山田柚希ちゅんか……優菜より積極的な子だ。
夜遅く僕を待ち伏せるとは思ってもいなかった。もしかして…経験済みか…。
いやいや、今は柚希ちゃんの事より穂乃花の事に集中しないと……。
水、木と予定どおり優菜とひなの家庭教師を終えた金曜日。山下さんに電話をかけ、明日の自然の家の打ち合わせをする。
山下さんは既に館長からイベント内容を聞いたそうで、「自分がするべき事はわかってるし、持っていく物もね。」と言う事だった。
持っていく物……どんな物だろう。
そのあと館長にも電話をかける。
「今回は半分穂乃花の父兄として参加するので宜しくお願いします。」と言うと、
「わかってる。倉田くんの分を山下に手伝ってもらうから大丈夫。山下が早く穂乃花ちゃんに会いたいって言ってたな。僕も早く会いたいよ。」
といつになく乗り気な館長。久しぶりにひなや優菜の母親が参加しないイベント。自由な身の館長の気持ちが穂乃花に向いているのがわかる。
土曜日、予定より少し早く10時30分頃穂乃花の家に着く。
玄関のチャイムを鳴らすと走る音が聞こえ穂乃花が扉を開ける。
「お兄ちゃん……おはようございます!」
と挨拶する穂乃花。ポニーテールで髪を結んだ穂乃花。小さな顔がより小さく見え可愛い。服装はというと、白と黒のボーダーの7分袖のTシャツ、その下に白のジュニアブラを着けてるのがわかる。スラッとした綺麗な足が強調されるデニムのショートパンツ、黒のニーハイ。………可愛い。
僕は「おはよう!今日の服装…似合ってるよ。穂乃花は何着ても可愛いね。」と言うと穂乃花の耳元で、
「Tシャツから小さな膨らみが強調されて見えるし……ブラが透けて見えるよ。」
と囁く。穂乃花は、
「もう……見られてるって意識しちゃう。」
と顔を真っ赤に染める。見られてると意識させると穂乃花はより興奮し気持ちが高まるので、あえて言う。
僕は穂乃花の頬を優しく撫で、
「意識するとドキドキするだろ?」
と言うとビクッとし、コクンと頷く。
僕は穂乃花のご両親に挨拶を済ませると、車に荷物を乗せる。
穂乃花を助手席に乗せ、「行ってきます!」と言いここからだと1時間余りかかる自然の家へ車を走らせ始める。
助手席に座る穂乃花をちらっと見る。
ショートパンツから伸びる細く綺麗な太ももに興奮を押さえきれない。
穂乃花はというと、車に乗る前は元気だったのに今は無口になりなんだか不安そうな顔をしている。それはそうだろう…楽しいはずの自然の家で知らない男に抱かれるんだから。
「穂乃花…どうした?元気がないように見えるけど……」
と言って穂乃花の太ももに手を乗せる。
穂乃花はハッとして顔を上げ僕を見上げる。
「う…うん。お兄さんと自然の家に行くのは楽しみなんだけど、知らない人とエッチするんだと思うと不安で、昨日もなかなか眠れなかったの。」
僕は穂乃花の太ももを撫でながら、
「不安なのはよくわかるよ。でも知らない人とエッチするのは、穂乃花の男性恐怖症を治すため。わかるよね?」
と言うと「コクン」と頷く穂乃花。
「穂乃花…余計な事を色々考えるから不安になるんだよ。考える時間と余裕があるからいけないんだね。」
と言って途中の公園の駐車場に車を止める。
「どうして車を停めたの?」と聞いてくる穂乃花の手のひらに、キャンプの時に使った物と同じようなリモコンローターを置く。
穂乃花はローターを見て「えっ!これって……」とびっくりし顔を真っ赤に染め僕を見る。
「そう…キャンプの時に穂乃花に使った振動する玩具。今から公園のトイレで入れておいで。」
と言うと固まってしまう穂乃花。優菜をお祭りに連れて行った時もそうしたように、穂乃花にも同じ事をする。昼間から一緒にトイレに入るのはリスクがあるし、優菜より大人な穂乃花には自分で入れてもらう。
「えっ……あの……公園のトイレで?」
僕はジェル状のローションも穂乃花に渡し、
「そうだよ。さっき言ったよね?何度も言わせないでよ。玩具がなかなか入らなかったらこのローションを使うんだよ。」
と冷たく言うと穂乃花はビクッとし、
「ごめんなさい……行ってきます。」
と言って玩具とローションを握りしめ、扉を開け走って公園のトイレに向かう。
1人でちゃんと入れられるか……と少し心配さしながら待っていると、内股のぎこちない歩き方をし「はぁはぁ」言いながら車に戻ってくる穂乃花。
「はぁ…はぁ…お兄さん……入れてきたよ。」
助手席で肩を上下させながら深呼吸する穂乃花の頭を優しく撫でると、小さな唇にチュッとキスをする。
「穂乃花…よく頑張ったね。偉いぞ!痛くなかったか?」
と言うと真っ赤な顔で、
「はぁ…はぁ…なかなか入らなくてローション使ったの。そしたら…ニュルって入ったの。
はぁ…はぁ…少し苦しいけど大丈夫。歩くの大変だったよ。」
と言って今度は穂乃花から僕の唇を求めてくる。チョロチョロと舌を絡ませ軽くディープキスをし、
「どうして玩具を入れさせたのかわかるかい?」
と聞くと顔を左右に振る穂乃花。
「余計な事を考える時間と精神的な余裕があるから不安になるんだよ。」
と言ってリモコンのスイッチを入れる。
一番弱い振動を穂乃花に与えると、「きゃっ…ああっ!」と言って椅子から飛び上がる。
「ああっ…だめだめ……振動が……んんんっ」
僕は、穂乃花が自分の股に手を持っていこうとするのを遮るように掴み、
「だめ!自分で触ったり抜いたりしたらだめだからね。」
と言うと「そんな……んんんっ…あっ…あっ…」と切ない声をあげ足をもじもじさせる穂乃花。
「穂乃花の中に入ってる玩具に意識が行って余計な事を考える余裕なんかないでしょ?
それが玩具を入れさせた理由。気持ちいい事だけに集中すればいいの。自然の家まで1時間弱…穂乃花頑張るんだよ。何回イッてもいいからね。」
と言うと振動に耐える為、体を強ばらせる穂乃花。
「はぁ…はぁ…んんんっ…お兄さん、あと1時間も?ああん……穂乃花おかしくなっちゃうよ~。考える余裕なんか…んんんっ…ない!」
と顔や手足を真っ赤に火照らせる穂乃花。
今回のローターはスマホ連動式の最新な物。
スマホの音楽に合わせて振動や強さが変化する。ゆっくりな音楽だとゆっくり振動し早くなると早く細かく振動する。音が大きくなればなるほど、激しく振動する。運転中操作するのは危ないからね。
穂乃花は気付くだろうか。
僕はスマホの音楽をかけると車を走らせる。
最初は静かでゆっくりな音楽。
それに合わせた振動が穂乃花を襲う。
ブルブル…ブルブル……。
「ああっ…んんんっ……はぁはぁはぁ…んんんっ…アソコが熱いよ~。」
目をギュッと閉じ必死に耐えている。
静かな曲が終わり、次は始めのイントロからドラムの音の激しい曲が流れる。
ブルブル!ブルブル!ウィーン…ブルブル!
穂乃花の体がビクッと何度も飛び上がる。
「きゃっ!うわあっ!なにこれ……あっ…あっ…激しい!んんんっ…ひいっ!」
はたから見ると音楽に合わせてリズムを取りながら踊っているように見える。
「穂乃花…気が付いたかな?この玩具、音楽に合わせて振動するんだ。凄いでしょ?」
と言うと泣きそうな顔で、
「あっ…あっ…ひいっ…あっ…強いのだめ!あっ…そんな…お兄さん!あっ…イきそう。あっ…ひいっ…来ちゃう!ああっ…イクッ!」
と叫ぶとブルブルっと体を震わせる。
まだ激しい曲は続いてる。
「はぁ…はぁ…今イッたから…んあああっ!振動が…振動が…止めてぇ…」
と叫びながらまたブルブルっと体を震わせる穂乃花。
「まだあれから10分しか経っていないよ。既に2回イッたね。自然の家までまだまだ時間はあるからね。」
立て続けに2回イッた穂乃花。激しい曲が終わり再び静かな曲に変わる。また振動が変わり少し休めると思った矢先に、激しい曲に変わる。
ブーン…ブーン…ブルブルブルブル!
「はぁ…はぁ…だめだめっ…んあああっ!また激しい。自然の家まで体が持たないよ~。んんんっ…またくるっ!ああっ…イクッ!」
エアコンがかかった冷えた車内。それでも穂乃花は汗だく。額から止めどなく汗が流れ落ちる。
僕の助手席で躍り続ける穂乃花。
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