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いつどこで覚えたのか、中学1年生の慶子は既にオナニーを知っていた。
胸部や陰唇の周りを指先で優しく撫でると、今までにはなかったヘンな気分になれることを慶子は知っていた。
本格的な女性のオナニーがどうなのかはともかく、まあ、単純な皮膚感覚であり、いわば可愛いものである。
常夜灯を消し、部屋を暗くしてベッドにもぐり込んだ慶子は、パジャマの上をたくし上げて両手を胸に沿えた。
そして10本の指を立てて、ゆっくりと這うように胸の表面を撫で始めた。
(気持ちがいい、とってもいい)
何を想像するでもなく、単純に指の腹を皮膚の上に滑らせる、それが慶子のオナニーだった。
乳首を中心として乳房周辺部をクルクル、次に脇腹へ、そのままパンティを越えて太ももの内側から膝のほうまで、ゆっくりと撫でる。
そうすることで、文字通り身も心もブルブルと震える感覚を味わうのであった。
指の腹を、太ももの付け根から膝まで何度も往復させる慶子。
(これ気持ちいい、とってもいい)
自宅でこんなことをして、母にみつかったらどうしよう。
中でも、陰唇部を愛撫する時、慶子は強い罪悪感を感じるのであった。
そこが性行為の核心部分であるということを本能的に感じるのであろう。
オナニーの時はいつも、ここだけは触ってはいけないんだ、という気持ちに駆られる慶子だった。
そんな罪悪感も、叔母の家に来ると、とたんに開放される慶子だった。
綿パンティに右手を入れ、土手の縦筋に沿って中指の腹を往復させる慶子。
そして左手は乳房に添えて、乳首を撫でる。
あくまでも、ゆっくり柔らかに、そっと撫でるのである。
そうすることで、睡眠薬でも効き始めたかのごとく、ボーっと夢の中を漂う慶子だった。
また、叔母と一緒にお風呂に入って体を洗ってもらう時も、とっても ‘ヘンな気持ちになっちゃう’ のであった。
そう、蜜満子が目撃した二人の行為は、少なくとも慶子にとっては十分にエロティックだったのだ。
蜜満子は、間違いなく、見たのであった。
では、倫子はどうだったのだろうか。
12歳の少女を相手に、情欲を意識していたのだろうか。
勿論、ある訳がないだろう。 相手は中学1年生の女の子だ。
100歩譲って考えてみたところで、お堅い学者夫人がそんなことを思う筈がない。
そんなことをするのはドスケベな大川夫妻だけである、しかも妄想の中での話だ。
しかしながら、なぜ倫子は夫が留守だというのにわざわざセクシーなネグリジェに着替えたのだろうか。
なぜ、慶子の部屋を気にする必要があったのだろうか。
そして、なんの時間を待っていたのだろうか。
まだまだ未熟な慶子のオナニーは、20分ほど続いたであろうか。
すると、階段を上がり、廊下から自室へと近づく室内履きの音に慶子は気付いた。
ドアの外で立ち止まるその気配を感じとり、慶子は手を止めてパジャマを整え、息を殺す。
カチャ、っと小さな音がして、部屋のドアがゆっくり開く。
明るい廊下をバックにシルエットが浮かびあがる。
この家には叔母と自分しかいない。
そのシルエットは、言うまでもなく叔母の姿だった。
叔母は何のために自分の部屋に入ってきたのだろうか。
自分のオナニーに気付き、母の代わりに叱りにきたのだろうか。
寝たフリをする慶子は、薄目を開けて叔母の様子をうかがいたい気分だった。
しかし慶子は、音もたてず微動だにせずにいたため、叔母のほうへ首を向けることもできなかった。
叔母は、そのまま部屋に入ってベッドに近づき、立ち止まる。
そしてその時、慶子はそっと目を開いて叔母のほうへ顔を向ける。
逆光になっていたが、叔母が自分のほうを見て立っているのがわかった。
二人とも身動き一つせずに見つめ合っている状態だった。
数秒後、動きを見せたのは叔母の倫子だった。
その表情までは見えなかったが、布地を透過する光で、叔母がネグリジェを着ているのはわかった。
倫子はそのまま、ネグリジェのボタンに手をかけた。
上から腹部までひとつづつ、まるでスローモーションのようにゆっくりと外していった。
それをジッと見つめる慶子。
ボタンを外すごとに慶子の胸の鼓動が強くなっていく。
そんな慶子の内心を倫子は感じとっていた。
しかし、そんなことはおかまえなしの倫子だった。
ボタンを外し終えると、今度は肩からネグリジェの布地を外側へずらした。
ネグリジェは両肩から滑り落ち、静かに倫子の足周りにまとまった。
慶子は、自分の心臓がバクバクと激しくなっていくのを抑えきれずにいた。
なぜ叔母が、就寝後に部屋へ入ってくるのかを、慶子は知っていた。
寝る前のルーティン。
叔父の留守中にここへ泊りに来た時の就寝前のルーティンを、慶子は何度も経験していたのだ。
エロティシズム溢れるメロディと歌詞、ド〇・サ〇ーの L*** To L*** You B***。
慶子の部屋の中は、そんな妖しいメロディが聞こえてきそうな雰囲気になっていた。
そう、今から叔母によるルーティンが始まるのだ。
叔母の倫子と姪の慶子、二人だけの秘密のルーティンが、始まるのだった。
ベッド脇へゆっくりと腰かけて、掛け布団をそっとめくり上げる倫子。
慶子の可愛らしいパジャマ姿が露わになる。
「叔母さま? おやすみのキス?」
「そうよケイちゃん、おやすみの、キッス」
そう言うと、慶子の髪を優しく撫で払い、慶子に顔を近づけていく。
そして、チュっと唇を尖らせて、慶子の唇に重ねた。
ゆっくりとした動作だが、倫子はそれを何度も繰り返した。
3回、5回、10回、そのくらいの回数になるころには、慶子のほうも重なる瞬間に唇をチュっと尖らせていた。
柔らかなフレンチ・キスは、20回、30回、それほどの回数に及んだ。
しかし二人は飽きることもなく、むしろ一回いっかいのキスを、味わっていた。
慶子は、このまま永遠に続いて欲しいとまで感じていた。
いっぽうの倫子も、こんなキスだけでも秘部を濡らす思いだった。
長いキスが終ると、さらなるルーティンが待っているのだった。
慶子はいつもの自愛で得られる悦びの予感に溢れ、倫子はメイン・ディッシュを待つ思いでいた。
倫子は、優しくささやいた。
「こっちにも、しなきゃね(軽微笑)」
「うん。 おやすみ前の、おまじないだよね?」
「そうよ。 お・ま・じ・な・い」
おまじないとは良く言ったものだ。
まだ未熟な慶子にとっては内緒のおまじないで通用するとしても、倫子にしてみれば淫行を正当化する言葉以外の何物でもなかった。
そう、これからやろうとしていることは、紛れもなく淫行であった。
「外すね」
「うん」
まるで高尚な儀式のように、ボタンを一つひとつ外して慶子のパジャマに隙間をつくる倫子。
下し眼使いで慶子の胸部を見ながら、ゆっくりとゆっくりとボタンを外す。
そして全てのボタンを外し終えると、倫子はゆっくりと、大きく、布地を開いた。
倫子にとっては、たまらない瞬間であった。
胸の脇まで布地が広げられると、ツンと尖った乳輪が露わになった。
慶子は、汚れを知らない12歳の少女だ。
その彼女の乳房は、それこそ高価な宝石に匹敵するほど価値をもって倫子の目に映っていた。
まだまだ平らな胸の上に乳輪だけがツンと出っ張る光景が、どれだけ倫子の情欲を刺激しているのか。
それは、慶子の想像を遥かに超えた、中学1年の慶子がまだ知り得ない淫らなセックス情欲であった。
悦びの笑みが見え隠れした表情で大きな吐息を一息、ゆっくりと吸い、吐き出す倫子。
まさにメイン・ディッシュであった。
いっぽう、恥ずかしさこそあったが、よく見てっ、と言わんばかりの慶子の表情だった。
倫子の仕草を一瞬のスキもなく虚ろな目で見つめる慶子。
慶子は、顔を少し前方へ向けて視線だけで胸を見下ろして肩で息をする倫子の表情を見逃さなかった。
倫子の指先が、そして唇が、自分の乳首を這うのを待つ慶子は、その心と体をゾクゾクと震わす。
「可愛いわ、ケイちゃん」
「叔母さまぁ」
「すっごく、可愛いわよ」
「叔母さまぁぁぁ」
「じゃあ、おまじない、するね」
「うん、叔母さま」
慶子にそう告げると、全ての指で両乳房の周りを囲い、ゆっくりと摩っていく。
触れるか触れないかほどの感触で乳房全体を愛撫する倫子。
自分でするより遥かに気持ちがいい、そう感じる慶子だった。
目をつぶって少し大きく呼吸しながら、倫子の指先の感触を堪能する。
そんな慶子の表情を見て気持ちが抑えきれなくなった倫子は、愛撫を乳房周辺から脇腹へと移動させた。
指先が脇腹に到達した瞬間、慶子は思わず声を出してしまう。
「アーン」
その声を聴いた倫子は、もはや抑えようのない欲望のまま、おもわず慶子の乳首に唇をかぶせてしまう。
ツンと突起していた慶子の乳輪に倫子の唇が貼りつくと、突起した乳輪は鳥肌が立つように表面が硬直していった。
倫子は乳首への愛撫に集中するために、愛撫していた指先を手のひら全体に変えて、慶子の胸横に沿えて態勢を整えた。
今一度、唇をたっぷりの唾液で濡らし、尖った乳輪をさらに尖らせるかのように、優しく吸い上げた。
「叔母さま、気持ちいい」
「気持ちいい?」
「気持ちいい」
「もっとぉ?」
「うん、もっと」
倫子の吐息は、胸の動きがわかるほど荒くなっていた。
そして、乳輪だけでなく、もっと広範囲に少し強く、慶子の乳房を口にふくみ、ヌルヌルに濡れた唇で吸い上げた。
何回も、何回も、ムニューっと吸い上げられて、もはや完全に勃起した慶子の乳房。
「アーン、アーン、叔母さま気持ちいい」
倫子は返事もせず、今度は身をのりだして慶子の両腕を頭の横へ持っていき、その腕の付け根を押さえた。
そして、露出した慶子の脇の下へ舌を這わせて、舌先を小刻みに動かした。
「アンッ、気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい」
目をつぶって声をだす慶子の横顔をチラ見した倫子は、満足気な笑みを浮かべて舌を動かし続けた。
こうして慶子の脇の下を舌先で舐めているだけで、倫子は言いようのないエクスタシーを感じた。
そして脇の下から乳首、もう一つの乳首へと交互に舌を這わせた。
完全に尖った乳輪を、今度は舌で弾くように強く舐め上げる倫子。
舐めるたびに、本当にプルっと弾いて揺れるようにみえる乳輪だった。
それを見た倫子は、それこそ気絶するほどの満足感を味わいながら、さらに何回も舐め弾いて慶子の乳輪を揺らした。
そのころ、
萌絵雄と蜜満子は既に寝室に移っていた。
倫子が慶子の乳輪を弾き揺らしていることなど知る由もなく、二人は蒙古襲来のごとき勢いでベッドを揺らしていた。
「(ハア ハア ハア ハア)いいか? いいのか?」
「いいわ、もっと。 アアアア~~~ もっと、もっと」
萌絵雄はもちろんのこと、蜜満子ですら何をどう妄想すればいいのかわからないまま、猛烈に欲情していた。
とにかく、したくてしたくて、たまらない蜜満子だった。
そんな蜜満子の尋常でない欲情ぶりを前に、興奮しない訳がない萌絵雄だった。
二人とも燃え盛る情欲を止めることなど出来ず、それは、それは、えげつなく、ハメ狂っていたのだった。
「オオオオ~~~、いいか? おまんこ、いいか?」
「いいわ、おまんこ、いいわ。 もっと突っ込んで~~っ」
「突っ込んで欲しいか?」
「チンポ突っ込んでっ、ぶっ込んでっ」
「アアア、たまんないっ」
「イイわ、イイッ、まんこイイッ、まんこイイッ、まんこイイッ」
「凄いよ、おまえっ」
「イイッ、イイッ、イイッ、イイッ、アアアア~~~」
「なに考えてる? オオオオ~~~」
「わかんない、もっとハメてっ、オッパイつねってっ、アアアア~~~」
「オオオオ~~~、たまんないっ」
乳首をつねり、キュウーっと引っ張りあげる萌絵雄。
「つねってっ、もっと強くつねってっ」
「おおお、倫子さんのオッパイつねりたいっ」
「ダメよそんなこと言っちゃ、気い狂うアアアアアアア~~~~~~~」
「オッパイ引っこ抜いてやる、アア、アア、アア」
「引っこ抜いてーっ、イイー、イイー、イイー」
「(ハア ハア ハア ハア ハア ハア)」
「イイーッ、イイーッ、イイーッ、イイーッ」
ときおり舌を伸ばして左右に震わせ、悶え、陶酔する蜜満子。
怖いくらい欲情する蜜満子の上で、一向に弱めることなく激しいピストンを続ける萌絵雄。
「オオオ~、凄いよおまえ、オオオオ~~~」
「イイッ、イイッ、たまらないっ、イイッ、イイーーーッ、」
闇と光、静と動、美しさとえげつなさ、山本邸と大川邸、倫子と慶子そして蜜満子と萌絵雄。
倫子と慶子も、大川夫妻も、つまりは、やっていることは同じであった。
四人とも、同時刻に、ベッドの上で、誰にも知られずに、性快楽の悦びを味わっているのだった。
静なる時が流れる山本邸、そして倫子。
すでに慶子は眠りについていた。
慶子への ‘性教育’ を終えた倫子は、そのままキッチンへ行った。
コップ一杯のミネラルウオーターを飲みながら、今日来た大川夫妻のことを考える倫子。
そして蜜満子夫人のことを考えながら、ふと、長らく仕舞ったまま忘れかけていたベルト付きの秘具を思い出していた。
寝室に戻り、ベッドの縁に座って乳房の膨らみを自愛視する倫子。
そして、パズルのように、心の中で言葉を並べていく倫子だった。
(大川さんの目の前)
(私の乳房)
(蜜満子さん)
(見せたい)
(吸わせたい)
(おんな同士)
(ペニス・バンド)
静かにベッド・サイドの灯かりを絞ってから横になり、パズルを続ける倫子。
サイド・チェストの上には、乾電池が入ったシリコン製の太いディルドが置いてあった。
(そのあと)
(大川さん)
(樹根)
(三人)
(いいえ)
(三人プラス)
(けい)
(こ)
パズルを終える頃、ディルドは、つま先を伸ばして脚を広げた倫子の秘壺に深く刺さっていた。
倫子はそのディルドを、最初はゆっくりと、徐々に徐々に、しまいには猛烈な速さで秘壺に刺し込むのであった。
倫子は、しかし寝室のドアがわずか1センチほど開いていることに全く気づいていなかった。
ディルドに内臓された電動モーターの音が、静かにうなりを上げていた。
おもわず小声で悶えてしまう倫子。
「アアア~、大川さんハメて」
「アアア~~、蜜満子さんの前でハメて」
「アアア~~~~~、慶子ちゃんの前で、ハメて」
ドアの向こう側には、1センチの隙間に片目を当てた慶子が立っていた。
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