穂花自ら僕にキスをしたせいで、顔を真っ赤に火照らせ気持ちが高ぶってるように見える。なかなかキスを止めようとしない。
僕は穂乃花の肩を掴み唇を離すと、
「そろそろ野外炊飯の時間だから…集合場所に行くよ。」
と言うと残念そうな顔をする。一度高まった気持ちを抑えるのは大変。
「お兄さん……穂乃花キスしたら変な気持ちになっちゃった。」
と上目遣いで甘えてくる。
僕は穂乃花の瞳にゾクゾクっとするも、ぐっと我慢し、
「スケジュール通りに行動しないといけないからね。」
と言って集合場所へ向かう。
一通り説明を受け割り当てられた炊飯場所に行くと、調理器具や材料が既に用意されている。メニューは定番のカレーとサラダ。
あまり料理をしたことのない穂乃花に、包丁の使い方を教えながら料理を進めていく。
火を起こし飯盒炊飯でご飯を炊いていると、山下さんがやってくる。
「おっ!穂乃花ちゃん料理頑張ってるね。後で穂乃花ちゃんが作ったカレー食べにくるからね。」
と山下さんが声をかけると穂乃花は少し恥ずかしそうな顔をする。
「あっ……はいっ!」
穂乃花の恥ずかしそうな表情に気付いた山下さんは耳元で、
「穂乃花ちゃんと僕はもう友達以上の関係だよね。穂乃花ちゃんをいっぱいイかせてあげたし、おじさんのオチンチンを舐めて気持ちよくしてくれたからね。もっと心を許してくれると嬉しいな。」
と囁くと山下さんを見上げコクンと頷く穂乃花。
「あのね…心を許してないんじゃなくて、山下さんの顔を見たら何だか恥ずかしくなっちゃっただけ。……さっきの事思い出したらドキドキしちゃって。」
とまた恥ずかしそうに下を向く。山下さんは穂乃花の頭を優しく撫でまた耳元で、
「そうだったんだ。クスッ…可愛いね。おじさんはね…この後、穂乃花との夜を想像するとドキドキしちゃうんだけどね。早く穂乃花ちゃんのアソコに入れたいな~。」
と穂乃花の羞恥心を煽る。
穂乃花の顔がますます真っ赤になってくる。
さっきの僕とのキスで高まった気持ちを必死に抑えていた穂乃花。山下さんの言葉でまた穂乃花が興奮してくるのが表情でわかる。
「………もう。山下さんのエッチ。そんな事言われるとアソコがキュンとしちゃうからだめ。」
と山下さんを見つめる穂乃花。アソコが疼くんだろう。
「そういえば、まだアソコに玩具が入ったままだったね。おじさんのオチンチンで、いっぱいキュンキュンして欲しいな~。」
「もう……料理に集中出来なくなるから!美味しいカレー出来ないよ。」
と言うと山下さんは「ごめんごめん」と言いながら僕達の場合から離れていく。
穂乃花はもう山下さんとセックスするんだと覚悟を決めてるように見える。
僕も穂乃花を煽るように、
「山下さん…優しそうな顔してるだろ?でもセックスは優しくないみたいだよ。穂乃花、いっぱいイかされちゃうかもね。」
と言うと穂乃花は頬を膨らませ、
「もう!お兄さんまで……ドキドキしてくるからだめっ。」
と怒った顔を見せるも、一瞬切なそうな表情を見せる。やはり自分の意志とは関係なくアソコがキュンキュンするんだろう。
その後は黙々と料理の準備をする穂乃花。
夕食の準備が終わり辺りが薄暗くなる頃、僕達のテーブルに山下さんがやって来て、
「穂乃花ちゃんの作ったカレー、頂いてもいいかな?」
と言って穂乃花の横に座る。みんなで「いただきます!」と手を合わせカレーを頬張る。
山下さんはニコニコしながら、
「カレー美味しい!サラダも美味しい。全部美味しいよ。」
と穂乃花を見ると、
「良かった。山下さんに美味しいって言って貰えて嬉しい!」
と満面の笑みを浮かべる穂乃花。僕は2人の様子を対面から見ていて、なんだか妬けてくる。でもそれは仕方ない事。
カレーを食べ終わり休憩していると、ウォークラリーの成績発表が始まる。
1位から3位まで賞状と粗品が、それ以外は参加賞が渡される。
館長が表彰台に立ち発表が始まる。
3位、2位と発表され残すは1位。
「1位は倉田兄妹です。おめでとう!」
それを聞いて穂乃花はびっくり。私達が1位?と言う顔をしている。僕は穂乃花に賞状と粗品を貰いに行くよう促す。
答えは全てわかってたとはいえ、1位とは…。
3位ぐらいかと思っていたが、館長…忖度したんじゃないかな。他のみんなに申し訳なくなってくる。
穂乃花1人みんなの前へ歩いて行く。僕はその時を狙い、取り出したスマホのスイッチを入れる。一瞬ビクッと反応し後ろを振り返る穂乃花に僕はスマホをかざして見せると、
「あっ!」と絶望を飲み込むような表情をする。
「さあさあ…穂乃花ちゃん!前に立って。表彰状と粗品を渡すから。」
館長に促され足を震わせながらなんとか前に立つ穂乃花。みんなに注目されている前で、玩具のスイッチを入れられ恥ずかしさや羞恥心でいっぱいなはず。館長は僕がスマホをかざしたところを見て察したようだ。
早く席に帰りたい穂乃花を帰らせないように時間をかける館長。内股になり必死に我慢する穂乃花。
みんなに拍手してもらう為、館長は自分の横に穂乃花を立たせると、そっと耳打ちする。すると穂乃花ははっとし、びっくりして館長を見上げる。
僕はその瞬間、「みんなの前でイッてしまえ!」と思いながら玩具の振動を強くする。
夕暮れの薄暗い中、みんなの前で穂乃花はビクビクッと体を震わせ館長に寄りかかる。
館長は穂乃花の肩をさりげなく抱くように支え、
「1位は穂乃花ちゃんでした。頑張った穂乃花ちゃんにみんなで拍手しましょう!」
と言うとみんなから大きな拍手が……。
拍手が鳴り止み表彰式が終わると同時に穂乃花の体が大きく跳ねるように痙攣しガクッと力が抜ける。そして振動を微弱にする。最後までよく我慢したな。
館長は「はぁ…はぁ…」言っている穂乃花の脇に手を回し支えながら僕達のテーブルへ連れてきて山下さんの横に座らせる。
顔を真っ赤に火照らせ絶頂の余韻に時より体をブルッと震わせる穂乃花。
「穂乃花ちゃん……また後でね。」
と言ってその場を後にする館長。
しばらくして落ち着きを取り戻す穂乃花。
「はぁ…はぁ…お兄さん!スイッチ入れたでしょ?んんんっ……もう!恥ずかしくて我慢するの大変だったんだから。んんんっ…まだブルブルしてるし……。」
と小さな声で怒る。僕はニヤニヤしながら、
「フッフッフッ…でも最後みんなの前でイッたよね。回りの人達はわかってないけど、僕と山下さんはわかったよ。ドキドキしたでしょ?」
と言うと穂乃花は恥ずかしそうな顔で頷く。
「穂乃花…館長に耳打ちされてたでしょ?何を言われたの?」
と聞くと、
「あっ!……館長さん穂乃花の耳元で、玩具がブルブルしてるんでしょ?知ってるよって言われたの。びっくりして館長さんの顔を見上げたら緊張が緩んでそれからは………。」
と口ごもる穂乃花。
「緊張が緩んで振動が強くなって…それからはあっという間に登り詰めたんだね。館長が玩具の事を知ってると言う意味、わかるよね?」
穂乃花は僕を見つめ、
「…………館長さんともセックスするの?」
と目を潤ませてくる。
「あくまでも穂乃花次第。男性恐怖症を克服するためだけど、穂乃花が嫌ならしないし…したいならする。どうする?」
残酷な決断を迫る。無理矢理じゃだめなんだ。穂乃花自身が望んでしないと。
みんなの前でイッたとはいえ、多分我慢したせいで中途半端なイキ方だったはず。微弱な振動で体は疼いたまま。穂乃花が正常に判断出来ない今が決断させる時。
穂乃花は僕と山下さんを交互に見て、
「………穂乃花する。」
と小さな声で言う。
山下さんは穂乃花の頭をくしゃくしゃっと撫で、
「穂乃花ちゃん…深く考えなくてもいいんだよ。セックスする目的は男性恐怖症を克服する為だから。思い切りイって気持ちよくなれば全てうまくいくからね。」
と言ってニコッと笑う。
「……………わかった。」
と小さく返事をする穂乃花。凄い緊張に襲われているのが表情からわかる。
僕は、「緊張なんて最初だけ……イッてイッてイきまくれば、それどころじゃなくなるから。男性恐怖症なんてすぐに克服出来るから。」
と穂乃花の緊張をあえて煽ると、
「もう!………ドキドキが止まらないよ~。お兄さんの意地悪。」
と言う穂乃花の顔は不安と緊張と期待の入り交じった顔に見える。
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