少し穂乃花の交遊関係を聞いてみる。この前のお祭りで出会った子…山田柚希だったかな。穂乃花より身長は低いが、体は成長してたな。浴衣の上からでも胸の膨らみわかったし。顔は美人より可愛いって感じで活発な女の子のようだった。残念だったのは浴衣のせいで体のラインがあまりわからなかった事。スレンダーな体に胸があれだけでかかったら…それはそれで興奮する。
「穂乃花…ところでこの前のお祭りで会った友達の女の子、確か山田柚希ちゃんて言ったかな。あの子積極的でびっくりしちゃったね。あの子とは仲がいいの?」
穂乃花は少しびっくりし、
「じん…よく名前覚えたね。柚希とはわりと仲がいいけど、時々遠慮なく話に入ってくるのが少し嫌。だってあの時、じんの事いきなり取っちゃうなんて言うんだから。私焦ったもん。」
「そうそう…初めて会ったばかりなのにずいぶん積極的だなって思ったの覚えてる。彼氏とかいたりするのかな?」
実はしっかり覚えてるんだけどね。
穂乃花は少し不機嫌そうな顔をし、
「じん…柚希ちゃんに興味あるの?」
僕はごまかすように笑い、
「違う違う……穂乃花が焦るくらいだからどんな子かなって思っただけ。」
穂乃花は不機嫌そうな顔のまま、
「だったらいいけど……。何人かに告白されたなんて言ってたけど付き合ったかどうかはわかんない。柚希はなんでも積極的なんだ。少しうらやましいって思う。でも私の方が告白された人数多いけど……。」
さりげなく穂乃花の自慢が入る。負けず嫌いな性格だな~。
「もちろん穂乃花の方が美人だし…スタイルもいいし。なんたってモデルみたいだからもてると思うよ。」
穂乃花を持ち上げるように話すと不機嫌だった顔が笑顔に変わる。
「エヘヘ…自分の事自慢しちゃった。柚希、私より胸大きいのが不満。私に自慢してくるから。それから、じん…私の外見だけしか誉めてない。性格はだめなの?」
僕は穂乃花の頬を優しく撫で、
「へえっ…女の子同士で胸の大きさなんて自慢するんだ……。びっくりだね。僕は穂乃花の可愛い胸が好きだよ。最初会った時の穂乃花の印象は良くなかったけど……今の穂乃花、だめじゃないよ。一途で一生懸命で……穂乃花と一緒にいると楽しい。男に対して嫌悪感を抱いてたのに、よく克服したね。」
穂乃花は僕の手を握り、
「全部じんのおかげ。じんが私のトラウマを直してくれたの。でも……小さな胸だけ余計だもん。」
僕も穂乃花の手を握り返し、
「スレンダーでモデルのような体型の穂乃花には、理想的な胸だって言ってるんだよ。僕が好きだって言ってるんだからいいでしょ?」
穂乃花は握った手を自分の胸に当て、
「小さな胸でいいの?」
と恥ずかしそうに聞いてくる。穂乃花の可愛い胸の膨らみを感じる。ずいぶん積極的になってきた。
「もちろんだよ。」
穂乃花は僕を見つめ、
「初めて本気で人を好きになったの。私、告白されるばかりでうぬぼれてた。じんに振り向いて欲しくて、好きになって欲しくて、こんな気持ち初めて。」
普通小学6年生が本気で好きになったなんて言うかな。初めてを捧げた相手だし、そう思うのは当然か。
僕と付き合って穂乃花が後悔しないようにしてあげないといけない。
僕は身を乗りだし穂乃花の唇にチュッとキスをし、
「穂乃花の気持ち嬉しい。僕も同じ気持ちだよ。穂乃花の事好きだよ。」
好きだよと言われ顔を真っ赤にする穂乃花。
「じんは、優しくて面倒見が良くて、かっこ良くて。時々厳しい事言うけど…それがまたいいの。じんがカッコいいから柚希があんな事言うんだと思う。」
「誉めてくれたのかな?……ありがとうね。」
穂乃花のライバル心を煽る。少なからず柚希にはライバル心があるようだ。そうする事によって穂乃花がもっと積極的になるはず。
山田柚希……積極的に見えるが。案外うぶだったり…もしかしたらもう経験済みかも。想像が膨らむ。
「お返しに誉めたの!」
と言う穂乃花。その気の強さ…エッチの時のギャップがまたいい。僕は穂乃花を見つめ、
「特にエッチの時は厳しい事言うよ。いいね?」
「……………うん。わかってる。」
恥ずかしいそうに下を向く穂乃花。いちいち可愛い。
時間も夕方4時を過ぎ、
「穂乃花!バーベキューの準備しよう!」
「はいっ!」
炭を起こし準備を始める。
準備をしていると、僕のスマホに穂乃花の母親から電話がかかってくる。
「ええ…大丈夫です。穂乃花さんと魚釣りしたり周りを散策したり。迷惑かけてません。これから夕御飯の準備に取りかかるところです。はいっ……穂乃花さんしっかりしてますよ。ええ…はい……こちらこそ宜しくお願いします」
途中穂乃花と代わり、
「お母さん…大丈夫だから。うん……楽しんでる。迷惑かけてないよ。うん…お兄ちゃんに宜しく言っといてね。もう…わかってる。ちゃんと倉田さんの言う事聞いてる。心配しなくて大丈夫。また明日ね。」
電話を切り、
「ほら…ご両親、穂乃花の事心配して電話してきたんだよ。」
穂乃花は不機嫌そうに、
「違うよ…じんの手前、電話してきただけ。穂乃花もう子供じゃないもん。」
僕は穂乃花をなだめるように言い、
「まあまあ…そんなふうに思わないでおこうよ。まあ…子供じゃない事は確かだね。だってもう経験したからね。」
「もう……そう言う意味で言ったんじゃなかったのに。
………でも、経験したのは本当だね。じんのエッチ」
それからバーベキューの準備の続きを始める。
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