月曜日、いつも通りの姿で・・とはいかないが、アオイは学校に姿を現わす。
その肌は未だに荒れており、頬から落ちた肉が完全には戻っていなかったが、それでも金曜日にミドリが会った時に比べれば雲泥の差であった。
ホッと胸を撫で下ろすミドリ。
更に一週間を過ぎた頃には、すっかり元に戻ったアオイは、更に変貌を遂げ始める。
日増しに少女らしさを増すアオイは、別人のような変貌を遂げていく。
それは開花を迎えた桜のようであった。
思春期の少女は同時に成長期でもあり、短期間のうちに女の子から少女へ、或いは少女から女へと移ろっていく時期ではある。
だが、アオイの変貌ぶりは桁違いであった。
そして、その変貌の要因となるのが、例の一件とミドリとの関係であった。
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