「真由、ゴメンな…」
俺が言うと、
「や、やっぱり!」
「ん?」
「大人の人好きになったら、こういうコトしなくちゃダメなの?キスとかハグとかだけじゃ…」
「いや、そういう訳じゃ…」
「せ、せっくすはイヤ!こわい…」
真由は自分の身体を抱きしめるようにして、イヤイヤをした。
それを見て僕は、たまらないほど『かわいい!』と思ってしまった。
僕はロリだが、その時まで『萌え』という感覚がよく分からなかった。
だが今、僕に積極的にアピールしていながら、性行為を怖がって震えている無垢な真由を見て『こういうことを言うのか』と納得してしまった。
僕は、今度は自分から真由のすぐ隣に移動し、もう一度肩を抱き寄せて
「ゴメン!俺、お前を試してた」
と言って謝った。
「試す?なんで?」
「お前の気持ちは嬉しいよ。俺もお前のことが好きだ!でももし、友だちに自慢するとかのためだったら、彼女にする訳にはいかない…二人とも破滅しちまう…」
「そんなこと!…確かにそんな気持ちで先生のオッカケしてる子もいるけど、あたしは違う!真剣に先生のこと…」
「だからゴメン!お前が真剣だって、わかったよ。疑って悪かった!」
「…あたし、先生の彼女になれる?」
「秘密、守れるか?」
真由は大きく頷いた。
「一番の親友にも、ナイショだぞ?」
「大丈夫。絶対!」
僕はもう一度、真由を強く抱きしめて、キスをした。
こうして僕は、教え子の中2の女子生徒と、恋人同士になった。
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