その当時俺たちは、家の2階に一部屋ずつ自分の部屋を与えられていた。
その日、母親に夕飯に呼ばれると、俺が先に降りて行き、続いて妹も降りてきた。俺は内心、妹がさっきの事を態度に出すのではないかと心配していたのだが、大して気にしてないのか、いつも通りの朗らかさだった。
だが、いつもは夕飯と風呂が終わると、ロクにノックもせずに俺の部屋にやってきて、俺の雑誌や漫画をめくりながらしゃべって行くのに、その日に限って自分の部屋から出てこなかった。
俺はその夜、自分の部屋で、ひとり悶々としてなかなか眠れなかった。
『何であんなことをしちゃったんだ…俺ははるかをすごく大切に思ってるのに…』というのと『何で触らせてくれないんだ…いつもベタベタくっついてくるくせに…』という正反対の思いが交互に頭に浮かんできて、止まらない。
俺はとうとう耐えきれなくなって、妹が寝付いた頃を見計らって、妹の部屋のドアを開けた。
元々ドアに鍵は付いていない。その気になればいつでもよばいができる環境だった。
はるかのベッドの横のカーペットの上に座り、掛け布団をめくる。
俺の方を向いて横向きで、熟睡しているように見えたはるかの、左手首と肘を持って、ゆっくり持ち上げると、ゴロンと仰向けになった。
パジャマのボタンを下まで外し、前を開けると、タンクトップの肌着の下で、膨らみ始めのおっぱいが二つ、息づいてきた。
相手が妹でも他人でも、女の子の寝込みを襲う男は普通、相手が目を覚まさないように、ゆっくり慎重に脱がせて行くものだろう。だがこの時の俺は、妹が目を覚ますなら覚ましても構わないと思っていた。
はるかに限って、目を覚まして俺を見つけても、悲鳴を上げたり泣いたりは絶対しないと思っていたし、拒まれたらさっきの会話の続きをすればいいのだ。
タンクトップを裾からめくり上げて行くと、乳房の麓の所で、厚手の木綿に指が触れた。
『これは…スポブラか?寝る時にもしてるのか…』
中学に入ってすぐの頃から、妹がそれを着け始めたことは知っていたが、着けている所を見たことはなかった。
『このまま、タンクトップだけをめくって、スポブラに包まれたおっぱいを見せてもらうか、それとも…』
迷ったが結局俺は、一刻も早くはるかの裸のおっぱいを見たいという誘惑に勝てず、2枚まとめて首筋までまくり上げた。
闇の中に現れた、真っ白な二つの膨らみ。ボリューム的にはまだまだだったが、もうしっかりおっぱいの形になっていて、小山の頂点にはピンク色の豆粒くらいの乳首が乗っかっていた。
俺は思わず、軽く口を開けて、右乳首に唇を近づけて行った。
あと数センチという所で目をつむり、無事着陸…と思ったが、唇に触れたのはプニプニの乳首ではなく、それよりはやや固い、手の甲の感触だった。
驚いて目を開けると、はるかが手ブラで両乳房を覆い隠し、俺の方を軽く睨んでいた。
一瞬目が合ったあと、すぐにそらし、
「ダメだって言ったでしょお?」
と言った。
「何でだよ?」
「キンシンソーカンはいや!」
「いいじゃねぇか、ちょっとだけ…」
「あっ!ダメ…」
俺がはるかの両手首を掴んで引き離そうとすると、はるかは身をよじってイヤイヤをした。
その当時俺は、とにかく妹が大好きで、とても大事にしていたので、どれだけ欲情していても、気持ちを無視して力づくで言うことを聞かせることなどできなかった。一方妹も、ダメと言うだけで、この部屋から出ていけなどとは言わない。となれば…口説くしかない。
俺は、手ブラしたままのはるかの手首を掴んだまま、様々に口説き始めた。
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