ドライか……。館長の言う通り自分は物事をドライに考えていたが…ひなと出会って調子が狂ってしまった。
純情で汚れを知らない少女に好意を抱かせ、言葉巧みに性に対しての好奇心を煽る。思春期に入り羞恥心の芽生えた恥ずかしさの中、言われるがまま幼い体をさらけ出す様子はたまらない。
膨らみ始めたばかりの胸、無垢の割れ目、華奢な体を真っ赤に染め恥ずかしさに耐えている姿はまさに興奮を誘う。
僕はそんな少女を今まで経験した事のない素晴らしい世界、絶頂へと導いていく。
初めて絶頂を迎えた少女が、自分の体に何が起きたのか分からず顔を真っ赤に染め涙ぐむ様子は毎回ドキドキする。
絶頂へと導いてあげた事と引き換えに初めてを頂く。
快感が痛みに勝るよう念入りに準備し、少女は僕の為ならと痛みに耐え肉棒を受け入れていく。
優菜や穂乃花、凛、ほとんどの少女は一度快感を知ってしまったら、お菓子を欲しがるように求めてくる。
最初は嫌がっても、好奇心には勝てない。数人の男達に同時に責められる事にも喜びを感じるようになり、僕以外とでもセックスするようになる。そしていずれは僕から離れていく。
しかしひなの場合は、あまり積極的ではない。3ヶ月あまりも我慢しているのに何も言って来ないのがその理由。
何事も自分から言い出せないと言う気持ちの弱さもあるが、僕との心の結び付きが何よりも優先するようだ。
館長は僕に、
「ひなちゃんが他人に抱かれている所を想像してごらん。
それで倉田君が興奮するのか、嫉妬するのか…かわいそうに思うのか。
またひなちゃんは倉田君以外の人に抱かれる事を良しとするのか…。直接聞いて見ればいい。良しとしないでも興味があるのか…」
と最後に電話で話してきた。
ひなは僕が言えば多分、僕以外の人にに抱かれる事を嫌とは言わないだろう。しかしそれは本心ではない。僕に嫌われたくないから。
だが山下さんなんかに抱かれたら…ひなの心が壊れてしまうんじゃないかと心配になる。
ひなが山下さんに抱かれている所を想像すると…なんとも言えない気持ちになってくる。
見てみたい…見たくない…自分の気持ちがよくわからない。
気持ちの確認の旅行。
その時改めて考える事にしよう。
年末なので穂乃花と優菜の家庭教師は年明けまでお休みにしたが、25日槌様子伺いを兼ねてクリスマスプレゼントを持っていく。
2人は大変喜んでくれてホッとする。山下さんとの関係が上手く続いているようだ。
27日槌今年最後のひなの家庭教師の日。事前に電話で旅行の事を話しておいたので、少し早めに家に向かう。
チャイムを鳴らすといつものように玄関まで走って出迎えてくれるひな。
髪をおさげに結んだひな…ジャージ姿だが可愛さが溢れている。
「お兄ちゃん!旅行の話…早く早く!ママがね…いいよって言ってくれたの。」
と嬉しそうに僕の手を引っ張りリビングへ。
テーブルに座り母親へ旅行の話を始める。
「倉田さん…いつも娘の事をありがとうございます。倉田さんから電話もらってひなに旅行の話をしたら、ぜひ行きたいってはしゃいではしゃいで…。スノーボードなんてひなに出来るかしら?」
ひなは母親の服を引っ張り、
「もう…ママは余計な事は言わなくてもいいの。ひなだって頑張ればスノーボードぐらい出来るようになるもん」
と恥ずかしそいうに言う。
もちろん月曜日の夜、あれから母親に電話し旅行のOKは貰っていた。それから旅行の日程も決めておいた。
冬休みの宿題もあるし、年末年始は流石に母親と過ごす方が良いので、1月3,4,5日の2泊3日と決め最終確認する。
館長には火曜日に連絡済み。
水曜日にはホテルの予約が取れたと連絡が来た。
3,4,5日母親はフリーになるからと、真っ先に館長に電話があったらしい。
それから母親には泊まるホテルの連絡先を教える。
「ひなちゃん…旅行までに冬休みの宿題をなるべく終わらせるんだよ。じゃないと旅行先で勉強だよ。」
「え~…。お兄ちゃん……旅行先で勉強は嫌だよ。ひな頑張って宿題終わらせるから!ところでお兄ちゃんってスノーボード出来るの?」
「もちろん出来るよ。普通に滑るだけだったらそんなに難しくないよ。それにひなは軽いから、怪我もしにくいと思うしね。」
「倉田さん…ひなの事宜しくお願いします。スノーボードに行くなんて前のひなだったら絶対行かないと思うけど…お兄さんと一緒だからかな?」
と母親がひなを見る。
「もう…ママったら……。前からスノーボードしたいって思ってたの!お兄ちゃんが連れて行ってくれるって言うから……そんな機会なかなかないもん。」
「はいはい…わかりましたよ。ママは余計な事は言いません。」
僕と母親は顔を見合わせ思わず笑ってしまう。その様子を見てひなは頬を膨らませる。
打合せが終わり勉強を教える為、ひなの部屋に向かう。
休憩時間ひなのベッドに座る僕の横にちょこんと腰掛け、
「お兄ちゃん…旅行誘ってくれてありがとう。ひな、凄い楽しみ!」
と僕を見上げる。
僕はひなの小さな肩を抱き、
「僕も楽しみだよ。忙しくてなかなか構ってあげられなくてごめん。前回旅行へ行ったのは確か9月の始めだったから、もう3ヶ月も経ったんだね。」
と言うと頭を寄せ持たれかかってくるひな。
「家庭教師でいつもお兄ちゃんと会ってるし、それだけでひなは充分だよ」
「……エッチしなくても大丈夫なの?」
と聞くと顔を真っ赤に染めるひな。
「お兄ちゃんのいじわる!エッチしなくても大丈夫だもん。」
と強気のひな。だったら少し困らせてやるか。
「だったら今回の旅行はエッチ無しでもいい?」
と聞くともじもじしながら、
「お兄ちゃんがしたくないならいいけど…。ごめんなさい………エッチしたい。」
と瞳をうるうるさせるひな。
「ごめんね。冗談だよ。」とひなの頭を寄せる。
ひなは、「お兄ちゃん…あのね…」と言いかけて黙ってしまう。
「遠慮しなくていいから、思った事言ってごらん。」
と言うとゆっくり口を開くひな。
「9月に旅行に行ったきり、その後エッチしてくれなかったのはひなに原因があるのかなって考えてたの。ひなはまだ子供だし、ひなのエッチじゃお兄ちゃん満足出来ないのかなって…。だからエッチしたくても自分からして欲しいなんて言えなかった。お兄ちゃんが満足してくれないと…自分だけ満足じゃだめだもん。」
ひなの健気な言葉にドキッとしてしまう。やはりひなは他の子と違う。
「ひな…考えすぎだよ。僕の事を思っててくれたんだね。ありがとう。子供だなんて関係ない…ひなに原因なんてないよ。本当に忙しかっただけだから。」
ひなは黙ったまま涙を浮かべている。
「ひな…例えば、もし僕以外の人がひなの事気持ち良くしてくれるって言ったらその人とエッチする?」
と聞くと、
「ひなはお兄ちゃんじゃなきゃいやだもん!お兄ちゃん以外の人だったら気持ち良くなりたくない!お兄ちゃんがしてくれるまでずっと待ってる。」
と僕を見上げて強く言う。
「僕がお願いしてもだめ?ひなが僕の目の前で他人とエッチしてるのを見たいって言ったらどうする?」
ひなはびっくりした表情をし、
「………それは……嫌だよ~。大好きなお兄ちゃんに見られながらエッチするなんて嫌だもん。」
と泣き出してしまう。
「ひな、悪かった。ごめん…ごめん…冗談だよ。」
とひなの涙を親指で拭い小さな唇にチュッとキスをする。
やっぱりひなには無理だよな~。
「お兄ちゃん…好き。」
と言って僕の胸に顔を埋めるひな。
「ひな…可愛いから意地悪したくなっちゃうんだ。意地悪ついでに言うけど、僕が満足するように頑張るって言ったけど本当?」
ひなは僕の胸の中でうなずく。
「そっか~。だったらこの前の旅行以上に、恥ずかしい事いっぱいしちゃうかもしれないよ。ひなが想像出来ないくらいの激しいエッチしちゃうし、ひなにいっぱい動いてもらって気持ち良くしてもらおうかな。どうする?」
と聞くとひなは顔を上げ僕を見つめる。
「お兄ちゃんの意地悪!ドキドキしてきちゃったよ~。ひな…お兄ちゃんに気持ち良くなってもらう為一生懸命頑張る。約束する。恥ずかしいのも…頑張る。」
もう1回ひなと唇を交わす。
んんっ…チュッ。
「ひな…旅行楽しみだね。旅行までに宿題終わらせるんだよ。」
「はいっ!お兄ちゃん。」
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