僕の横で眠るひな…幼く無垢な可愛い顔をしてる。誰が見ても可愛い小学5年生。でも…既にセックスを覚えイク事も経験してるなんて誰が想像するだろうか。
「ひな…おはよう。」
「ううん……お兄ちゃんおはよ。」
朝7時、横に眠るひなを起こし服を着させる。少し離れた場所に停めたのに、いつの間にか周りは車でいっぱいになっている。
「ひな…よく眠れた?」と聞くと、「うん…お兄ちゃんにぎゅっとしてもらったから、ぐっすり眠れたよ。」
と笑顔で答える。
「思い切りイッたからよく眠れたんでしょ?」
とひなの頬をツンツンすると、
「もう!お兄ちゃんのエッチ。」
と顔を赤らめる。図星のようだ。
久しぶりのエッチに満足したんだろうな。
準備をし車から降りて、レンタルショップにひなのスキーウェアとスノーボードを借りに行く。
「わあっ!凄い…雪だ~!」
初めてのスキー場に目をキラキラさせているひな。
スキーウェアに着替え、スキー場のレストランで軽く食事を済ませる。
2人ゲレンデに出ると、ひなが不安そうに僕を見上げる。
「お兄ちゃん…ひな上手く滑れるようになるかな~?」
「ひなは何事も一生懸命だから大丈夫だよ。僕が教えてあげるから。」
僕はひなの耳元で、
「何事も経験だよ。体で覚えないと。エッチだって最初は上手く出来なかったけど、出来るようになったよね?」
と囁くと、
「もう!……お兄ちゃんのバカ。」
と頬を膨らませる。
「怒った顔も可愛いよ。」
「……もう知らない!」
と怒るもすぐ笑顔になるひな。
まあまあ僕も滑れる方だけど、人に教えた事はなく少し心配になる。
ひなは左足が前のレギュラースタンス。
最初はボードを持って緩やかな斜面を登り、左足だけビンディングに固定し滑って止まる練習をする。
「あっ…怖いっ!」
「大丈夫、転んでも痛くないから。」
子供は体重も軽く体も柔らかいから怪我をしにくい。ひなもそう。
何度も練習するうちに少しずつ曲がるこつや止まるこつを掴んでいくひな。
両足をビンディングに止めて滑る練習を繰り返していく。
「そうそう!ひな…うまいぞ!」
「わあっ…ひな滑れるよ!」
さすがエッチより覚えるのが早い。それに何度もボードを持って斜面を走りながら登るんだから体力もある。
「止まる事が出来れば、リフトに乗れるから。」
「うん!乗る!」
華奢なだけで運動神経はいいようだ。
性格がもっと社交的だったら、スポーツで才能が開花するかもしれないと思わせる。
止まる、曲がるの練習を繰り返しいよいよリフトへ。
最初は初心者用の緩やかなコースへ。
ぎこちないが、何とかリフトに乗れたひな。並んで座るとひなは僕に持たれ掛かってくる。
ひなにしては大胆な行動だと少し驚かされる。
「お兄ちゃんとこうしてスノーボード出来て楽しい!」
「僕も楽しいよ。上達が早いけど過信すると怪我するからね。」
「うん…わかってる。」
本当にわかってるのだろうか?普通子供ははしゃぎたがるし、予想外のこともする。怪我でもしたら大変だから僕が気を付けないと。
「リフトから降りる時が危ないからね。」
「はいっ!」
前にいる人にぶつからないよう、後ろから降りる人を邪魔しないよう何とかリフトから降りる。
「さあ…最初はゆっくり降りて行こうね。」
「うん…ゆっくり滑る!」
緩やかなコースを途中転びながらも何とか下まで降りる事が出来たひな。
「ひな…覚えるの早いね!」
「お兄ちゃんの教え方が上手だからだよ!またリフト乗ろっ!」
ひなにせがまれてリフトに乗る。
緩やかなコースを何度か繰り返し滑るともう少し上に行きたいと行ってくる。最初は怖いって言ってたのに…。少しだが滑れるようになって、よっぽど楽しいんだろう。
リフトを乗り継ぎ、緩やかなコースの上にある少し急なコースへと登っていく。
「ひな…さっきとは違って少し急だけど大丈夫か?」
「うん!大丈夫。お兄ちゃん見てて」
と言って僕より先に滑り出すひな。
「ほら!ひな滑れるよ!」
と言った矢先スピードが出すぎて、
「きゃっ!止まれない!お兄ちゃん!止まれないよ~。きゃああっ…」
とひなの叫び声が。ほら見たことか。
僕は慌ててひなを追いかけるが間に合わない。と思った瞬間、前にいた男2人がひなの体を抱き抱えるように受け止める。
「お嬢ちゃん大丈夫?」
と抱き抱えた男の1人がひなに話しかけると、
「はぁはぁ…大丈夫です。あ、ありがとうございます。」
とほっとした表情を浮かべる。
僕は慌てて男達に近付き、
「すいません…助かりました。ありがとうございます。」
と頭を下げる。
「こら!ひな…だから過信したら駄目だって言ったでしょ?お兄さん達にちゃんとお礼しなさい。」
と言うと僕に怒られたからか涙ぐみ、
「お兄さん…ありがとうございました。怖かった……。」
とお辞儀をする。
すると男の1人が僕の顔をジロジロ見て、
「あれっ?倉田じゃないか…。俺…俺だよ。大野だよ。」
と、もう1人も、
「俺だよ…坂井だよ。わかるだろ?」
と言ってくる。
「おおっ…大野に坂井!久しぶり。こんなところで会うなんてびっくり。」
こんな遠くのスキー場で知り合いに会うなんて本当に偶然だ。
ひなは不思議そうな顔で、
「このお兄さん達知り合い?」
と聞いてくる。
「ひな…覚えてないかな~?このお兄さん達、自然の家で僕と一緒にボランティアしていた2人だよ。去年の4月、ひなが参加した時にもいたんだよ。2人は大学4年生で今は引退してるんだけど、僕も随分お世話になったんだ。」
「……そうだったんだ。」
ひなは覚えてないような顔をしてる。
すると大野が、
「ひなちゃんて言ったかな?僕は覚えてるよ。自然の家のイベントに参加してくれた事。何で覚えてるかと言うと、最初見て凄い可愛い子だなって思ったのと、僕や坂井が話しかけても喋ってくれなかったから。」
と言うと坂井も同意らしい。
「凄い可愛いって思ったんだって。ひなが自分の可愛さに気付いてないだけだったみたいだね。」
やはり大野も坂井も狙ってたのか。
ひなは誰が見ても可愛いって思う容姿なんだもんな。
「……ごめんなさい。知らない人と話すの苦手で。」
と小さな声で言い僕の服を引っ張るひな。
「でも倉田が話しかけるとひなちゃんは楽しそうな顔をするから、僕達がいけなかったんだね。仲良くなりたかっけど…。もうボランティアも引退しちゃったから会えないって思ってた。」
ひなは僕を見上げて困った顔をする。
「ひな…お兄さん達仲良くなりたいんだって。」
「う…うん。」
少し警戒するひなに、
「お兄さん達、優しい人だよ。ひなは気付いてないかもしれないけど、自然の家ではこの人達人気があったんだよ。助けてもらったんだし、この際スノーボード教えて貰おうか?」
と心をくすぐると、やはりスノーボードが楽しんだろう。
「教えてもらってもいい?」
と小さな声で言う。
「もちろんだよ。お兄さん達、倉田より上手いんだよ。」
「おいおい!まあ…上手いのは本当だけど。」
大野がひなに聞こえないように僕に小声で、
「お前が羨ましいよ。ところでどうしてひなちゃんとお前がスキーに?もしかして2人きり?やったのか?」
と聞いてくる。
「やったとは下品だな~。僕は先輩達に教わったんですよ。わかるでしょ?だから想像にまかせます。もちろん2人きりだし、母親の了解も貰ってますよ。その辺は大丈夫です。旅行は2回目だけどね。詳しい事は後で…」
「あの喋ってくれなかったひなちゃんと仲良くなってるお前が羨ましいぞ!美味しいところはいつもお前が持っていくんだから。わかった。後で詳しく聞く。」
それから大野と坂井は僕の出番がないくらいひなに付きっきりでスノーボードを教えてくれた。
「お兄さん…こう?」
「そうそう!ひなちゃんうまいぞ。逆に体重がかかると転んじゃうから気を付けて!」
「はいっ!」
くやしいかな、みるみる上達していく
ひな。
最初は恐る恐る教えて貰っていたが、ひなもスノーボードに一生懸命で、慣れてくると、「大野お兄さん!」「坂井お兄さん!」と気軽に呼べるまでになっていく。
「そろそろお腹空いたね!」と大野が言う。時計を見ると既に昼の12時を回っている。
「ひな…お兄さん達と仲良くなれた事だし一緒に昼御飯食べようか?」
とひなの顔色を伺う。ひなはすぐに、
「うん!一緒に食べる。」
と返事をする。人見知りはどこに行ったんだ。
「ひなちゃんと一緒にご飯食べれるなんてお兄さん嬉しいよ。な?坂井?」
「もちろん嬉しいよ!」
僕とひな、先輩2人と一緒にスキー場レストランに…。
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