ミドリは性的な昂ぶりを知っていた。
自慰の経験もある。
だが、所詮は十三歳、中学一年生の女子に過ぎず、性的な知識も充分ではない。
しかし充分ではないが、皆無でもなかった。
ミドリがアオイに施した行為、それは己れの穢れに絶望した少女に対する救済を意図したものであり、性的な慰撫を与えるものでは無かった。
しかし、考えてみれば口唇による性的な愛撫であり、少女を昂ぶらせる可能性は充分にあった。
結果としてアオイを昂ぶらせてしまった少女は混乱する。
あ?
ぁ。
あ・・ぁ・・。
女子が女子に施した性的、かつ肉体的な刺激により、昂ぶらせてしまった自分とその対象である少女。
同性愛?
女子同士で?
考えたことすらない。
そんな行為を始めてしまった。
異常にして不潔な性行為だとしか思えない。
ここまでにしよう。
いや、これ以上は禁忌だ。
だが、途中で止めたらアオイは傷つかないだろうか。
折角、ここまで来たのに。
傷つくかもしれないし、状況は逆戻りをしてしまうかもしれない。
アオイが被害に遭った原因の一端が自分にもあるというのに。
ミドリは覚悟を決めた。
ここまでしてしまったのだ。
少女を昂ぶらせてしまった。
ここで止めるのは、、彼女を満足させないのは、、正に『蛇の生殺し』というものだ。
意を決したミドリは、アオイの太腿の内側に唇を押し付けると、張りのある少女の肌を吸う。
肌を吸いながら、舌の先で太腿の内側に円を描くように舐めていく。
徐々に唇の位置をズラし、太腿から膝の辺りまで舌を這わせると、アオイが湿った声を漏らし始めた。
膝に至った後は、反対の太腿に唇を押し付け、同じ行為を繰り返す。
左右の太腿に三回ずつの行為を終えた頃には、全裸の少女は仰向けの状態で脚を左右に大きく広げていた。
既に左右の脚の付け根、その中心に咲いた可憐な花弁からは蜜が溢れ出している。
その強烈な匂いがミドリをも狂わせる。
「あ?ぁ!ぁあ゛!!」
包皮から覗く陰核を舌で突く都度、アオイは泣き出しそうな喘ぎ声を漏らす。
ミドリはクリトリス全体を唇で包むようにすると、頬を窄めて敏感な幼い突起を吸引してみた。
「ら、ラめ・・。それ、らメェ・・。」
まるで酩酊しているかのように呂律の回らぬアオイが果てたのは、それから間も無くであった。
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