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旅行四日目も5人で観光を楽しんだ後、萌絵雄と彬は男だけの会話をラウンジで語らい、酔いつぶれて、早々と床についていた。
いっぽうの女性陣と真子の3人は、ルンルン気分で夜の屋上露天風呂へと出かけていった。
流石にスウィート宿泊者専用の露天風呂である。
広く豪華な造りの湯船で水泳を真似て遊ぶ真子を見ながら、恵呂美と蜜満子は湯船の縁に腰掛けて足湯でリラックスしていた。
「蜜満子さん、昨日はコメンね、深刻な話を持ちかけちゃって」
「ううん、全然いいのよ。 恵呂美さんの悩み、何だかわかるような気がしちゃって」
「あたし、相談相手いなかったし、救われたみたいな気持ちになったの。 本当にありがとう」
「あたしなんて役に立つかどうだか(笑)。 でも、エッチな話には、実はドキドキしちゃってたのよ(淫微笑)」
「まあ、蜜満子さんもエッチなんだからぁ(淫微笑)」
熟女ふたり、満ち足りた気分で語らっていたところへ、バスタオルを胸まで巻いた姿で真子が近寄ってきた。
「あら真子ちゃん、タオルの巻き方が大人っぽいわぁ、お似合いよ」
「ほら、ママとおばさまと、3人お揃い~」
可愛くてほほえましい雰囲気の中、真子はとんでもない一言を言ってしまうのであった。
「ママぁ、おばさまに言ってもいい?」
「えっ?」
恵呂美が返事をする間もなく、真子は続けた。
「マコねぇ、ママとパパと、セックスしてるのぉ」
仰天した恵呂美であった。
「ここに来ると、いつもするんだよ」
あっけらかんに言い放つ真子。
蜜満子に、いや、真子に対して向ける顔もなく、ただただ、ばつの悪さにうろたえてしまう恵呂美。
一瞬たじろいた蜜満子だったが、となりの恵呂美を察し、すぐに気持ちを整えて冷静に会話を返した。
「ママに聞いたよ。 ママね、おばさんにだけ教えてくれたのよ」
「うん」
何故、真子は蜜満子に秘密を喋ったのだろうか。
すでに恵呂美と蜜満子の性関係を知っているかのような、“女の感” を意識したのだろうか、まだ子供だというのに。
「でもね、ホントはやったらいけないってこともママに教えてもらったの。 だからセックスしてることは内緒なの」
「そうね、真子ちゃんにはまだ早すぎるかな。 教えてあげたママもね、ちょっと心配してるのよ」
「うん」
「でも、気持ちいいよねー、セックスって。 大人になれば、いっぱいしてもいいのよ」
「うん、そうだよね、ママも言ってた」
「真子ちゃんはさぁ、学校で読書感想文の表彰状ももらっているし、算数や理科・社会の家庭通信簿も全部いいでしょ?」
「うん」
「だから6年生になったら頭の良い子だけが行く中学校へ行かなきゃね」
「うん、そうなの?ママ。 マコ、受験するの?」
「そうね、真子はお勉強できるから6年になったら淫応義塾女子の受験準備しなきゃね。ママも一緒に頑張るよ」
「うん。 マコ、勉強好きだし、今度6年生だからなぁ。 淫応義塾中学って一番難しいんでしょぉ?」
「大丈夫よ真子ちゃん。 おばさん、真子ちゃんなら頑張れば絶対に合格すると思うよ」
「そっかなぁ~。 マコ、家に帰ったらママと一緒に頑張ってみようかな」
「うん、ママも頑張るから、一緒に頑張ろっか、真子っ」
実母から受け継いだエロ女の血と、初潮を早めるほどにその血を開眼させた恵呂美のセックス教育、実は優秀な学歴を持ち、勉強熱心な彬の日常、様々な要因が真子の体と性格を形成していったのだった。
「ねえママぁ? おばさまにマコとママのチュー見せてあげてもいい?」
「う~ん、じゃあ見せちゃおっか」
天真爛漫な真子の姿に、ほほえましさを隠しきれない恵呂美だった。
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