浴場を出て、僕はメイと両親が寝る部屋まで送っていった。途中なんとなく気まずくて、ふたりとも無口になったが、部屋の前で分かれる時にメイがそっと
「あとでね」と囁いた。それが夜9時過ぎ。
僕は自分の部屋に戻ってから、『メイは本当に来るだろうか?』と考えた。
11歳のメイにとって、両親と一緒に寝ている部屋から、親が寝静まるのを見極めて抜け出してくるのは、簡単なことではない。
加えて、お湯の中で破瓜したとはいえ、挿入ったのは全体の半分以下。僕の大人サイズのペニスを奥まで全部受け入れ、その後膣内で動かれたら、苦痛はさっきの比ではないだろう。その恐怖と不安から、部屋を出る決心がつかないかもしれない。
11時が過ぎ、12時近くになってもメイは来なかった。
待っている間、少しだけヒニンということについて考えた。この時まで僕は素人童貞。まして処女なんて相手した事はない。さっき半分まで経験した、あの強烈な締め付けと膣内の熱さ。全部挿入したら、どれ程の気持ちよさだろう。その中で、膣外射精なんて芸当ができる自信はなかった。
といって、ここは鄙びた温泉宿。この時間に歩いて行ける距離に、避妊具が買える店があるとは思えない。
みんなで乗ってきたワンボックスカーを使えば、一番近いコンビニまで行けないこともないが、出掛けている間にメイが来るかもしれないし、そこまでして準備して、結局メイが来なかったらバカみたいだ。
そんな事を堂々巡りに考えていると、不意にドアを小さくノックする音がした。
急いで開けると、メイが心細そうに立っていた。僕が手を伸ばして腕をつかむと、安心したように首に手を回して抱きついてきた。
僕はメイを力強く抱き寄せ、鍵を閉めると、そのままお姫様抱っこで布団まで運んだ。布団に寝かせると、メイは上半身だけ起こし、浴衣の帯を解いて前を開くと、仰向けに横たわった。
浴衣の下はタンクトップとショーツのみ。温泉の脱衣場で見たときより1枚少なくなっている。
僕はメイの横に座り、タンクトップを捲った。ついさっき見せてもらった、小さいが形のいいおっぱいが現れる。
膨らみ始めの胸は、先端に肌着が擦れるだけでも痛いと聞いた。ましてがさつな男の手で乱暴に揉まれたら、悲鳴を上げるだろう。
僕は左の乳房を、先端に触れないようにしながら、触るか触らないかの微かなタッチで撫で、軽く口を開けて右の先端に近づけて行った。
あと少しで着地!という所でメイが
「ねぇサトシ君…」と話しかけてきた。
「ん?」
「あたしさぁ、もうショジョじゃないんだよね?」
僕はお湯の中で、メイの破瓜の血が赤い湯の花になるのを確かに見た。
「そうだね」
「じゃあもう、最後まで入っても、イタくないかな?」
ここで気休めを言って、セックスを先に進めることはたやすい。でも僕は、本当にメイが大好きだったので、とてもそんな気にはなれなかった。
「どうかな。奥の方は細くなってるみたいだから、さっきより深く入れたら、痛いかも…」
僕がそう言うとメイは
「そっかぁ…」
とだけ言っただけで、静かに目を瞑った。
『たとえ痛くても、最後までガマンしてくれるつもりなんだな』
僕はメイの言葉に感動しながら、右の乳首を軽く弾くように、下から上へひと舐めした。
途端、メイは「んっ!」と小さく叫び、背中を軽く弓反りにした。
「ごめん、痛かった?」
僕が聞くと、メイはギュッと目を瞑ったまま、ブンブンと首を横に振った。
「…キモチよかった?」
メイは大きく頷いたあと
「こんなにキモチいいなら、もっと早くしてもらえばよかった」
といった。
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