バイキング会場に入ると先に先輩達が席をを確保してくれていて、大野が手を上げこっちだよと合図してくる。
「ひな…先輩達が席を取ってくれてたみたい。良かったね。」と僕はひなの手を引き先輩達が座る席に向かい合って座る。
ひなの正面に座る大野が、
「ひなちゃん…スキーウェアの時と違って浴衣姿も可愛い、似合ってるよ。お風呂入ったのかな?少し濡れた髪が色っぽく見えるね。」
と声をかける。確かにひなの濡れた髪、うなじは色っぽく見える。
ひなは大野をちらっと見て恥ずかしそうに、
「う、うん。汗かいたからシャワーだけ浴びたの。」
と言って下を向く。
「ひなちゃん…どうしたの?元気なさそうだけど疲れちゃった?」
と坂井が心配そうに聞くと、ひなは顔を左右に振り、
「う、うん。疲れてないよ。大丈夫。元気だよ。」
と言って顔を上げる。
「ひな!疲れてる訳じゃなくて緊張してるんだよね?大野や坂井にもう会えないと思って残念がってたから。ひなは偶然会えた驚きと嬉しさが混じって気持ちが上手く表せないんだ。」
と言うとひなは僕の浴衣を引っ張り、
「お兄ちゃん…恥ずかしいよ。」
と顔を赤く染める。
「そうなんだ。僕達に会いたかったんだね。僕達もひなちゃんに会いたかったから嬉しいよ。そんなに緊張しなくても大丈夫。スノーボードしてる時みたいに和気あいあいと行こうよ。」
と大野と坂井がニコッと笑うとひなは、ゆっくり深呼吸し、
「……うん。大野さん…坂井さんありがとう。ひな、少し落ち着いた。」
と言ってぎこちなく笑う。
これからセックスすると思い込んでる2人がひなの目の前にいるんだから緊張しないわけない。
でも先輩達はまだセックス出来るとは思ってない。僕はその可能性があると言ってあるだけ。セックスする為にひなの心をもっと掴むよう努力はさせないと。
「ひなちゃん…何が好きかな?一緒に食事取りに行こっ!」
大野と坂井がひなを誘う。ひなは僕を見て、「…行ってくる。」と言って2人に付いて行く。
さすが先輩達、自然の家で4年もボランティアしてたから扱いがうまい。
3人を見ているといつの間にか、スノーボードの時のように和気あいあいになって、緊張していたひながぎこちないが笑っている。
僕も食事を取りに行き、4人揃って夕食を取る。
食事中スノーボードの話で盛り上がり、時よりひなの笑い声が出るようになる。
スパゲッティを食べている時、ひなの小さな口元にソースが付いている事に大野が気付き、
「ひなちゃん…口元にソースが付いてるよ。」
とさり気なくティッシュで拭いてあげるとひなは、
「あっ…大野さん…ありがとう。」
と恥ずかしそうに答える。
「口元にソース付けたままでもひなちゃんは可愛いけどね。」
「付けたままは…それは恥ずかしいよ~。」
口元に触れられても嫌な素振りは見せないという事は、体を触られても大丈夫だということか。
楽しく食事を済ませ4人揃って8階へ。
「ひなちゃん…トランプやUNO持って来てるからお部屋で遊ぼうね。」
と大野に言われ、エッチの事が頭を過ったんだろう。ハッと我に返るひな。
「う…うん。……待ってる。」
と言って僕の浴衣をぎゅっと握る。
先輩達は隣りの部屋。ひなの心の準備が出来てないうちに、僕達が部屋に入ると先輩達はすぐにやってくる。
「ひなちゃん…来たよ~。」
「う…うん。」
ひなはまた緊張しているようだったが、先輩達がわいわいとはしゃぎ、場を盛り上げようと頑張っていると笑顔が出るようになる。
先輩達もひなに気に入られようと必死なのがわかる。
「わあっ!負けた~。お兄さん達強い。今度は負けないよ。」
「僕達だって遠慮しないからね!」
暫くゲームで遊んでいると大野がふと、
「ひなちゃん…車の中でどうしたのか気になっちゃって。聞いていい?」
とひなに尋ねる。
ひなは思っても無かった言葉をかけられビクッとして手が止まり、みるみる顔が真っ赤になる。
「……お兄ちゃん。」と僕に助けを求めるが僕は、「ひな…正直に言おうよ。言えなかったら僕が代わりに言うよ。」と突き放す。
ひなは「………う、うん。恥ずかしいからお兄ちゃん言って…」と言って下を向いてしまう。
「そんな恥ずかしい事なの?」
と大野と坂井は興味津々。
「まず始めに…ひなはもうエッチの経験があるんだよね。相手はもちろん僕だけど。初めてはもう半年前になるかな。僕がひなにひとめぼれしたのもあるし、ひなも僕の事好きって言ってくれて。ひなはまだ幼く未熟だから入れる前に随分準備してから繋がったんだ。そのかいあって今ではイけるまでになったんだよね?」
とひなの顔を見ると小さな声で、
「…そこまで言うの?お兄ちゃん…恥ずかしいよ~。」
と涙目になる。
「先輩達にまずそれを知って貰わないと車の中での事わかって貰えないでしょ?」
「……う、うん。でも…恥ずかしい。」
大野と坂井は、
「ひなちゃん…倉田ともうエッチを済ませてたなんて、びっくりしたよ。でもそれだけ倉田の事が好きなんだね。内気で人見知りなのにひなちゃん頑張ったね。」
とひなを援護する。思いがけない2人の言葉にびっくりし涙が溢れてくる。
「優しい先輩達に会ってスノーボード教わって楽しくて、また会いたいって思ったんだよね?僕以外の人にそんなふうに思った事無かったんだって。」
とひなを見ると泣きながら「コクン」と頷く。
「だから車の中で先輩達が好きかどうか考えてみなさいって。気持ちを確かめる一番早い方法、大野や坂井とエッチしているところをひなに想像させたんだ。そしたら…吐息が漏れ出して体が敏感になってきてね…聞いたら嫌じゃ無かっんだって言ったんだ。」
ひなは目に涙をいっぱい浮べ、
「……エッチなひなでごめんなさい。お兄さん達嫌いになったよね?お兄さん達の顔見ると自分が恥ずかしくなって…元気なくなっちゃったの。」
と頑張って自分の気持ちを先輩達に伝える。大野は、
「そうだったんだ。嫌われたんじゃないかって心配になったよ。ひなちゃんの事嫌いになんかなるわけないでしょ?自分の気持ちはっきり言えて偉いって思う。でも本当に僕達とエッチしてもいいって思ったの?」
とひなの涙を拭う。僕の顔をちらっと見るひなに目でいいよと答える。
「……うん。でもお兄さん達がひなが幼くて嫌だったら…ごめんなさい。」と言って黙り込むひな。
ひな…幼いから嫌じゃなく幼いからいいんだよ。
「いや…いやじゃないよ。ひなちゃん可愛いし僕も坂井も大好きだよ。だからエッチしたいって僕達も思う。」
暫く黙っていたひながゆっくり口を開く。
「……でもひな1人でお兄さん達が3人で……怖いの。恥ずかしいの。どうしたらいいのかわからないの。」
と体を震わせるひなを大野が後ろから優しく抱き締める。小さな体をビクッと震わせるも嫌がる素振りは見せない。
「ひなちゃん…大丈夫だよ。イク事も知ってるようだから入れても痛くないんだよね?痛くなかったら何も心配する必要はないよ。エッチはお互いに楽しむものなんだよ。」
「昨日3ヶ月ぶりに車の中でエッチした時は、久しぶりだから少し痛いって言ってたけど、イけたもんね?もう慣れたよね。」
と僕はひなの顔を見る。ひなは真っ赤に染めた顔で恥ずかしそうに頷く。
大野が、
「昨日車の中で…そっか~。だったら体が慣れたはずだね。心配ならちょっと動画見せてあげる。坂井!スマホで動画見せてあげて。ひなちゃん見たことある?」
と言うとひなは顔を左右に振る。
坂井はひなの前にスマホを持ってきて、少し激しめの複数セックスのAVを見せる。
ローションを塗られて光る体、代わる代わる男に抱かれる女性、下から突き上げられながら2本交互に肉棒を咥える女性…肉棒や玩具で責められイクッ!イクッ!と何度も叫び痙攣する女性の動画にひなの目が釘付けになる。
先輩達が動画を見せたのはひなにこの女性と同じ事をするんだと覚悟させる為。僕でも同じ事をする。
「はぁ…はぁ…わあっ…エッチ…はぁはぁ…ぃゃぁっ…恥ずかしい…はぁはぁ…すごい…ううっ…。」
ひなの吐息が荒くなって、体が敏感になってきているのがわかる。
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