僕もその後を追って、浴室に入った。
メイは慌ただしくかけ湯をすると、浴槽の手前、底が一段高くなっている所に座った。
僕はその横に並ぶと肩が出てしまうので、反対側の壁に座る。少し、気まずい空気が流れた。
するとメイが、お湯の中をツーッと近づいて来て、
「そこ、座ってもいい?」
と聞いた。
そこというのは僕の膝の上。冬に僕がコタツに座っていると、メイはよく、僕とコタツの間に入り込み、僕に柔らかい背中をもたせかけてくれた。だがもちろん、ふたりともハダカでそんなことをするのは初めてだった。
僕は「うん」と言ったあと、胡座をかいていた脚をまっすぐ伸ばし、水面に向かって元気に勃起している肉棒を、自分の太ももの間に押し込んだ。いくらなんでも、メイを肉棒の上に座らせる訳には行かない。
メイの柔らかなお尻が、僕の太ももに乗る。僕は両手でメイの身体を抱きかかえるようにしながら、指先でさっきの続きを始めた。
「んっ!」
僕がついに、クリトリスを見つけ出し、右手の爪の先で軽く弾くと、メイは小さく叫んだ。
そこを中心に、狭い襞の中を円を描くようにこね続けると、メイは
「は~っ…」
と長いため息をつき、背中を僕に預け、軽く閉じていた脚をゆっくりと開いていった。
乳白色の温泉の中で開く白い脚を見て僕は、『お湯の中で咲く白い花みたいだな』と思った。
メイのそこが濡れ始めているかどうかは分からなかったが、僕の膝の上て時折ビクッ、ビクッと跳ねるので、感じているのは間違いない。
そこで僕はメイに、妄想の中で何度も取らせたポーズを頼んでみることにした。
「メイちゃん、そのまま立って、向こうの縁に掴まってみてくれる?」
「こう?」
「そしたら、そのまま膝を伸ばして、お尻持ち上げてみて」
メイが言われたとおりにすると、白いお尻がお湯の中から僕の目の前に現れた。
ふたつの尻たぶの合わせ目の下に、陰裂の下端がわずかに見える。
両手を伸ばして尻たぶの下を左右に広げると、襞が開き、丸い膣口が現れた。
「やだこれ!超ハズい!」
メイは叫んでお湯の中に沈み込もうとしたが、それを妨げるように僕は、下からそこを舐め始めた。
「あっ…あん!あっ…あっ…」
浴室の中に、メイの喘ぎ声が響く。
僕の口の中に、温泉のお湯の味とは違う、熟した果実の香りが広がる。膣穴から愛液が溢れ出ているのは間違いない。
ひとしきり舐めたあと、少し顔を話して見ると、最初見たときより膣口がわずかに広がり、ヒクヒクと蠢いている。僕にはそれが、僕のモノを待ち侘びているように見えた。
夢の中のように、僕は立ち上がり、そそり立ったペニスの先端を膣口にあてがった。
メイの中途半端な性知識では『立ちバック』などという挿入体位があること自体知らなかっただろう。だが僕が不意にクンニを止めて立ち上がったので、不審に思ったのか
「え?なにするの?」
と聞いてきた。
ほとんど押し込んではいない。まるで膣口が自分で口を開き、ペニスを呑み込んだような滑らかさで、亀頭が膣口に入った。
だがそれと同時にメイにはひどい苦痛がもたらされたらしい。
「いっ!痛っ!…やだぁ!」
鮮血が一筋、メイの太ももの内側を伝って水面に落ち、赤い花のようにしばらく揺れていたが、まもなく掛け流しの湯に流されて行った。
メイは浴槽の外へ逃げようとしたが、脚を上げて縁を乗り越えようとすると挿入が進みやすくなることに気付き、諦めて身体を左右にねじって逃れようとした。
だが僕は、目覚めてしまった本能のままに、メイの腰骨をガッチリ掴んで離さず、腰を押し付けた。
更に2~3センチ、挿入が進んだ。
「サトシちゃんやめて!ここじゃダメ!お湯が入っちゃう」
この言葉にようやく僕は、動きを止めることができた。
「今夜、サトシちゃんの部屋に行くから!絶対行くから!ね?」
僕は我に返り、メイの腰から手を放すと、そのままヨロヨロと後退し、最初にいた場所に座り込んだ。
メイはクルリと向きを変えて僕に近づき、たった今破瓜したばかりの股を大きく広げて僕の腰に跨り、首に細い腕を絡めて来た。
そして泣き声で
「ゴメンね、サトシちゃん。あたし調子に乗りすぎた」
謝るのは僕の方だったが、あまりの事に、言葉が出てこなかった。
「男の人はコーフンしたら止まらなくなるって聞いてたのに、いっぱいチョーハツしちゃって…」
僕は黙ってメイを抱き返した。
「イタイことして、ゴメン…」
僕がやっとこれだけ言うと、メイはフルフルと首を振り
「サトシちゃんとするの、イヤじゃないよ。スキだから、早く告白して、そうなりたかった。でも、ここでとは思わなかったから、ビックリしちゃって…」
僕はお湯の中でもう一度メイを抱きしめ、唇を重ねた。
ふたりにとってのファーストキスだった。
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