【はるな】
一瞬気が遠くなり、ベットに倒れ込んでいた。
コミックスの内容とは少し違うけど、私は誰かに悪戯される事を想像していたんだ・・・。
しかも、その相手はおじいちゃん・・・・・。
血の繋がった家族だ・・・、こんな事考えるなんて・・・私・・・・変に成っちゃった・・・。
短期間に経験した事に、はるなの気持ちがついて来れない。
誰にも相談出来ずに、自分を追い込んでしまうのだった。
自分の母にさえ相談出来ない・・・・、当然したとしても先手を打たれているのだ。
それに、火が付いた好奇心は更なる刺激を求めるのは、火を見るよりも明らかだった・・・。
今迄は何となく意識していたおじいちゃんの存在が、私の中で変化して行く。
はるなの好奇心を満足させてくれるのは、おじいちゃんだと思い始めていたのだった。
あと少しのきっかけで陥落する・・・そんな状態だった。
おじいちゃんが敷いたレールの上を走り出してしまっていたのだ。
行先に何が待っているかも知らずに・・・。
ただ自分の欲望に流されて・・・。
新しい扉を開こうとしていた・・・。
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