躯に触るのはNG。
手で。
或いは手と唇で。
それにより金額は異なる。
男が射精するまで。
後追いはしない。
先に半金、終わってから残りの半金。
お約束らしき条件を並べる少女と、黙って立ち尽くすもう一人の少女を等分に見ながら、男の表情が好色さを帯びていく。
不意に男の右手が懐に差し込まれたかと思うと、鷲掴みにした紙幣が何枚か握られた手から五枚の千円札が抜き出された。
「商談成立、だな。何処でする?」
二人の少女と男は雑居ビルの間にある駐車場を目指す。
駐められたワゴン車の陰、通行人からは死角になる位置で男は金属音とともにベルトを緩めると下半身を露出する。
だらしなく股間からブラ下がる赤黒い肉棒が姿を露わした。
臭うのだろうか、やや表情を歪めながらもアオイはアスファルトの上、男の正面で膝立ちの姿勢を取ると手をペニスに添える。
ゆっくりと男の股間に顔を寄せる少女の唇から薄桃色の舌先が覗く。
ちろり
唇から僅かに覗いた桃色の舌、その先端が男性器に触れた。
同時に男の股間に垂れ下がっていた肉塊が力を取り戻す。
ちろチロちろ・・
むくムクむく・・・
標準的なサイズの怒張が反り返る。
他愛もない。
楽勝パターンだ。
少女の舌先が男根の先端にある瘤、その裏側にある裏筋を舐め上げる。
予め口腔内に溜めてあった唾液をゆっくりと絡めながら。
早くも瘤の先端にある裂け目から粘りのある液体が滲んでいた。
つぅ・・
裏筋から瘤の先端にかけて少女の舌が淫らに這い、滲み出た粘液を舐め清める。
「ぅ槌っ・・。」
男が呻いた。
ヤバい。
アオイの経験則から言えば、今この瞬間に男が果ててもおかしくはない。
この一年弱の間に数十本以上のペニスを咥え、ほぼ同じ回数の射精を口で受け止めてきたのだ。
さっさと済ませたいのはヤマヤマだが、ケレン味というのだろうか、ある程度は勿体ぶってから果てさせないと後から追加プレイを要求されたりと面倒くさいことになりかねない。
それに射精するタイミングを計らねば、男の放った精液に服を汚される可能性もある。
中でもアレが髪に付くのは最悪だ。
後始末に手間がかかって仕方がない。
そういう意味では手だけの行為より、口唇による行為の方が、格段に始末が良い。
何故ならば、精液は全て口腔内に放たれるのだから。
一旦、男性器から唇を離した少女は、上目遣いに男を見上げると薄く笑う。
アオイにとっては男達の下劣な品性、、金銭で性行為を贖う、、に対する嘲笑なのだが、この笑顔が何故か男達の気持ちを捉えるらしい。
視線が絡んだ瞬間、おや、とでも言いたげな表情を浮かべた男達は次の瞬間には、ほぼ例外なく少女に好意を示す。
過去の経験からすれば、半分以上の男達が釣り銭を要求しないし、その段階で男達の満足度が判断出来る。
・・さぁて、と・・・。
仕上げだ。
アオイはペニスを口に含む。
頬張った怒張に舌を這わせながら、ゆっくりと頭を前後に動かして男を昂ぶらせる。
唾液を絡ませつつ時に吸い込むようにして男性器を締め付ける。
びくん・・・
咥えた男自身が脈動する。
次の瞬間、放たれる筈の精液が咽喉を直撃しないように、、これもまた、経験則から得た知識だ、、槍の穂先だけを口に含んだ状態に移行した少女。
少女の口の中に大量の子種が放出された。
※元投稿はこちら >>