僕らの小学校時代の土曜日は隔週で学校へ通っていた。午前中だけ授業を行い、お昼前には下校が始まる。僕は午前中で学校が終わる土曜日が好きだった。
今日は彼女と下校はせず、帰り道が同じ方向のクラスの男子と下校していた。信号で足止めされている僕の先には同じ団地に住む女友達数人で賑やかに彼女が歩いているのが見えた。
「なぁ、お前、あいつと付き合ってる?」僕は驚き彼の顔を見た。「いやぁーこの間ショッピングセンターを二人で歩いてるの見たからさ。どうなん?」しばらく考えた後に「…うん、付き合ってる」と言ったと同時に信号が青に変わった。
彼と一緒に横断歩道を渡っていると「やっぱかー。別に誰かに言うとかじゃないんだけどさ、前から気になってたんだ」「じゃあ、俺、こっちだから。」「うん、また月曜日!」僕は彼に手を振り別れた。
初めて誰かに彼女と付き合っている事を伝えてしまい、少し後悔しながら団地へ向かった。
団地へ到着したがちょうどエレベーター二機が上に上がって行くのを見送った。エレベーターの呼び出しボタンを押したがこれは当分来ないなと見つめ階段へ向かった。
彼女もお昼ご飯を食べに先に帰ったかなと思い、階段を数段登りかけたその時だった、大きな声で「わぁ!」という声ともに彼女が飛び出してきた。
僕は「うわあ!」と驚き大きく怯んだ。目の前では彼女がお腹を抱え笑っている。「び、びっくりしたー。何してんの?!」「あー面白い、待ってたんだよ?」「…そ、そっか、ありがとう」もっと違う待ち方ができないのかと彼女を見つめた。
心臓がまだドキドキしている。「ねぇ、お昼食べたら遊ぶでしょ?」「うん、もちろん」「じゃあ食べ終わったら電話するからね」電話…母親が電話を取ったらどうしようといつも内心穏やかではなかったがわかったと僕が住む四階で別れた。
家の鍵を開け、「ただいまー」と言いながら玄関に入ると家の中は真っ暗だった。いつもならダイニングで母親が昼食の準備をしながら出迎えてくれるが今日はいない。不思議に思いながら奥の部屋を見るが誰もいない。
ダイニングの灯りをつけるとダイニングテーブルに書き置きがあった。「友達と駅前まで買い物に行ってきます。何か適当に食べてて。」これは夕飯の時間ギリギリまで帰ってこないと悟った。
ため息が出た。ランドセルを下ろし、洗面台で手を洗いながら何を食べるか考えた。料理ができない僕はカップラーメンしかないとなと思い、濡れた手を拭きながら食器棚の下の扉を開けた。
やかんでお湯を沸かしながらダイニングにあるテレビを見ていると呼び鈴が鳴った。宅配便?と思いながら椅子から立ち上がり、ドアスコープを覗くと彼女が手に何か持ちながら立っていた。
直ぐにドア開けると僕が喋る前に彼女が喋り出した。「うちのお母さんと君のお母さん、駅前まで買い物行ったみたい!」と一つのカップラーメンを胸に抱えながら喋ってきた。
そうゆう事かと納得した。「一緒にお昼ご飯食べよう!」と彼女が持参したカップラーメンを僕の前に出し、目を輝かせながら言ってきた。もちろんと笑い、僕は彼女を家に入れた。
「ちょうど僕もカップラーメン食べようとしてお湯を沸かしてたところだよ」と椅子を後ろに引き彼女を座らせた。「お湯入れて来るか迷ったけど入れてこなかった」「入れて来ないで正解だよ、危ないよ」と言った時、ちょうどお湯が沸騰し始めたので火を止めた。
やかんを手に持ち、熱湯をカップラーメンに注いでいると熱湯をこぼさないか不安そうな表情で彼女は僕を見ている。注ぎ終わり、近くに置いてある砂時計を逆さまに置き、サラサラと流れ落ちる砂が下に溜まっていくのを二人で見守った。
「なんか新婚さんみたいだね」と彼女は言い出した。前に二人で初めてファストフード店で一緒にハンバーガーを食べた時も恋人同士みたい!と彼女が言ったの思い出したが今日は新婚さんときた。
あの時は「僕たち、こ、恋人同士じゃないの?」と小声で言ったが彼女は「そうだけど…わかってないなー」と不満げに返してきた。今日は「そうだね、新婚さんみたい」と言うと彼女はにこにこ笑っている。
砂時計の砂が全て下に落ちたのを確認して二人でカップラーメンの蓋を剥がした。
二人で手を合わせラーメンを食べ始めた。「あちい…」一度麺を口に寄せたものの彼女は猫舌のせいか麺を箸で掴んでいるが中々口に入れようとしない。こんなに湯気が上がっているラーメンをよく食べれるなと言いたげな表情で僕を見てきた。
「どうかした?」と聞くと「ううん、何も。二人で食べるラーメン美味しいね!」と彼女が突然言ってきた。「うん、美味しい」と返すとふふっと笑い、ご機嫌にラーメンをすすり始めた。
しばらくして二人で手を合わせながら昼食を終えた。食べ盛りの僕にとっては少し足りないなと思いながら立ち上がると突然彼女が何かを思い出したように立ち上がった。
「あ!お願いしてた昨日の音楽番組、録画してくれた?!」とテーブルに両手をつき片付けをしている僕に聞いてきた。
昨晩突然、彼女の母親と彼女が僕の家を訪ねて来たのだ。何事かと思ったらビデオデッキが壊れ彼女が大好きなバンドが出演する音楽番組を録画できないので録画をして欲しいとビデオテープ持参で来たのだ。
「ねぇ、今から一緒に見ようよ!」彼女が少し興奮気味で言ってきた。「そうだね、せっかくだから見ようか」片付けを終え少し大きめなテレビが置いてある別の部屋に移った。
「でも昨日テレビで見てたんじゃないの?」と聞くと「何回見てもいいの!」とテレビの前に正座で座り始めた。彼女の後ろにビーズクッションを置き、テレビを操作し始めた。
テレビからギターフレーズが聞こえ司会の人が喋っている。彼女はビーズクッションに座り、目を輝かせながら自分の両手を握っている。
ビーズクッションに座る彼女の隣であぐらをかきながらぼーっとテレビを眺めていると彼女がビーズクッションのスペースを少し空け、ぽんぽんと叩いた。ここに座れと無言で言われた気がした。
一人掛けのビーズクッションなので少し窮屈だったが彼女の隣に座った。すると彼女が大好きなバンドが紹介された。「ああ…かっこいいー…」と乙女の顔でテレビを見つめていた。
彼女はボーカルではなくベースの人が好きらしい。テレビに出演してもボーカルばかり映って悲しいとも言った。「ね!ねぇ!歌うよ!ちゃんと聞いてて!」と肩を叩いてきた。どうやら一番最初に歌うらしい。
アコースティックギターとハーモニカの爽やかのイントロが流れ始めた。バンドというから激しい曲かと思えば聴きやすい歌だ。曲が終わると「どうだった?いい曲じゃない?」とまた興奮気味で聞いてきた。
「うん…このバンドかっこいい」「そうでしょ!そうでしょ!」と彼女は嬉しそうに僕の肩をぽかぽか叩く。「んーもう一回!」とリモコンを手に取り巻き戻した。
僕はいつのまにかビーズクッションにもたれかかっていた。
もう何度目だろうか、彼女は何度も巻き戻し再生を繰り返しいていた。このバンドが好きだと聞いていたが思っていた以上に熱心だった。でもいつもと違う彼女の表情を僕は横から眺めていると食後のせいか少しウトウトとし始めた。
そんな僕に気づいたのか「あ、ごめん。ほったらかしにしちゃった」と落ち着き始めた。「満足するまで見てていいよ」と言ったが「ううん、大丈夫!また家で見る!」と言いながらビデオデッキからビデオを取り出した。
何度も見たのにまだ家でビデオを見るのかと思いながら瞼をゆっくり閉じた。
ハッと目を開け体を起こし時計に目をやると一時間ほどは経過していた。そばでは彼女が静かに寝息を立てている。彼女がそばにいる事に安心していると彼女も起きてしまった。
目をこすりながら体を起こした。「あ、起きた?私も寝ちゃった…」と寝ぼけ気味で笑いながら両手を組んで上へ大きく伸びをした。「ごめん、起こしちゃったね」「ううん~何かよく寝れた」
すると彼女はビーズクッションにどさっと寝た。少し間があった後「こっち来て」と言いこちら向かって両腕を広げた。彼女のそばに移動して彼女を覆い被さるように抱きしめた。
「うう…苦じいよー」と背中を叩いたが彼女は笑っている。少し顔を上げ、ゆっくりと彼女の唇に近づき唇を交わした。すぐに彼女が舌を差し込んでくる。
キスをしながら彼女のシャツの下から胸に手を伸ばすといつもと少し違う感触に気づいた。体を起こし、シャツを捲るとスポーツブラからブラジャーに変わっていた。
彼女はこちらを見ながら「ブラジャーデビューした」とニヤニヤしている。「外せるかな?」とさらにニヤニヤしながら言ってきた。彼女の背中に手を伸ばしたがブラジャーのホックを外すのに四苦八苦した。
彼女は急に立ち上がり、もうと言いながら僕に背を向けて座った。「ホック…繋がってる所の近くを両手で持って両側から押し込んでズラすの」彼女の言う通りに何度か試すとやっとホックが外れた。
すると彼女が「あ、コンドームある…?」少しこちらに振り向きながら言ってきた。「持ってない…」大事なものが無いことに気づき落ち込んでいると「んー私の家の使いすぎるとお姉ちゃんにあとで言われそうだから買いに…行こうか」
「え、どこに?」「すぐそこに売ってるよ」「すぐそこ?いくらするの?」僕の財布に小額の金額しか入っていない事に不安になった。「確か五百円だったかな」僕が必死に外したホックをつけながら彼女は言った。
僕たちは早足で団地から五十メートルほど歩いたところにある煙草屋の手前に着いた。二台ほど煙草の自販機が並んでいる。「あそこ?煙草屋だけど…」「その隣に小さい自販機があるでしょ」
タバコの自販機に比べるとに明らかに小さく地味な自販機が置いてある。「え、あれ?」「そう、あれコンドーム売ってんだよ」知らなかった。よくお遣いで父親のタバコを買いにあの煙草屋を利用していたが
ずっと何を売っているのか気になっていた。僕は財布を取り出し大事に取っておいた五百円硬貨を取り出し、駆け足で自販機の前に立った。自販機を見ると「明るい家族計画」と書かれている。
周りを確認して急いで五百円効果を投入しボタンを押し落ちてきた箱を取り出した。少し離れた場所から彼女がこちらを見ている。彼女の元に戻ると「買えた?」とこちらを見てきた。彼女の前に箱を突き出した。
家に帰る途中に「ねぇ…コンドームが売ってるって誰に教わったの?」と聞くと「ああ、お姉ちゃんが教えてくれた」と返ってきた。こうゆう事に関しては兄弟がいる人が有利なのかと一人っ子の僕は嘆いた。
家に上がり彼女の手を引っ張りながら先程いた部屋にあるビーズクッションの近くに二人で座わり、僕たちは互いの手を取り見つめ合った。照れ臭そうに彼女が笑っている。
彼女に近づき小さな唇に僕の唇を交わしながら彼女をビーズクッションに倒した。二人の舌先がゆっくり絡み出し、僕は彼女の膨らみをシャツの下から優しく撫でる。
彼女の背中に手を回しブラジャーのホックを外そうとすると「待って」と言い体を起こした。「私が外した方が早い」と言い自分で外してしまった。
自分で外したかった!が彼女はブラジャーのホックを外した後、ドサッとビーズクッションにもたれ自分でシャツとブラジャーを捲りながら「はい、どうぞ」と目線を逸らし恥ずかしそうに膨らみを差し出してきた。
彼女の膨らみに近づき両手を添え撫で始めた。彼女は目を瞑り頬を赤く染めている。ゆっくりと膨らみに顔を近づけ乳首を舐め始めた。
「あっ」と彼女の口から漏れた。緩急をつけ彼女の乳首を舐め上げていくにつれ彼女の息遣いも荒くなっていく。「気持ちいい?」と聞くと目を瞑りながら頷いた。
僕は体を起こし彼女のズボンとパンツを脱がすと薄くまだ生え揃っていない隠毛が見える。彼女は足を伸ばし片手でアソコを隠している。
彼女の両足を横へ少し開き、両手で太腿を下から掴み彼女の体の方へ押し込んだ。「手…どけて…」「やだ恥ずかしい…」「前も舐めたよ…?」「それでも恥ずかしい…」彼女は手を退かさない。
彼女の足を一度下ろし、手を体の横へ置き再度両手で太腿を下から持ち彼女の体の方へ押し込んだ。もう抵抗はしてこない。ゆっくりと彼女のアソコに顔を近づけた。
すると生暖かい温もり、性欲を掻き立てる匂いに包まれた。ゆっくりとクリトリスを舌先で舐め上げた。「あっ」と彼女の上半身が捻り始め、さらにクリトリスを責める。
「ああっ」とさらに体を捻りピチャピチャと彼女のアソコを舐める音、彼女の喘ぎ声が小さく部屋に響いている。彼女はビーズクッションを強く掴んでいる。
「あっ、だっだめっ!あっ、ああっイっちゃうっ!」彼女の体は大きく痙攣した。アソコは愛液まみれになっている。
「…ちんちん…入れて欲しい」彼女が言ってきた。僕は立ち上がり先ほど買ってきたコンドームをズボンのポケットの中から取り出した。
箱を開け、コンドームを取り出したが「下、脱がないの?」と少し笑いながら彼女が言った。分身も出さずにコンドームを取り出していた。一度深呼吸をしてズボンとパンツを同時に脱ぎビンビンに勃起した分身を露わにした。
夏休みが終わる前に一度、彼女の家で行為をする機会があった。その時に自分でコンドームをつける練習した成果を見せる時が来た。コンドームをビニールから取り出し、表裏を確認し分身に被せていく中、装着する様を彼女が見つめている。
「ちゃんとつけられたね」とビーズクッションに彼女がもたれた。僕は彼女の足を開き、分身を近づけた。「入れらるかな…」と僕に一瞥をくれる。「もう大丈夫…のはず」と真上に向く分身を彼女のアソコに向ける。
やはり分身を挿れるのに苦労しているそんな僕を見て彼女の手が分身に伸びできた。「すごい…硬いね。ここだよ?」と言いながら膣へと導かれた。
分身の先端がゆっくり飲まれていく「ああっ」僕はそのまま彼女に覆い被さり彼女も僕の首に腕を回してきた。「痛くない?」彼女の耳元で聞くと頷き返してきた。
「気持ちいい…」とゆっくり互いの性器を擦り始めた。「ああっ…あっ…あっ」ゆっくり動いているだけでも頭が真っ白になる。油断をするとすぐに射精しそうになるのをグッと堪えた。
僕は少し体を起こし、彼女を見つめながら分身で彼女のアソコを突いた。「あっ、ああっ、あっ、あっ、き、きもちいいぃ」彼女がとろける瞳で見つめて来る。「気持ちよすぎるよ…」「わ、わたしも…」
「だ、ダメだ…我慢できない…もう出そう」彼女のどこを見てもすぐに精子が上って来る。「いいよ、出して」の一言でスイッチが入り、僕は彼女に覆い被さり強く抱きしめ激しく腰振った。
夏休みに見たビデオとは比べ物にはならないが肌と肌とぶつかる音が聞こえて来た。「あっ、あっ、ああっ、はっ、げしっ、あっ、きもちいぃ」と彼女の声が耳元から聞こえる。互いに強く体を抱きしめた。
「ああっ、出るっ!」彼女アソコの奥で激しく脈を打ったと同時に僕の体が痙攣した。二人の激しい息遣いが響く。「はぁはぁはぁはぁ……大丈夫?」と聞くとしばらく間があった後「はぁはぁはぁ…うん」と頷いた。
彼女の隣に横になると「すごい、いっぱい出てる…」彼女がコンドームの先にたまる精子を見ていった。「見る?」と言うとと笑いながら手を振った。
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