「9、B」数字は10点満点での女の子の顔。アルファベットは女の子の身体の発育具合。ブラのカップの大きさみたいなもの。まぁ、小学生の身体だから、大人の女のカップの大きさとはちょっと違うが。
4月3回目の土曜日。3人組で来ていたが4月に入るともうひとりの女の子は違うグループの女の子と一緒にいるようになった。恐らく新学期、クラス替えでふたりと別になったんだろう。
声を剛治がかけた。お昼にふたりでひとつのたこ焼きを飲み物なしでつついていた。小学生の女の子のお小遣いなどたがが知れている。まして、贔屓目にも豊かとは言いにくい地域の子たちだ。
ふたりが席をとり、たこ焼きを買いに立つのと入れ替わりに横の席に紙袋を起き、ジュースを2つずつ、ポテトも2つずつ、俺も剛治も買いに立つ。マックとケンタがあるのだが、それぞれで気を効かして買ってしまった。麻衣香と深雪の横に俺が先に戻って剛治を待つ。
気のないふりでチラッと深雪を見る。肩まである黒髪。リップすら塗っていないプックリした唇。すっぴんの顔。大きめな目にクリクリとした瞳。あどけない表情。間違いなくかわいい。
剛治が戻ってきた。「あれ、買ったの?」「えっ?おまえも?」テーブルの上に4つのジュースと4つのポテトフライ。剛治が隣に目配せ、麻衣香に「買いすぎちゃった。よかったら、食べてよ。」麻衣香が深雪に目をやり「え、どうする?いいかな」戸惑うふたりに俺が「こんな食べれないから。お願い。」
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