待ち遠しい金曜日の朝がやってきた。
前の日からキャンプ道具一式と食材を車に詰め込み、穂乃花の家に向かう。優菜との家が近いからくれぐれも見られないように様子を伺いながら玄関のチャイムを鳴らす。もしかして…公園でサッカーでもしていたらと緊張が走る。優菜は……いない。良かった。
穂乃花が走って玄関までやってくる。
長い髪はツインテールに結ばれている。ポニーテールより幼く見える。小さな顔が強調されこれがまた可愛い。ロングタイプの羽織。デニムのショートパンツに白のTシャツがインしている。ううっ……可愛い。長い足が強調され羽織から見えるTシャツからは胸の膨らみがわかる。
「お兄さん……おはようございます。」
嬉しそうな顔で挨拶する穂乃花。
その後ろに父親と母親が……。
「倉田さん……穂乃花を宜しくお願いします。穂乃花、ちゃんと倉田さんのお手伝いするのよ。わかってる?
」
「もう!わかってる。ちゃんとするから大丈夫」
僕は軽くお辞儀をし、
「ちゃんと穂乃花ちゃんを預からせて貰います。こちらこそ宜しくお願いします」
そう言うと穂乃花の荷物を持ち車に乗せる。
ちょうど穂乃花の両親も長男の学校へ出掛けるところだったようで、お互い車に乗りそれぞれ違う方向に出発する。
穂乃花の顔がウキウキしている。
「穂乃花…おはよう。今日の髪型いつもと違うね。ツインテールも似合ってるし、服装もアウトドアらしくていいね。」
穂乃花は助手席から僕を見て、
「ツインテール似合ってるかどうか心配だったけど、ありがとう。あれからお兄さんとキャンプに行くのが待ち遠しくて……。今日はとっても楽しみ。」
僕はチラッと穂乃花を見て、
「僕も楽しみにしてたよ。ところで穂乃花…2人きりでキャンプに行く意味わかってる?」
穂乃花は恥ずかしそうに下を向き小さな声で、
「……うん。わかってる。だから昨日なんかドキドキしてなかなか眠れなかった」
ちゃんと理解した上でキャンプに参加した穂乃花。
これは教えがいがある。このキャンプは僕から誘ったわけじゃなく穂乃花自身が行きたいと言って付いてきたからね。ショートパンツから見える太もも……ゾクゾクする。その先も早く触れたい……。
僕は信号で止まると、穂乃花に顔を近付けリップが塗られた小さな唇にチュッとキスをする。
いきなりキスをされた穂乃花はびっくりし顔を真っ赤に染める。
「これは挨拶のキスだよ。」
と言うと穂乃花は恥ずかしそうに言う。
「いきなりだからびっくりしちゃった。ドキドキしてる。」
太ももの上で小さな拳をギュッと握ってる。
僕は穂乃花の頬を優しく撫で、
「暫く高速を走るからその間はキス出来ないから今してみたんだよ。」
「…………はいっ。」
まだ恥ずかしそうにしている。可愛いぞ。
楽しみにはまだ先………。
穂乃花と会話と景色を楽しみながら車を走らせる。
高速を降り山道を走り、川の上流へと向かう。
暫く車を走らせ目的地に到着。
小さな川の畔に車を止める。あまり人に知られていない僕のお気に入りの場所。案の定僕らの車しかない。
穂乃花は車から降り深呼吸し、
「スーハー…スーハー。空気が美味しい。それに自然もいっぱい。川も澄んでてきれい。」
と緊張をごまかすようにはしゃいでいるのがわかる。
「ここはね…僕のお気に入りの場所なんだ。いつも、ここで1人でキャンプするんだ。気に入ってくれた?」
穂乃花は嬉しそうに、
「うん!素敵な場所。」
まずはテント。いつもは1人ようだが今回は4~5人用のドーム型テント。おまけにリビング付き。割りと簡単にセット出来る物を持ってきた。
穂乃花は羽織を脱ぎ一生懸命お手伝いする。穂乃花に教えながらテントを張り、リビングスペースにテーブルと椅子をならべると完成。
「わあっ……凄い!穂乃花テントで寝るの初めて。楽しみ!」
果たしてテントで寝られる夜になるかな~。なんて思いながらはしゃぐ穂乃花を見ると汗びっしょり。僕も汗をかいてしまった。タオルで穂乃花の額の汗を拭い、ペットボトルの水を渡す。
「穂乃花…汗かいたね。目の前の小川冷たいから足冷やしに行こうか?」
「うん!行くっ!」
岩場に穂乃花と並んで座り川に足を付ける。
肩と肩が触れ合う距離。もう抵抗がないようだ。
「わあっ…冷たくて気持ちいい」
僕は穂乃花の肩に手を回し抱き寄せると、はしゃいでいた穂乃花は黙ったまま僕に持たれかかってくる。
2人黙ったまま時間が過ぎていく。
「穂乃花…キスしようか?」
穂乃花は無言のままコクンと頷く。
僕は穂乃花の頭を持って小さな唇に自分の唇を重ねていく。ビクッと震える体。言われた通り目を開いたまま見つめ合う。
そのまま今度は舌で穂乃花の唇をこじ開け、舌を絡ませていく。穂乃花は目を見開きびっくりするも、僕の舌を受け入れていく。どうしたらいいのかわからない穂乃花……。穂乃花の舌に自分の舌を重ねていくとビクッ、ビクッと震える。ゾクゾクしてるんだろ……可愛い反応。
鳥がさえずり川の流れる自然の音の中に、
チュッ……ピチャッ…ピチャッ…。
と舌が絡まる音が響く。
穂乃花の頭からゆっくり手を降ろし、Tシャツの上から幼い胸を包み込む。手のひらに収まる可愛らしい膨らみ。張りがありひなより大きいが……まだまだ小さい。やっと穂乃花の胸に触れる事が出来た。
………ンンンッ。
と声をあげビクッと体を震わせる穂乃花。
人差し指で胸の膨らみの先端を撫でるように触れると体をくねらせる。
穂乃花の小さな舌を吸い唾液を絡ませていく。
ううっ…こっちもゾクゾクする。
ピチャッ…ピチャッ…ピチャッ…ピチャッ…。
長い長いキス。穂乃花は恥ずかしさからか目に涙を浮かべるも一生懸命僕を見つめている。
唇を離し穂乃花を見つめ、
「大人のキス……大丈夫だった?」
と聞くと恥ずかしそうにコクンと頷き、
「はぁ…はぁ…はぁ…どうしていいかわからなかった」
「これが大人のキス…深いキスだよ。舌と舌を絡ませ相手を感じるんだ。ゾクゾクしただろ?」
恥ずかしそうに下を向き、
「ゾクゾクした。胸も…ジンジンして。恥ずかしかった。」
僕はクスッと笑い、
「穂乃花は胸…手のひらに収まるぐらいの大きさで可愛いね。」
穂乃花は頬っぺたを膨らませ、
「もう……小さいって言ってる!これから大きくなるんだから。」
膨らませた頬っぺたをツンツンし、
「違うよ…可愛らしいって言ってるんだよ。僕は穂乃花ぐらいの膨らみの方が好きだよ。敏感そうだしね。穂乃花…こっちおいで」
僕は穂乃花の脇腹を持ち上げ僕の前に、前向きに座らせる。自分で自分を抱き締めるように腕を組む穂乃花をそのまま後ろから抱き締め耳元で
「穂乃花…可愛らしい胸見せて」
と囁く。穂乃花は固まったまま、
「…………恥ずかしい。」
と呟くも組んだ腕をゆっくり降ろしていく。
自然豊かな誰も来ないような場所……それでも誰か来るかもしれない、誰かに見られるかもしれない緊張感。
そんな中で自分の恥ずかしい場所を初めてさらけ出す。穂乃花にとって恥ずかしすぎる行為だが、このドキドキが忘れられなくなるはず。
なにもベッドの上だけじゃない事を教えていく。
この自然の中で感じ、絶頂に導いてあげたい。
初めてのセックスが外……想像するだけでこれもまた興奮する。忘れられない日にしてあげるよ…穂乃花。
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