それから30分が過ぎた7時半頃、山下さんは優菜の横に添い寝しながら、濡れタオルで汗ばんだ顔を優しく拭く。
「んんんっ…んんっ……」
と声をあげ優菜がやっと目を覚ます。優菜は天井をぼぉっと見つめながらも、だんだんと意識がはっきりしハッと我に帰る。添い寝する山下さんに気付き、優菜は山下さんにぎゅっと抱き付くと
「うわぁん……うわぁん……グスングスン」
と泣き出す。山下さんは優菜の小さな体を優しく抱き寄せ、
「優菜ちゃんごめん。縛ったりオモチャ使ったりと激しく責めすぎたね。優菜ちゃんにはまだ早かったかな?でも偉いよ。最後まで一生懸命頑張ったからね。」
優菜は顔を上げ左右に振ると、
「グスン…グスン…。違うの。あのね……おじちゃんやお兄さんが何処かに行っちゃう夢見たの。いかないで!て言おうとしたら目が覚めて……そしたら目の前におじちゃんがいたから安心して……うわぁん!」
山下さんの胸に顔を埋め泣いている優菜。泣いている理由が可愛い。愛おしくなってくる。優菜はまだ小学4年生なんだなって改めて思う。
山下さんは優菜の頭をよしよしするように撫でながら、
「安心して…何処にも行かないよ。」
と優しくなだめると優菜の気持ちが少しずつ落ち着いてくる。
「おじちゃんごめんなさい…夢で良かった」と恥ずかしそうな顔をする優菜。
山下さんは優しく微笑み、「優菜ちゃん…何だか嬉しくなっちゃったよ。」と言うと優菜は、「えっ?何で?」と不思議そうな顔をする。山下さんは、
「倉田くんがいなくなると寂しいっていうのは、わかるけど……僕がいなくなっても寂しいって思ってくれるんだってね。昨日初めて優菜ちゃんと会ったばかりなのに。だから嬉しいって言ったの。」
優菜は恥ずかしそうな顔をし、
「だって……優菜おじちゃんの事好きだもん。それから……。」と言って口ごもる優菜。
「それから?」と山下さんが聞き直すと、
「…………おじちゃんといっぱいセックスしたもん。いっぱいぎゅっとしたもん。だから何処かに行っちゃうと寂しい。」と言って山下さんの胸に顔を埋める。
あれだけ激しいセックスをしていっぱい責められたのに…やはり最後のセックスがよっぽど良かったんだろう。
「優菜ちゃん……おじさんも好きだよ」
と山下さんは、優菜の頭を優しく撫でる。
僕は立ち上がると優菜に、
「優菜……汗かいてるよ。山下さんとシャワー浴びてきたらどう?」
と声をかけると優菜は顔を上げ僕を見て、
「あっ!お兄ちゃん……おはよ。」
ん?今頃僕に気付いたのか?もしかして山下さんとのセックス、僕が気付いていないと思ってるのかな?だったらよっぽどセックスに集中していたんだね。
「優菜…おはよう。優菜がシャワーを浴びてる間に朝食準備しておくから。」
「あっ…はいっ!」
山下さんは僕に、
「倉田くん……悪いね。ありがとう。」
僕は軽く頭を下げると服に着替え、先に下に降りていく。
サラダ、ウインナー、目玉焼きと3人分の
食事を準備していると、浴室から山下さんと優菜の声が聞こえてくる。
「もう…おじちゃんくすぐったいよ~。」
「ほら…優菜ちゃん、しっかり洗わないとダメでしょ?ほらじっとして!」
「はいっ!………順番ね、次は優菜がおじちゃん洗ってあげる。うわあっ……オチンチン凄い。」
また2人のセックスが始まるんじゃないかって思うような会話。聞いてると僕が恥ずかしくなってくる。優菜の無邪気さがよくわける。朝食の準備を済ませ後はパンを焼くだけ。すると服に着替えた2人がリビングにやってくる。
優菜は黄色のキャラクターTシャツにブルーのショートパンツ。まだ少し濡れている髪がまた可愛い。気のせいか優菜のTシャツの胸の膨らみが僅かに大きくなったように見え、特に2つの突起が目立つ。優菜は気付いているのかどうか……。
山下さんは僕と同じ短パンTシャツ。
優菜はテーブルの料理を見て、
「わあっ!美味しそう。お兄ちゃんありがとう!」山下さんも「倉田くん……ありがとう」
と言って2人並んで席に着く。
僕は2人の対面に座り、焼いた食パンをテーブルの真ん中に置き、
「いえいえ…簡単なものですいません。それでは食べましょう。いただきます!」
「いただきます!」「倉田くん頂きます」
と言って食べ始める。
僕は優菜を見て、
「優菜……少し胸膨らんできたんじゃない?Tシャツからでも膨らみがわかるよ。」
優菜は自分の胸を見下ろし、
「ほんと?自分では全然気付かなかった。おっぱい膨らんでかきたんだ。嬉しいな~。ひなお姉ちゃんに追い付くかな?」
まずい……ひなの事は山下さんには言っていない。案の定、山下さんは優菜に、
「ひなお姉ちゃんて?」と聞いてくる。僕が説明しようとする前に優菜が、
「あのね……自然の家でお友達になった5年生のお姉ちゃん。同じ学校だったんだ。一緒にお風呂に入った時見たの。優菜より膨らんでた。」
まずいぞ……まずい。余計な事言わなければ良かった。優菜の無邪気さは悪意がないから厄介だ。僕とひながセックスしてる事が山下さんにばれたら……。ひなを山下さんに紹介したくない。ひなは内気で性格もデリケート。優菜と同じようなセックスをするとひなは壊れてしまう。
「そうなんだ……おじちゃんも見たいな~」
と言うと優菜は少し頬っぺたを膨らませ、
「ダメ……おじちゃんは優菜がいるでしょ?」
山下さんは笑いながら、
「ごめんごめん……倉田くんもひなちゃん知ってるんだね?可愛い子?」
どうしよう……知らないとは言えないし。すると優菜が、
「もちろん知ってるよ。自然の家で一緒に遊んだりしてるから。可愛いお姉ちゃん。」
途中優菜の言葉を遮り、
「優菜は、内気で人見知りだったひなちゃんとお友達になったんだもんね?良かったね。」
「うん!」
「優菜ちゃん…写真あったら見たいな~」
山下さんの興味がひなに向いている。
優菜は「うん!」と言って写真を取りに自分の部屋へ走っていく。
どうする……山下さんに正直に言うか。
優菜が走って戻ってきて山下さんに集合写真を見せる。
「優菜の隣に写ってるお姉ちゃんがひなちゃんだよ。」
山下さんは「どれどれ」と言って写真を覗き込む。
「凄い可愛い子だね。でも少し内気な感じがする女の子に見えるね。優菜ちゃんより少し大きいんだ。」と言って僕の顔を見る。
「優菜より1年年上ですからね。内気で人見知りだったから心を開くのに時間がかかりましたよ。」
山下さんは僕に、
「ひなちゃん……紹介して欲しいな~」と言うと優菜が、
「だめっ!ひなお姉ちゃんはお兄ちゃん以外の人とお話しないもん。」と言って冷蔵庫にジュースを取りにいく。
「倉田くん、そうなの?」と聞いてくる。
僕は優菜が席を離れているうちに、
「優菜の言うとおり難しい子なんです。人見知りが激しくて…僕も話すのがやっとなんです。」
山下さんは残念そうな顔をして、
「なんだ……そうなのか。無理な事を言ってごめん。倉田くんの事だからもうやっちゃってるって思ったよ。」
「いえいえ……。」その通りです。
ふうっと胸を撫で下ろす。優菜に言わないように言っても無理だろうな~。いずれバレる。その前に山下さんにちゃんと言わないといけない。その上でひなはダメだといわないと。
「優菜の前で他の女の子の話をすると焼きもち焼きますよ。」
山下さんは笑いながら、
「焼きもちか……。優菜ちゃんだって倉田くんと僕2人に好きって言ってるのにね。難しいね。」
僕も山下さんに合わせるように笑い、
「よく考えると優菜は二股でしたね。山下さんが他の女の子を抱いても優菜は文句言えませんね。」
「そうだろ?僕もそう思うよ。僕は逆に優菜ちゃんが他の男に抱かれても大丈夫なんだがね。当たり前だが倉田くんに抱かれてもね」
優菜が席に戻り、
「優菜の事話してた?」
と聞いてくる。
2人揃って「うん。内緒の話」と言うと「もう!」と頬っぺたを膨らませる優菜。
山下さんが話を変える。
「ところで優菜ちゃん…学校で好きな男の子いるの?」
おっ!以外な展開。優菜はどう答えるか。
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