少し遅れて、俺が自分の部屋に入って行くと、はるかがベッドに腰掛け、ブラウスのボタンを外している所だった。
俺が隣に座ると、はるかは身体をもたせかけてきた。
「もう、終わりにするんじゃなかったのか?」
「ん~?」
「ダンナと、うまく行ってないのか?」
「そんなことないよ。すごく優しいし、いっぱい気持ちよくしてくれるし。」
「だったら、なんでだ?」
「……どんなに気持ちよくても、お兄ちゃんの代わりにはならないみたい…」
「お兄ちゃんとしなくなってから、ココロに穴が空いたみたいで…」
それだけ聞けば十分だった。俺だって同じようなものだ。
俺ははるかをベッドに押し倒し、10年前に比べて何倍もボリュームアップしたオッパイを嘗め始めた。
嘗めながら、乱暴にスカートに手を突っ込み、ショーツの股布を押し退けると、そこはもうグッショリ濡れて、すぐにでも挿入できそうだった。
指2本を挿れて、Gスポットを責め立て、更にほぐしてからショーツだけ脱がせ、俺もズボンとトランクスを脱ぎ捨てた。
大きく脚を開かせ、その間に膝立ちしたままゴムを着けようとすると、それを見たはるかが
「それ、キライ…」
と言った。
「俺だってキライだよ。でも着けなきゃマズイだろ?」
「大丈夫だよ。ダンナともいつも生だし、お兄ちゃんとダンナ、血液型一緒でしょ?」
俺は一瞬、妹の言う意味が分からず呆気にとられてしまった。
「…いや、そうだけど、そういう問題か?」
俺はためらった。だが、大好きなはるかのアソコが、目の前で俺が入ってくるのを待ちわびているのだ。そういつまでも迷っていられるものではない。
生のチンポの先端を、開いた襞に触れさせると、まるで吸い込まれるようにズブズブと根本まで呑み込まれて行く。
俺は夢中で、後先考えずに激しく腰を振った。とろけたチーズのようなはるかの膣が、俺を優しく締め付け、射精を促してくる。そして…
今はもう他人の物になったはずの妹の子宮に、1ヶ月溜まった物を力強く注ぎ込んでしまった。
射精が終わり、はるかの隣に横たわり、俺は聞いた。
「さっきの…俺とダンナの血液型が一緒って…」
「そう。だからもし、私が妊娠してそれがお兄ちゃんとの子でも、ダンナには分からない」
「でもそれじゃあ、俺は自分の子を、お前たち夫婦に育てさせる事になるぞ?」
「…それって、罪かな?」
「違うのか?」
「もし私が妊娠したら、夫はそれが自分の子かどうかなんて、絶対確かめない。それなら、誰も傷つけないし、迷惑も掛からない。」
「はるか…?」
「誰にも迷惑かからない、非難もされない罪は、罪じゃないんだよね?」
そう。それは俺が10年前に、はるかを口説くのに持ち出した論理だった。俺には、とてもじゃないが、それは間違っているなんて言えなかった。
結局俺は、妹の結婚という機会にも、近親相姦の関係を断ち切ることができなかった。
次にその機会が訪れるのは、妹が妊娠するときだろうか?だがその時、はるかの腹に宿るのは、俺の子かも知れないのだ。
たとえそうなっても、そうならなくても。俺は妹夫婦に協力して、生まれてくる子供が幸せになるよう、全力を尽くしたいと思う。
それが、10年以上に渡って俺に幸せな時間を与えてくれた妹に対する、せめてもの恩返しなのだ。
※元投稿はこちら >>