12月21日金曜日夜7時、凛の部屋。
「明日クリスマスイベントに行く日だね。凛と一緒に参加出来るのが楽しみだよ。凛も楽しみだよね?」
と机に向かう凛に耳元で囁く。
「ううん。楽しみだけど不安なの。」
「不安?」
「クリスマスイベントは楽しみだけど、…凛の知らない大勢の人とエッチするんでしょ?…怖いもん。」
と振り向き涙目で僕を見上げる。
「この3週間、イクのをずっと我慢してたでしょ?何度もおねだりしてきたのにイきたくないの?」
「それは……やっぱりイきたい。夜寝る時とか、お兄ちゃんやおじちゃんとエッチした時の事思い出しちゃうんだもん。そしたらドキドキしてきてアソコがムズムズしてくるの。我慢しなきゃって布団をぎゅっと抱き締めて寝るの。ずっと我慢してたからイきたいけど…でもね大勢の人とするの恥ずかしいし怖いよ~。」
じわっと涙が溢れてくる。
布団をぎゅっと抱き締めて寝るんだ。可愛いな~。
あれだけ激しいセックスをしたのに、思い出すとドキドキするんだ。トラウマにならなくて良かった。
僕は親指で凛の涙を拭う。
「凛はイきたいのと怖いのとどっちが強い?凛がいやならやめようか?その代わりイク事は出来ないけど…」
少しの沈黙の後、
「イけないのはいやっ!我慢するの大変なんだもん。でも……イきたいのと怖いのは同じくらいなの。」
と口を開く凛。
「同じくらいだったら思い切りイク事だけ考えたらいい。3週間ぶりにイけるんだよ。頭が真っ白になる瞬間を味わいたくないの?凛の気持ちいい場所を舐められたり弄られたり、大きいオチンチンで奥まで突かれたり…想像してごらん。」
「お兄ちゃんの意地悪。ドキドキしてきたよ~。怖いけど…………わかった。お兄ちゃんの言うとおりイク事だけ考えるようにする。」
子供の心は、ましてや思春期に入ろうとしている凛の気持ちは不安定だ。
しっかり心のケアをしてあげないと。
でもイきたい気持ちは何よりも勝るんだと改めて思う。
勉強の時間が終わり、リビングで母親と迎えに行く時間、帰ってくる時間を打合せする。
明日は午前11時頃迎えに行く事を伝える。
「帰りは25日の昼からになると思います。また連絡します。」
「はい。わかりました。倉田さん…宜しくお願いします。」
玄関先まで見送りに来た凛の頭をくしゃくしゃっと撫で、
「凛ちゃん…明日11時にね。」
と笑顔で言うと、
「はいっ!待ってます。」
と笑顔で返してくる凛。
きっと今日の夜はドキドキして眠れないだろう。
ふうっ…忙しいイベントになりそう。
母親に挨拶して帰路に着く。
あくる日の11時、凛を迎えにいく。
凛と一緒に母親が外まで見送りに来てくれ、凛の事宜しくお願いしますとの事。
凛は髪をポニーテールに結び、薄茶色のニットのセーターに黒のショートパンツ、ブラウンのニーソックスに薄紫のマウンテンパーカーを羽織っている
凛の荷物を後ろに乗せると母親に挨拶する。
「こちらこそ、責任を持って凛ちゃんをお預かりします。じゃあ行ってきます!」
「ママ!行ってきます。」
凛を乗せ自然の家に向かう。
やはり緊張してるのが伺えるので、自然の家に着くまで凛の緊張を解す為エッチの事には触れないよう会話をする。
途中マックのドライブスルーで買ったハンバーガーを食べ、12時30分頃自然の家に着く。
受付で館長が出迎えてくれ、「倉田くん…久しぶりだね。」と会話を交わすと、僕の後ろにいる凛を見つけ、
「この子が今回1人で参加する凛ちゃんだね。25日までここを使えるようにしておいたから。でもこんな可愛く幼い子を複数でなんて…君も山下もやりすぎじゃないか?なんて…人の事は言えないか。」
と笑いながら耳打ちする。
館長は凛と目線を合わせるようにしゃがむと、
「僕は館長の山田です。そういえば凛ちゃんも山田だから同じ姓だ。事前にお手伝いもしてくれたんだったね。ありがとう!小学4年生なのに今回1人でよく参加してくれたね。困った事があったら全部倉田くんに頼ればいいから。」
と頭をぽんぽんと軽く叩く。
「はいっ…あ…ありがとうございます。」
と緊張しながら返事をする凛。
すると遠くから僕達を見つけ山下さんが走ってくる。
山下さんは、はぁはぁ言いながら、
「凛ちゃん…久しぶり!元気にしてたかな?相変わらず可愛すぎるよ。」
と目線を合わせる。
「あっ…おじちゃん…久しぶり。」
とまたもや緊張する凛。山下さんを見て明日の事が改めて頭を過ぎったんだろう。
「3週間我慢したんだから体が疼いてるでしょ?明日は思い切りイって貰うからそのつもりでね。おじちゃんと倉田くん含めて7人だから…。」
と耳元で囁くと凛は、
「えっ?7人……う…うん。」と恥ずかしそうに頷く。
凛は僕を見上げ、「お兄ちゃん…7人だなんて…緊張してドキドキしてきたよ~」と泣きそうな顔をする。
「凛ならきっと大丈夫だよ。さっ…行くよ。今日は僕の部屋に泊まるからね。今回は凛の保護者だから。」
「あっ…はい……。」
今回の参加は凛の保護者としての役割が大きい。凛の部屋は僕と一緒。
でも明日の為に今日はエッチは無し。
午後からのオリエンテーションを済ますと、早速クリスマスリーフ作り。
凛の用意してくれた松ぼっくりやツル草などを使ってみんな一生懸命作っている。自分が用意した物が役に立って凛も嬉しそう。
凛も僕に手伝ってもらいながら何とか完成。
休憩時間を挟んで食堂で夕食。
その後はステージのある広間でハンドベルによる演奏会や手品。
わざわざ外部から人を呼んでの事。
クリスマスらしいイベントが続く。
このイベントに純粋に参加して貰ったのは母親への報告と、明日の為。
凛は明日の事を忘れて無邪気に楽しんでいる。そんな様子を見てると罪悪感でいっぱいになってくる。
最後にみんなでショートケーキを食べてイベントは終了。
部屋に戻ると凛にお風呂へ行って温まってくるように言う。
流石に一緒に入る訳にはいかない。
パジャマ姿で戻って来た凛と一緒にベッドに腰掛ける。
「凛…今日は楽しかったね。濡れた髪乾かさないと風引くよ。」
タオルで肩まで伸びた髪を優しく拭いてあげる。
「あっ…ありがとう。うん!凄い楽しかった…クリスマスリーフも上手く出来たし、手品もハンドベルも良かった!」
凛と楽しく会話していると扉を叩く音が……。山下さんが入ってくる。
するとふっと現実に戻る凛。
「凛ちゃん…今日は楽しかったね~」
「う…うん…楽しかった。でもおじちゃんの顔見たらドキドキしてきたよ~」
と不安な表情を見せる凛。
「それは明日が楽しみだと言う事かな?あっ…それから明日の朝、して欲しい事があるから他のみんなより早く起こしにくるからね?じゃあ…凛ちゃんおやすみ。」
「おやすみなさい…。」
凛は僕を見上げ、「凛にして欲しい事って何だろう」と不思議そうに聞いてくる。
「何だろうね。僕も知らない…何かお手伝いして欲しいのかな?明日になればわかるよ。明日の為に早く寝ようか…。でも今日なエッチ無しだよ。」
「うん…わかってる。お兄ちゃん…ぎゅっとして寝てもいい?」
「もちろんだよ。」
僕は凛と一緒にベッドに入り横になる。
「お兄ちゃん…明日不安だよ~。ぎゅっとして!」
と抱きついてくる。
僕も凛を優しく抱き締め、
「ぎゅっとしてるから大丈夫。今日はいっぱい楽しんだから疲れたでしょ?早く寝ようね。」
「うん…おやすみなさい。」
僕の胸に顔を埋める凛。
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