週末ひなとの旅行も無事に済ませ、火曜日の穂乃花の家庭教師の日。
この日は、穂乃花をイかせる事なく夜の7時から9時まで勉強に集中させる。
穂乃花には前回の家庭教師の日に、「自分で触ったりしたらだめだからね。」釘を刺しておいた。
穂乃花には、前回から2週間、自然の家までイク事を我慢させておく。
イきたいばかりの穂乃花の体が我慢する事によって、どれだけ敏感になっているか楽しみだ。穂乃花は、
「自然の家で、どんな事するの?穂乃花がエッチする相手ってどんな人?……考えるだけでドキドキするし……不安なんだもん。」
と聞いてくるが、
「それは当日のお楽しみだよ。知らない方がドキドキするだろ?」
とあえて内容を言わない。そのドキドキと不安な気持ちが穂乃花の羞恥心を煽るから。
夜9時を過ぎ家庭教師を終えると、穂乃花の両親にイベントの詳細を話す。
ウォークラリーは、それぞれのポイントの課題をクリアしながら目的地を目指すゲーム。
野外炊飯はこちらで全て用意する。
その後はキャンプファイア。
明くる日の竹トンボ作りの為にカッターが必要な事。
一通り内容を話し、
「9月末でまだ暑い日が続きますが、自然の家は山の頂きにあります。寒暖さがあり日中は暑いですが、夜は寒いので羽織るものがあればと思います。着替えは余分にあるといいですね。」
と持っていく物の説明までしておく。
「倉田さん…丁寧にありがとうございます。穂乃花を宜しくお願いします。」
と母親が言うと父親が穂乃花に向かって
「穂乃花…倉田くんの言う事ちゃんと聞いて行動するんだよ。迷惑かけないようにね。」
と言う。穂乃花は、
「わかってる。穂乃花…もう6年生なんだよ。ちゃんと自分で考えて行動できるもん。ね…お兄さん?」
と僕に話をふってくるので、
「穂乃花ちゃんはキャンプの時も、ちゃんと僕の言う事聞きましたし、自分で考えて行動出来たから大丈夫だと思います。」
とフォローしておく。
僕の言葉に両親は安心したようで、ほっとする。
「では…週末の土曜日、11時頃お伺いします。」
と言って玄関を出る。すると穂乃花が外まで見送りに来て、
「お兄さん……今日はキスもだめなの?」
と僕を見上げて恥ずかしそうに言う。僕は見上げる視線に一瞬ドキッとするも、穂乃花の小さな唇を指でなぞり、
「キスも週末までお預けだよ。」
と言うと残念そうな顔をして頷く。
僕は穂乃花の耳元で、
「お父さんもお母さんも言ってたよね?僕の言う事をちゃんと聞くようにって。恥ずかしい事もちゃんと聞ける?」
と囁くと顔を真っ赤に染める穂乃花。
「………うん。聞く。」
と素直に返事をする穂乃花の頭を撫で、
「その言葉絶対だからね。」
と念を押す。穂乃花は意地になり、
「絶対だから…絶対聞くもん。」
と自らを追い込んでいく。
僕はニコッと微笑み、
「じゃあ……週末にね。穂乃花お休み。」
と言うと穂乃花も、
「お兄さん…お休みなさい。」
と言って家に入っていく。
車に乗ろうと扉を開けた瞬間、後ろに視線を感じ振り返るが……誰もいない。
おかしいな…確かに誰かいたような。
それも大人じゃなく…穂乃花より少し背丈が低い子供だったような。
ひなや優菜…覚はもう少し背が低いし誰だろう。辺りを伺うも気配がしない。
まっ…いいか。穂乃花にキスしたわけじゃないし、変な事してないから見られても大丈夫だろう。
運転席に座り車を少し走らせバックミラー越しに後ろを見ると、少女が立っている。
やっぱり……。
慌てて車を止め…車から降りると少女に駆け寄る。
「こんな時間にどうかした?大丈夫?」
と声をかけ少女の顔を覗き込む。どこかで会った事あるような……。
「あっ…もしかしてお祭りの時に会った山田柚希ちゃん?」
と声をかけると、
「お兄さん…私の名前覚えててくれたんだ。嬉しい。」
と照れたような顔をする。
「やっぱり…柚希ちゃんだ。名前違ってなくて良かった。人の顔と名前を覚えるのは割りと得意な方がだからね。可愛い子は特にね…なんて冗談だよ。でもこんな時間にご両親心配しない?」
「こそっと家を抜けてきたの。」と言う柚希に、「どうして?」と聞くと、
「穂乃花ちゃんから、今日家庭教師の日だって聞いたから。またお兄さんに会いたいって思ってた。あの……さっき可愛い子だから名前覚えてたって言ったのは本当?」
穂乃花と違って随分積極的な子だ。
穂乃花より身長は低いが、胸は穂乃花より大きい。Tシャツから胸の膨らみがはっきり出ているし…ウエストはきゅっと細くショートパンツから見えるお尻もプリッとしている。
小学6年生にしては、大人に近いスタイル。
もう…初潮は来てるだろうな…。
「もちろん本当だよ。名前間違ってなかったよね。お祭りで一度会っただけだけど、僕もまた会いたいって思ってた。」
なんて思ってもない事を言う。
柚希は嬉しそうな顔をし、
「あのね…お祭りの時みたいにお兄さんとデートしたいって思ってたの。今度は2人で。だめ?」
だめじゃない…願ってもない事。
「だめじゃないけど……今日は遅いしご両親も心配するよ。今度ゆっくりお話しようよ。
来週の月曜日の7時から穂乃花ちゃんの家庭教師だからその前、夕方5時過ぎ…公園で待ち合わせしようか?」
連絡先を交換すれば早いけど、子供にめったに連絡先は教えない。証拠が残るから。まだ柚希がどんな子かわからないしリスクもある。待ち合わせをした方がいい。
「わかった!来週の月曜日の夕方5時ね。絶対だよ。」
「約束するから大丈夫。夜も遅いから送っていこうか?」
と言うと「大丈夫!走って帰るから。」と言って帰ってしまった。
やれやれ……嬉しいけどまたややこしくなる。
穂乃花に知られたら大変な事になってしまう。柚希の両親の事、家庭環境が全然わからないから…最初は話だけにしないと。
僕は車に乗り込み家へと走らせる。
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