優菜の唇に軽くキスをした後、ひなの横たわるベッドの向かいのベッドに連れていき、2人並んで腰掛ける。ひなは毛布に隠れながら涙目で僕を見ている。
優菜とキスをしたからか……それは仕方のない事。
ひなより少し小さい優菜の肩を抱き、
「優菜ちゃん…キスしてごめんね。びっくりした?優菜ちゃんが僕の事好きって言ってくれたから思わずキスしちゃった。」
優菜は僕を恥ずかしそうに見上げ、
「キスはびっくりした。今もドキドキしてるもん。でも……お兄さん、ひなお姉ちゃんと一緒だという事は好き同士だから?優菜にキスしたらひなお姉ちゃん怒っちゃうよ。」
優菜も自分以外の人の事考える事が出来るんだ。昼間のあの落ち着きのない優菜は見せかけか……。優菜とのキスはひなには見られてる。ここは僕とひなの関係をしっかり優菜に伝えておかないと。
「優菜ちゃん…実は僕とひなお姉ちゃんとはお付き合いしてるんだ。優菜ちゃんの言う通り好き同士なんだよ。」
優菜はやはりショックを受けたようだ。少し怒った顔をし、
「私…お兄さんとひなお姉ちゃんを昼間見てて好き同士だとわかってた。じゃあどうして優菜とキスしたの?ひなお姉ちゃん悲しんじゃうよ。」
優菜は思ったより大人かも……ひなが子供なのか。
僕は不安そうな顔をしているひなをちらっと見て、優菜に、
「キスしたのは、優菜ちゃんが可愛いって思ったから。ひなお姉ちゃんには悪いが、これは僕の正直な気持ち。でもね…好きなのはひなお姉ちゃん。」
ひなは自分の事が好きだとはっきり言われてほっとした顔を見せる。
優菜は下を向き悲しそうに、
「やっぱり……。わかってたけどショック。でもお兄さんの事好きな気持ちは変わらないもん。」
僕は優菜の頭を優しく撫で、
「優菜ちゃんに悲しい思いさせてごめんね。」
話を違う方向へ持っていかないと。僕とひなの関係を、暴露されても困る。そのまま優菜の耳元で、
「優菜ちゃん…僕とひなお姉ちゃんが裸でギュッとしているところ見てどう思った?」
優菜は少し間をおいてから口を開き、
「ドキドキした。あのね…優菜ね……パパとママが裸でギュッとしているところ見た事あるの。それと一緒だと思った。」
まさか両親のセックスを見た事あるとは……。
「ドキドキしただけ?」
少し突っ込んで聞いてみる。優菜は恥ずかしそうに、
「パパとママのギュッを見た時はならなかったけど、
お兄さんとひなお姉ちゃんのギュッを見た時、ドキドキして…………」
優菜は両手を自分の股を押さえる仕草をする。
僕は優菜の耳元で、
「クスッ……優菜ちゃん。もしかしてアソコがキュンとしたんでしょ?体も熱くなって……。違う?」
優菜はハッとした表情をして僕を見上げる。
「どうしてわかるの?あのね……誰にも言ってない事言うね。優菜、抱き枕ギュッとして寝るの。つい最近お兄さんの事考えてながら股に挟んでギュッとしたら…何だかアソコがキュンとして体が熱くなってきたの。
それから何だかそれが気持ちよくて……抱き枕ギュッとするだけじゃ物足りなくて触ったりしてたの。いけない事?」
もしかしてじゃなくこれは確実に無意識にオナニーを覚えしてたという事だ。でもイク経験はしてないだろう。自分でもそれ以上どうしていいのかわからなかったはず。幼い子供でもオナニーするとは聞いていたが、優菜ちゃんがしていたとはびっくりした。昼間のあのおてんばで男勝りな姿からは想像出来なかった。
僕は優しく微笑み、
「優菜ちゃん……誰にも言ってない事を話してくれてありがとうね。いけない事じゃないよ。」
優菜はひなを見て、
「じゃあひなお姉ちゃんもするの?」
ひなは自分に振られてびっくりし顔を真っ赤に染めている。僕はひなをフォローするように、
「ひなお姉ちゃんはしてなかったみたい。知らなかったというか…。ひなお姉ちゃんは優菜ちゃんより子供だからね。」
フォローになってないか。ひなが怒った顔をしている。優菜は嬉しそうに、
「やった!優菜はひなお姉ちゃんより大人なんだ。」
喜ぶ優菜を真剣な顔をして見つめ、
「ひなお姉ちゃんには自分で触ったりしたらだめだって言ってあるんだ。ひなお姉ちゃんも僕の言い付けをしっかり守ってるんだよ。」
優菜は不思議そうな顔をして、
「どうして?だってさっきいけない事じゃないっていっのに自分で触っちゃだめって、おかしいもん。」
僕は優菜の耳元で、
「僕が触ってあげてひなお姉ちゃんを気持ちよくしてあげてるんだよ。自分で触るより好きな人に触られた方が気持ちいいでしょ?優菜ちゃんも僕の事想像しながら触ってたんでしょ?想像するより本物に触ってもらった方が気持ちいいでしょ?さっき裸でギュッとしてたのは、気持ちいい事してたからなんだよ。」
優菜は幼い顔を真っ赤に染める。あのおてんばの優菜が真っ赤になるとは……これは可愛い。
「ひなお姉ちゃんずるい!お兄さんに触ってもらって気持ちよくなってるなんて……。私も気持ちよくなりたい!お兄さんに気持ちよくして欲しい。」
おっ…これは良い展開だ。自分から気持ちよくして欲しいなんてやっぱり優菜はまだ子供だ。恥ずかしいとか羞恥心がひなよりは少ない。でもそれがまた一から教えていくには都合がよい。優菜には一度ビシッとイかせてやるか。オナニーの経験があるから最初からイける可能性は充分ある。一度イク経験をすれば僕を好きとか嫌いとかの感情より気持ちいい事が優先される。あとはひなの気持ちだな。OKしてくるかどうか。ひなの気持ちを一番に考えてやらないと。
そう考えてると、突然ひなが毛布から出て来て優菜の座るベッドに向かってくる。
これはまずいと思っていると、ひなはベッドに上がり自分より小さな優菜の体を後ろから抱き締める。
「優菜ちゃんは私の大切なお友達だよ。優菜ちゃんが倉田お兄さんの事好きになるのはわかるよ。だって私も大好きなんだもん。でも倉田お兄さんは渡さないもん。その代わり……お兄さんに気持ちいい事してもらう事は許してあげる。……ひなも優菜ちゃんを気持ちよくするお手伝いしていい?」
ひなの言葉にびっくりさせられる。前から優菜の事話しておいて良かった。でもよくOKしてくれたよ。ひなも初めて出来た友達が大切だと思ったんだろう。しかし……後が怖い。セックスを済ませ少し大人になったひなに怒られそうだ。
優菜は後ろを振り返りひなを見て、
「ひなお姉ちゃんは私の大切なお友達。お兄さんは今はひなお姉ちゃんに譲ってあげる。だって好きな気持ちは変わらないんだもん。私2番でもいいもん。ひなお姉ちゃん……気持ちいい事教えて。お手伝いしてください。」
これでひなと優菜の関係が決まった。2人はニコッと笑っている。でもちらっと僕を見るひなの目は……怖い。
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