところでこの兄が許してくれる筈もない。彼女は部屋の真ん中にテレビ画面を背にする形で正座させられた。その正面に仁王立ちする琢郎。
「潤三もこっち来いよ」
テレビに向かって琢郎の左手に並んだ雅也が言った。潤三は琢郎の右手に並ぶ。その、目線の高さに整列した男たちの股間を見て、久美子はつい吹き出してしまった。
「プッ、アハハハッ、兄ちゃんたち何してるかなぁ」
「どうする久美子ちゃーん、三本もあるよぉ? 両手じゃ足りないよねぇー」
「ハハハ、つーか、すげーシュールな絵だよな、これ」
つい笑ってしまった事で久美子の緊張の糸が一気に緩んだ。正面の兄を右手で掴み、左手で潤三を握る。潤三のそれは久美子に触れられた瞬間からむくむくと頭をもたげる。
「うっ、ああぁ……」
自分の手によってみるみる固くなってゆく、その反応が久美子にとって楽しくもあった。
「なんだよ、お前らまだ剥けてねーじゃん。つーか久美子ちゃん、俺のも握ってくれよぉ」
充分固くなった兄のと潤三の性器を放した久美子は、両手で唯一亀頭が丸出しとなった雅也の性器を握る。
「うおおお! いくら子供っつっても女の手で握られんと興奮すんなぁ! つーか、手、ちっちぇーなー」
「あたし、もうそんな子供じゃないです」
「琢郎ずりぃなぁ、お前だけいつもこんなことさせてんのかよ。俺も今度理絵に頼んでやって貰おうかなー」
「そ、それはやめてください! おねがいです……」
「やだなー久美子ちゃん、冗談だよー。それよりどーよ、比べてみて」
すっかり勃起した三本のそれを改めて見比べてみる。そして、それぞれ形も違えば大きさも異なる事に久美子は驚きを覚えた。
「やっぱ兄ちゃんのが一番おっきいかな。つぎが雅也さんので、三番目が潤三さん」
「マジかよぉ……」
「そう落ち込むなって。おい久美子、コイツの咥えて慰めてやれよ」
「ちょ、待てよ琢郎。そりゃマズいだろ」
「遠慮すんなって。エロ動画の見方教えてくれた礼だよ」
この大きさならそんなに苦しくないかも、と、そこまで考えて、久美子は抵抗を諦めている自分に驚いた。見ず知らずの男の性器を咥えさせられようとしている自分。
「潤三、ちょっとテレビの方、頭にして寝っころがれよ」
雅也に言われて潤三は仰向けに横たわる。
「そんで久美子ちゃん、テレビ見てみ」
画面にはちょうどタイミング良くフェラチオをしている無修正動画が映し出されていた。
「あれ、見ながら真似してみ」
初めて見る動画に久美子の心臓は高鳴る。大人のペニスを根元まで咥え込んでは頬を膨らませ、激しく頭を上下させている大人の女性。自分は兄にあんな事をしていたのかと、改めて恥ずかしくなってきた。そして今、天井を指す潤三の性器を前に躊躇う久美子を、三人の男がいやらしい目で注目している。
「早くしろよ、久美子」
兄の一喝。久美子は潤三の膝を跨ぎ、脈打つ性器に口付けをした。
「オラ、ちゃんと口開けろ」
久美子は兄に命令されるまま、目一杯開いた小さな口にゆっくりとペニスを呑み込んでゆく。歯を立てないように必死であった。
「うわぁ、女の子の口ん中って、こんな暖かいんだ。やっぱセックスもこんな感じなんかな」
鼻からゆっくりと呼吸をし、舌の上で性器を滑らせ、唇だけをすぼめる。舌の付け根に力を入れれば、それ以上奥に入って来ない事も分かった。徐々に要領を掴み始めてきた久美子。唾液を啜る音とテレビから聞こえる同じような音とが重なり合う。上目遣いになれば潤三の頭越し、自分と同じように、いや、寧ろ激しくフェラチオをする女性が映し出されていて、それに合わせて自分も頭を上下させれば、まるで大人になった自分を見ているような、そんな気分になった。
「やるねぇ久美子ちゃん。オレの妹もすでに男とヤッちゃったらしいけど、アイツもフェラとかしてんのかなー」
「ずいぶん慣れてきたじゃねぇか久美子。その調子で頑張れよ」
不意に降ってきた雅也と琢郎の声に、久美子は今、こんな事をしている自分が見られているのだと改めて思い出す。なすがままの潤三は久美子の舌と唇に刺激されるたびに短い呻き声を上げ、下半身は痙攣するかのように跳ねる。その振動が、ちょうど膝小僧に跨がる久美子の大事な部分を刺激した。
「んふんっっ!」
電流が全身を突き抜けるような感覚が久美子に襲いかかる。すると何かいけないスイッチが入ったかのように、口の中のまで敏感になってしまった。初めて口の中に指を突っ込まれた時の、そして理絵と大人のキスをした時の、あの感覚。
「ハハハハッ、おいおい見てみろよ琢郎ぉ、久美子ちゃん腰振り始めたぜ。コレ、感じちゃってんじゃねーの?」
「あぁコイツ、ガキのクセにすげー感じやすいみてぇでさ」
潤三の膝小僧に自分の股間をこすりつけている事に、言われて初めて気づいた久美子。短パンの下のパンツが何だかヌルヌルして来ても、彼女の動きは止まらなかった。
「く、久美子ちゃん……このまんまさ、口ん中に出しても、いいかな?」
潤三の言葉に首を横に振る。その瞬間、後頭部の辺りに兄の手が覆い被さった。それは鷲掴みするように押さえ付けて逃げる事を許さず、潤三のペニスを根元まで呑み込ませた。
「やべ、出ちゃう」
「んんーっ」
口の奥でビュウと発射され、どくどくと流し込まれる。喉を閉めているため、行きどころを失った唾液と性液が唇の端から溢れ出し、潤三の陰毛を濡らしていった。後頭部を押さえていた兄の手からは力が抜かれ、そのまま久美子の髪の毛を優しく撫でる。
「よく頑張ったな」
「んっ、ぶはっ、はあ、はぁ、はぁ……」
そう言って琢郎は、妹の口元をティッシュで拭ってやった。久美子はぐったりと力尽きた潤三の胸板に凭れ掛かる。
「偉いねぇ久美子ちゃん、もうすっかり大人じゃーん」
言いながら雅也は久美子の尻に手を乗せ、そっと撫でてやった。
「あっ……」
ぞくり、と全身を震わす。琢郎も頭を撫でていた手を背中へと滑らせる。
「うぁっ、くっ、くすぐったいよ」
その手は尻へ。雅也と二人で、まだ発育していない少年のような尻を撫で回す。揃えた膝の上を跨いだ姿勢のままの久美子は、両脚を左右に広げたまま。
「うっ、んっ、なんで……兄ちゃんたち、なんでそんなにあたしのお尻さわるのぉ?」
「久美子ちゃんのケツ、ちっちぇーなぁって思ってさー」
「体はまだまだガキなんだよな、コイツ。耳年増つったっけ、エロ知識ばっかあるみてぇなんだよ。だいたいその知識もオメんとこの妹から教わってる見てぇだぜ」
「あー、俺も理絵にゃ色々教えてやってっからな。てことはよ、久美子ちゃんのエロ知識って、俺発信て事?」
「ハハハ、そうなるな」
「なんだよ、そう言うのは琢郎が直接教えてやんなきゃダメだろー。なにチンチン握らせたりフェラさせたりしてんだよオメーは」
二人の笑い声の下、久美子のお腹の辺りに挟まれていた性器が、再び固くなり始めた。首もとに掛かる熱い吐息を感じた潤三は、今度は自分が気持ちよくさせてあげようとばかりに、膝をぐりぐりと久美子の股間に押し付けてみる。すると久美子は彼のTシャツの胸元をギュッと掴んだ。彼はそんな久美子の頭を優しく撫でてやる。
「だめ……おかしくなっちゃってる、あたし……」
ちょうどクリトリスが隠れている辺りに当たる膝に、久美子は自らも腰を動かし刺激する。
パンっ!
「きゃっ!」
勢いよく尻を叩いた琢郎。その刺激に久美子は、大事なところから何かが溢れ出すのを感じた。
「なーに腰振ってんだよオメェ。まだガキのクセに」
彼は久美子の腰を持ち上げ膝を立てさせた。ちょうど尻を突き出すような格好となる。
パンっ!
「あんっ!」
雅也も真似して叩いてみれば、喘ぐような声。その反応を楽しんでいる。
「おいおい琢郎、お前の妹、すげー濡れちゃってんじゃね?」
短パンの裾から光るものが伝う。溢れている証拠だった。
「ダメじゃねぇか久美子オメェ、パンツぐっちょぐちょに汚しちまってんだろ」
パンっ!
「はうっ」
お仕置きとばかりに叩くたび、ビクリと跳ね上がる尻。それを見て笑う琢郎と雅也。
「兄ちゃん……ごめんなさい。オシッコじゃないの」
「じゃぁなんだよ、これは」
「その……たぶん……」
久美子はもう知っていた。濡れる、ということを。
「やべ、オレ妹で勃っちまってんだけど」
「ハハハ、琢郎は変態兄貴だからいいんだよ」
「でもオレ、ロリコンじゃねぇぞ」
「俺だって、ちげーよ。でも久美子ちゃんの感じ方がさー、小六とは思えねぇくらいエロから、見てると勃っちゃうんだよねー」
パンっ!
「はぅっ」
叩かれれば叩かれるほど溢れてくる。短パンと言っても紺色の体操着。雅也はその股間の辺りに滲んできた染みをなぞる。指先に感じる割れ目。彼自身、女の子の股間をじっくり触るのは初めてだった。やがて彼は、短パンの裾から顔を覗かせる脚の付け根へと指を滑らせた。
「久美子ちゃんさぁ、オナニーとか、もう覚えてんの?」
潤三の胸板にうずめた顔を横に振る。
「でもさぁ、もう知ってんでしょ?」
「んん……」
「じゃぁさぁ、やってごらんよー。ウチの理絵だってもう覚えてんだよ」
「やだ……」
「いいじゃんか、どうせオレらしか居ないんだしー」
「はずかしいよー」
「もう、こんだけオレらの前で感じちゃってんだから、いまさらじゃーん」
短パンの裾の隙間から、ゆっくりと雅也の指が進入してゆく。同時に彼は左手で、自らの性器をしごき始めた。
「だめ……」
潤三が背中をさすり、雅也の指は濡れたパンツ越しに小さな膨らみを撫で、琢郎は時折尻を叩く。そのくすぐったさと恥ずかしさと痛みとが波のように押し寄せ、久美子の思考を麻痺させていった。
「やっ……んあっ、ああっ!」
「久美子ちゃんオレもう我慢出来ねーよ。今度はオレの咥えてくんねーかな?」
「……うん」
雅也はそう言うと潤三の隣に、頭の向きを逆にして仰向けに寝そべった。久美子は促されるまま潤三の上から雅也の上へと乗り移る。兄のとも潤三のとも違う、鬼頭が完全に顔を出した大人のペニス。彼女はそれを目の前で観察するだけで鼓動が早くなった。苦さを我慢しながら尿道から滲み出る透き通った粘液を舌先で掬えば、ピクピクとねだるように動く。
「はもっ」
熱い。そうお互いが思った。
「うわやべーっ! こんなんされたら、すぐイッちまうってー!」
雅也の目の前には久美子の尻。ちょうど顔を跨ぐ格好となった太腿の内側に両手を這わし、指先で脚の付け根をなぞれば鳥肌が立つ。
「んんっ!」
琢郎はそんな妹の右手を掴み、それを彼女の股間へと持っていった。そして短パンを少し捲り、その小さな手をパンツの中へと差し込む。
「自分で弄ってみろよ、久美子」
嫌だ。そう思っている心と裏腹に、久美子の手は自らの大事なところをまさぐり始める。雅也の両手が久美子の割れ目を左右に広げ、パンツの中で彼女の指はすんなりと沈んでいった。
「んぐっ、んぐっ」
生肉を咀嚼するような音。つい、口の動きも鈍る。
「なんだ久美子ちゃん、ちゃんとオナニー出来るじゃーん。俺、じかに見たいなぁー」
「いいぜぇ」
兄が答える。久美子に選択肢は無かった。琢郎が短パンの裾とパンツを強引に引っ張ると、赤く腫れ上がったアケビのような房が露わとなる。それは溢れた粘液に濡れ、テラテラと輝いていた。
「ぷはっ! や、兄ちゃんちょっ!」
「誰が顔上げていいって言ったよ? オメェは黙って続けてろ」
「ハハハ、とんでもねー変態ドS兄貴だなぁ」
「や、はずかし……」
「久美子ちゃん、オレら全員パンツ脱いでんだぜぇ、一人だけ見せないのはズリぃよぉー」
琢郎は妹の頭を押さえ付け、再び雅也のペニスを咥えさせた。雅也が片方の房を横に広げれば、濡れた粘膜が空気に晒される。むせ返る熱帯の中からやっと解放されたかのように、割れ目の端に隠れていた膣口が呼吸する。
「おおー、ネットで見んのと全然ちがうな。でも男とヤリまくるうちに、あんな風にグロくなっちゃうのかなぁ」
気が付けば雅也の頭の隣に潤三があぐらをかき、久美子の秘部を眺めながら勃ったペニスをしごき始めていた。
「潤三オメー、さっき出したばっかじゃねーんかよ」
「だってさぁ」
みんなにパンツの中を見られてる。その恥ずかしさで気が狂いそうなのに、見られてるところを擦り続ける自分の指が止まらない。ポタリ、と垂れた雫が雅也の胸元に落ちて染みを作った。琢郎は短パンとパンツをずらしたまま。強く引っ張るあまりに、肛門まで彼らの視線に晒されてしまった。
「やべー、オレもう限界っ! 出るっ!」
その言葉に答えるように、久美子は頭を激しく上下させる。唾液まみれのペニスが立てるズブズブという音と、粘液まみれの膣が立てるヒチャヒチャという音、それらに全員の荒い息遣いが重なり合った。
「ぐっ!」
久美子の口の中に断続的に放出される精液が、すでに性感帯の如く敏感になった口腔を叩き続け、彼女は激しく腰をくねらせた。
「んぶぶっ!」
同時、雅也の顔の上で口を開いた膣口から、チョロ、と透明な液体が飛び出る。
「かっ……はあぁっ……」
そして久美子は雅也の腹の上で、ぐったり力尽きた。それでも彼女は、ビクビクと痙攣が止まらない。
「久美子ちゃん、まだ小学生なのにイッちゃうなんてすごいね。よっぽど敏感で感じ易い身体なんだろうね」
「って、潤三! オメェいつの間に出してんだよ」
「ハハハ、密かにね」
呆れ顔の琢郎の前で、潤三はペニスをティッシュで拭っていた。
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