今週もほのか、優菜、ひなと無難に家庭教師をこなし週末の土曜日は館長とイベントの打合せをする。
参加者名簿の確認をすると、山田親子の参加申込書があった。良かった。
母親は山田真理 38歳。柚希 12歳、凛 10歳と3人での参加。
僕と柚希との関係は一応館長の耳に入れておかなければいけない。
ほのかと柚希が同じ学校の友達だと言う事、柚希が僕に言い寄ってきた事、柚希とキスまで進んでる事、今回のイベントの参加は僕が勧めた事などを詳しく館長に話す。
「倉田くん…また新しい女の子か?次から次からへとよくまあ…お盛んだ事。くれぐれもバレないよう気を付けてくれよ。倉田くんの事だから大丈夫だと思うが…。もしかしてその妹も狙ってるのか?」
「バレないよう細心の注意を払います。妹の方は成り行きです…まだ会ってないので。今回は無理せず母親の信頼を得る事を目的としていますので。」
と言って山田親子に付きっきりになる事を了承してもらう。事前の根回しは大切。
「熟れた体もいいが、この前初めて味わった若い体もいいもんだね。倉田くんが若い子が好きな意味がよくわかったよ。やみつきになりそうだ。」
「ほのかの事ですね?あれはなかなかハードでした。精神的にフォローしてますので安心して下さい。暫く体を休めるように言ってあります。その後の事は山下さんに任せてありますのでまた抱いてあげて下さい。本人もまたエッチしたいと言ってましたし…」
「さすが倉田くんだな。わかった、山下に連絡してみる。今回のイベント、良かったら倉田くんに協力するよ。」
「ありがとうございます。お願いします。」
館長とは持ちつ持たれつの関係。
打合せを済ませると帰路に着く。
月曜日、公園で柚希と待ち合わせ。
先週と同じようにキス、ボディタッチと少しずつ触れられる事に慣らしていく。柚希も頑張ってついてくる。
イベント開催日の週末、土曜日。
受付にいると、山田親子がやって来る。
母親は身重160位か、Vネックニットにワイドパンツ。スタイルはいい。顔は柚希に似て綺麗。
柚希、紺のプルオーバーにデニムのミニスカート。ニーソックス。僕の言いつけを守りミニスカートを履いてきている。
妹の凛。柚希の後ろに隠れて恥ずかしそうだ。身重は優菜と同じ130位か。顔は小さく肩より長い髪、茶色のロングTシャツにデニムのショートパンツ。
胸の膨らみは服の上からはよくわからないが、とてもかわいい。
どストライクだ。
「あっ!倉田お兄さんこんにちは。今日は宜しくお願いします。」
と柚希が話しかけてくる。僕の事は、ほのかの家庭教師をしているお兄さんで、お祭りで会った事がある人。この前たまたまほのかちゃんの家の近くで会って今回のイベントを紹介された事にしてある。
「柚希ちゃんだったね。宜しくお願いします。ほのかちゃん参加出来なくて残念だったね。」
柚希には僕の話に合せるように言ってある。
柚希の母親が、
「今回は宜しくお願いします。なかなか忙しくてこういうイベントに連れて行ってあげられなくて。不慣れで迷惑をかけるかもしれません。柚希は活発でいいんですけど、妹の凛が人見知りで。だから連れてきたんです。」
と話しかけてくる。
「大丈夫ですよ。僕や他のスタッフがお世話しますので、楽しんで下さい。人見知りなんて直ぐに治ってしまうぐらい楽し事いっぱいですから。」
僕は柚希の横にいる凛と目を合せるようにしゃがみ、
「柚希ちゃんの妹さんかな?倉田仁です。よろしくね。」
と優しく微笑みながら頭を撫でる。
すると凛はまた柚希の後ろに隠れ恥ずかしそうににする。
「凛!お兄さんにちゃんと挨拶しないとだめでしょ?」
と柚希が言うと後ろから顔を覗かせ、小さな声で、
「よろしく…おねがいします」
と言って頭をペコリと下げる。
さすがお姉さん。凛にとってお姉さんは絶対的な存在みたいだ。普段2人でいる事が多いし小さい時から柚希が凛の世話をしてきたからだろう。
凛を攻略するにはまずは柚希からか。いやいや…柚希は許さないかもしれない。でも柚希が知らないところで妹き何かすればいずれバレる。
そうなるとまずい。
柚希は僕が好きな事はわかってる。
凛も僕の事が好きになるよう、好きで好きでどうしようもないぐらいに持っていく必要がある。内気な凛だか、ひなよりはまだいい。
柚希と凛にライバル心を持たせる。
いつも寄り添ってくれる柚希お姉さんが僕と仲良くしているところを見ると一人ぼっちになった気がするだろう。
凛は僕に怒りをぶつけるような性格でもない。そこで途中から凛には特に優しく接し特別扱いをすれば僕の事が気になってくるだろう。
僕にの凛への態度を見た柚希はライバル心を抱く。ライバル心を抱いた柚希を見てまた凛もライバル心を抱く。
うまくいくかな~。
小学4年生、自分の気持がちゃんと言えるようそろそろお姉さんから独り立ちさせてあげるか。
そんな事を考えていると、柚希の母親を見て、すかさず館長がやって来る。僕のフォローすると言っていたがタイプなんだろうな。
「倉田くんはイベントに欠かせない人なんですよ。参加者みんなに楽しんで貰えるよういつも頑張ってくれて助かってます。わからない事があったらなんでも倉田くんに聞いて下さい。」
「任せて下さい。」
といつもの会話。母親は「ありがとうございます。助かります。」と安心したようだった。さすが館長、有り難い。
受付を済ませた後は荷物をオリエンテーション。
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