翌日の水曜日。
ミドリの懸念は的中する。
アオイは学校に姿を見せない。
木曜日、金曜日とアオイが登校することは無く、ミドリの不安は募る。
金曜日の放課後、堪まり兼ねたミドリは、溜まっていたプリント類を届けに来たと称し、アオイの家を訪ねる。
梅雨入り直前の汗ばむような陽気の中、インターホンを鳴らす少女。
母親と思しき四十歳前後の女性が出迎えるが、その只ならぬ表情にミドリの不安はいや増すばかり。
言葉を濁す母親に対し、やや強引に取り次ぎを頼む少女。
一旦、引っ込んだ母親が娘、、アオイに取り次いだ結果、母親の案内に従って二階にある個室に通されたミドリ。
そこにはパジャマを着た少女がベッドの端に腰掛けていた。
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