法律が厳しくなった上に、様々な事件がマスコミに報道され、少女たちに近づく男への周りの目が厳しくなった。さらに街中に設置される監視カメラ。だから、女の子と出会うことは難しい。
そう思っているのは、想いが足りない。女子小学生だって女なんだ。おしゃれしたい、かわいい文具が欲しい、アイドルグッズが欲しい、みんなと同じくらい、それ以上でいたい。
高校生で援助、18歳で風俗、なんて女の子はたくさんいる。この娘たちは、ある年令で自分の若い身体が価値があると気づく。風俗に行ってみれば、いや風俗の宣伝を見てみれば、こんなにかわいい子がなんで?と思うだろう。それは違う。ある程度かわいいから、その身体に価値がある。かわいいが故、ちやほやされたい。
素質のある女の子~小学生でお金が欲しくて、自分の身体を差し出せる~は、待っていても出会えない。探して捕まえる。公園、ショッピングセンターのゲームコーナー、フードコート、アニメショップ、気になる女の子を毎週チェックする。
俺たちの行動はいつもふたりペアだ。男ひとりが、ゲームコーナーにしてもフードコートにしても、いたら不自然だし、不審者感でいっぱいだ。
中心部と同じように親子連れもいるが、子どもだけも目立つ。2月からの3ヶ月、5年生の3~4人のグループ、可愛らしい女の子を探し続けた。学年の判別は女の子たちの会話と勘。学年変り、クラス替えでふたり組になった女の子がいい。秘密の共有、心細くなるときの支え。片方の女の子は○○したから、しようよ。女の子のみんなと同じ、共感することで安心する性質を突く。
「8、A」「かわいいけどね。おしい。あ、7、Cか?」「グラビアでも、並み、6年になれば膨らむじゃん。」「剛治、きびしいなぁ。あ、さっきゲーセンにいた子たち。9、B」「いいね、3人か」「新学期、期待かな。俺、ブルーのリボンの子。剛治は?」「ショートカットの子。かわいいし、意外と大きいぜ」
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