消灯時間も過ぎ、歩いているのは僕とひなだけ。
僕の部屋は参加者の部屋からも離れ、館長の部屋からも離れている。
ベッドは2つ。部屋の両側にあり真ん中は通路。
ひなは緊張してる。それはそうだろう。
お互いに通路を挟んでベッドに座り向かい合う。
「ひな……今日は楽しかったね。水浴び、鮎掴み、バーベキューにキャンプファイア。ひなは何が一番楽しかった?」
ひなは少し考え、
「う~ん。やっぱり水浴び。蟹やエビ見つけたし川は冷たくて気持ち良かった。お兄さん…挟まれるっていうのに蟹で驚かしたもん。」
僕は笑いながら、
「だってひなを驚かしたかったから。びっくりした顔可愛かったよ。」
ひなは頬っぺたを膨らませ、
「もう……意地悪!」
今日あった楽し事をお互い話し沢山笑った。
僕はベッドにゴロンと横になると毛布を被り、
「ひな……そろそろお休みするよ。お休みっ」
僕はあえてわざとそっけなくお休みを言う。
「あっ……ううん………お兄さんお休みなさい。」
ひなも自分のベッドで毛布を被る。
えっ?何で?お兄さんギュッとするんじゃなかったの?と多分思ってる。
僕のベッドにおいでと言えば来るだろう。それではひなは受け身。ひな自身が僕に抱かれる気持ちにならないと……そうなればひなは途中嫌とは言えない。
「ひな電気消すよ!」
とそっけなく言うと、ひなは毛布から顔を出し僕を見て恥ずかしそうに口を開く。
「お兄さん寝ちゃうの?」
僕はそっけなく
「消灯時間も過ぎてるし寝るよ。ギュッとしながら寝よって言ったのは冗談だよ。」
そんなと言う顔をしてる。ひなはもじもじしている。ふっふっふっ…予想通り。
「お兄さん……お兄さんのベッドに行っちゃだめっ?」
ひな自ら僕のベッドに入ってくることが大事。これからされる事への覚悟の現れ。
「ひなが来たいって言うなら…いいよ」
ひなはベッドから飛び起き僕の毛布へと潜り込んでくる。ひなと並んで横になる。ひなは、
「私……お兄さんをギュッしに来たの。だってお兄さんといっぱい思い出作りたいもん。」
甘えた言い方が可愛い。
「僕のベッドに自分から入って来たんだから、何されても嫌って言えないよ。わかる?」
ひなは恥ずかしそうに、
「………わかってる。ギュッとされる事めひなのお口のお仕事もわかってる。だから……ベッドに来たの。」
流行る気持ちを押さえ、少しづつセックスがどういう事か教えていかないとと僕はスマホを取り出し、
「ひな…エッチな動画見てみる?内緒だよ。」
ひなは顔を真っ赤に染めるも興味津々のようだ。恥ずかしそうに返事をするひな。
「………うん」
僕とひなは2人並んでうつ伏せになりスマホの画面を一緒に見る。初めて見るエッチな動画。あまりどきつい物を見せると怖がってしまうかもしれない。最初は優しく……お互い愛し合ってる動画を。
動画の内容は、若い男女。男性は女性の服を脱がせ愛撫を始める。胸を優しく揉み、吸う。女性の顔はうっとりし気持ちよさそうな声をあげる。
男性は仰向けになる女性の胸からお腹へとゆっくり舌を這わせ、大事な部分へと。
男は女性が大事な部分に舌を這わしていく。
女性の声が大きくなっていく。
「………お兄さん。男の人が女性の…舐めてる」
真っ赤な顔で聞いてくるひな。
「そうだよ……僕もひなのアソコ舐めちゃうよ」
泣きそうな顔をするひな。よっぽど恥ずかしいだろう。
「そんなの………恥ずかしいもん!」
ひなを見つめ、
「嫌なの?だってひな自分から僕のベッドに入ってきたんだよ。」
言葉につまるひな。嫌とは言えないようだ。
「嫌じゃ…嫌じゃないもん。」
そうそう覚悟を決めなさい。
すると今度は仁王立ちする男性のぺニスを女性が舐め始める。
「ひな……今見てるのがひなのお口のお仕事。わかる?女性一生懸命丁寧に優しく舐めてるのわかるでしょ?」
「………………うんわかる。」
動画は進んでいき男性の性器が女性の中に入っていく映像へと変わる。お互い抱き合い女性の大きな声とともに男性が果てる。
「ほら男性の性器が女性の中に入っていくでしょ?これが赤ちゃんを作る行為。セックスなんだよ。お互いに気持ちよさそうな表情だろ?今男性…精子をだしたんだよ。わかる?」
「………………うん。」
小さな声で返事をするひな。
動画を止めひなを見つめてみる。顔が真っ赤…火照っているよう。ひなは声を絞り出すように、
「お兄さん……私セックス出来る?」
僕は優しく微笑み、
「いずれはね……でもひなはまだ5年生。体が受け入れる準備出来るまで無理しないほうがいい。それより、ひなに気持ちいいっていう感覚を知って欲しい」
「私お兄さんの彼女だもん。セックスする!」
ひなの覚悟の現れだろう。でもいきなり受け入れるには無理がある。まずはイク事。絶頂へと導いてやらないと。
「ひなの気持ち嬉しい。ありがとう。でも物には順番があるから。まずは気持ちいいって感覚を養っていこうね。それにはいっぱい恥ずかしい思いするしいっぱいドキドキするけど頑張れる?途中嫌だって言わない?」
ひなは僕を見つめながら、
「ひな…頑張る。嫌だって言わない……もん。」
そのままひなの口を塞ぐように唇を重ねていく。
チュッ………。
「ひな……好きだよ。いっぱい思い出つくろっ!」
「お兄さん大好き……」
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