【まな】
とうとうこの日が来てしまったと私は直感した。
我が子が遠くに行ってしまう・・・・・。
そんな気がした。
英雄さんと結婚してはるなが生まれた、初孫が女の子だった事を
一番喜んだのは義父だった。
それも尋常じゃ無いほど。
義母に大きくなるに従って似ていくはるな・・・。
義母が亡くなった時、義父の変化を知るべきだった。
はるなが小学校に上がる時に、家を新築する時にもチャンスは有った。
ただ、英雄さんが家に居なくなる様になってから・・・。
私は淋しかっただけ・・・・、寂しさを埋めてくれるものが欲しかった。
女だから・・・、まさか義父の目的が、はるなだったとは・・・。
今日の出来事で、私は悟ってしまった・・・・、はるな・・・ごめんなさい・・・・。
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