翌日、学校から帰って着替えてから、リビングのソファに座っていたが、はるかは帰ったあと、自分の部屋から出てこなかった。
夕食の時に顔を合わせたが、昨日のことなど忘れたかのように、いつも通りの明るい妹だった。だが、食事が終わるとまた部屋に戻ってしまう。
俺は段々、『はるかは冷静になって、昨夜のことを後悔し、なかったことにしようとしてるんじゃ?』と不安になってきた。
この当時俺達の母親は、睡眠障害になっていたため、10時になると強い眠剤を飲んで寝てしまう。妹の部屋に行くとしたら、11時か、12時か…だがもし妹が心変わりしていたら?
俺がためらっていると、11時を少し過ぎた頃、俺の部屋のドアが開いて、パジャマ姿のはるかが入ってきた。
前に俺がかわいいと褒めたことがある、お気に入りのパジャマを着ている。
はるかは、少し緊張した面持ちで俺のベッドに座り、うつむいている。
前の晩は、俺がよばいに来るとある程度予測していたのかも知れないが、来ても拒むつもりでいたのだろう。でも今日は始めから、俺と初セックスをするつもりでこの部屋に来てくれた。
妹のその気持ちと、緊張して言葉少なになっている姿がいつも以上にかわいく見えて、俺はすぐにベッドの隣に座って抱き寄せた。するとはるかは俺の方に顔を向け、眼をつむり、わずかに顎を上げた。
唇を重ねながら胸をさわり、そのままベッドの上に押し倒した。ふたりともこれが、ファーストキスだった。
「お前の方から来てくれるなんてな」
俺がパジャマのボタンを外しながら言うと、妹は
「お兄ちゃん、何時に来てくれるか分からなかったし、ドキドキしながら待ってるだけなんて、イヤだったから」
と答えた。
前を広げ、肌着のタンクトップを捲り上げる。その日はブラはしていなかったので、すぐにかわいいふくらみが現れた。
左手は首に巻き付けたまま、腕枕に
なっていたので、右手で左乳首を弄りながら、左を嘗め始める。
「あっ…んんっ…な、なんか、昨日より…いいみたい」
「そうか?俺の腕が上がったのかな?」
冗談半分でそう言ったが、今思えばこの時の俺の愛撫はひどくヘタクソだった。なのにはるかが感じてくれたのは、前の日は身体が反応しても、心が感じてしまうことに戸惑っていたが、この日は初めなら受け入れるつもりだったからだろう。
左乳首がコリコリに勃起したので、右に取り掛かりながら、右手はショーツの中へ。人差し指と薬指で外側の襞を大きく広げると、すでに湖のように愛液でいっぱいになっていたので、中指で液をたっぷりすくい取り、『クリちゃん』に塗りたくった。豆の下から強く押さえつけ、上へずらしながらピンと弾くと、ビクンと大きく全身で跳ねた。
『こっちも昨日より、反応がいいみたいだな』
俺が夢中で襞の中をいじりまくり、どんどん新しい愛液を湧き出させていると、妹が
「ん…きょうは…先に挿れてもいいよ…あっ…」
と言ってくれた。先にとは、妹がイクより前にという意味だ。
「いいのか?」
俺の方はもちろん、とっくに突入可能だったが、その時ふと不安がよぎった。
『女の子は、初めての時は痛いんじゃなかったか?』
俺は試しに、ワレメの下端の穴の入口に、そっと中指を挿入してみた。
「いっ?いたっ!」
「あ、ゴメン!」
「…今の、指?」
「ああ。1本だけ。すごく痛いか?」
「ん…大丈夫。ガマンできないほどじゃないよ。ちょっとビックリしちゃって…」
「そうか…」
言いながら俺は、指を奥まで挿し込み、中で動かしてみた。
「つっ…くぅっ…」
途端に妹は顔をしかめ、歯を食いしばった。
『やっぱりか。どうしよう…』
何度も言うが、俺はこの時、妹のことが大好きで、とても大事に思っていた。
その妹と、一緒に初体験を迎え、ひとつになる。だがたとえそのためでも、はるかが痛みをガマンしてつらい思いをしている所は見たくなかった。
『挿入は、あきらめるしかないのか?』
俺は迷いに迷った。
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