下腹部に当たるアオイの吐息は熱い。
大きく広げられたミドリの股間。
晒した股間に顔を埋めている為、ミドリにはアオイの頭しか見えていなかった。
視野に収めることこそ出来ないものの、いや、出来ないからこそ、次の瞬間にでも温かく濡れた肉の塊が、ミドリの秘裂に触れてくれるのではないか。
今や遅しとその瞬間を待ちかねるミドリ。
だが、その期待は呆気なく裏切られた。
アオイの舌が触れた場所、それはミドリの太腿、その付け根であった。
・・そんな・・酷い・・。
歯噛みするような想いを押し殺す少女。
期待していただけに、その落胆は大きい。
とはいえアオイは大まかには前回、施された『儀式』の手順に沿って行為を為しているのだから、そこを責めるのは酷というものだ。
だが、脚の付け根、股間の脇から始まった愛撫は、案に相違してミドリを魅了する。
細い太腿、その内側を脚の付け根から始まり、ゆっくりと、、まるで焦らすかのように膝の辺りまで這うアオイの舌。
びくり、びくびくんっ・・
舌の動きにつれ、少女の脚は不規則に痙攣する。
堪まらず漏らすミドリの唸り声に訝しげな表情を浮かべたアオイは、舌の動きを止めるとミドリの顔を見て問う。
「大丈夫?」
「だ、大・・丈・・・夫。だから・・」
止めないで欲しい。
早く再開して欲しい。
だが、その想いを口にすることは憚られる。
恨めしそうなミドリを尻目にキョトンとしたアオイは、口唇による愛撫を再開する。
次は反対の脚だ。
「はっ・・んっ・・」
少女の唇から切なげな吐息が断続的に漏れていた。
そうこうするうちに太腿から始まった愛撫が終着駅に到着すると、折り返し運転を開始した。
いつの間にか、限界まで広げられたミドリの両脚は、真っ直ぐに伸ばされ、その先端にある指は鉤爪のように曲げられていた。
その両脚の間に咲く花弁は充血し、禍々しい程の紅に染まりながら咲き誇る。
ただ、咲き誇るだけではない。
その花芯から尽きることなく溢れ出す蜜は、秘裂を濡らし、てらてらとした光沢を放っていた。
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