一生懸命目を開いて僕を見つめる穂乃花。
唇が触れるだけの……2回目のキス。1分ほのど長いキス。ビクッと震え、穂乃花の体から力が抜けていくのがわかる。
穂乃花の頭をしっかり支えながらゆっくり唇を離していく。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
肩で息をし、顔を真っ赤に染め恥ずかしそうな顔をする穂乃花。だんだんと触れられる事に慣れてきたようだ。いきなりキスをしても抵抗はなかった。
「穂乃花……2回目のキスはどうだった?」
穂乃花は自分の唇を自分の指でなぞり、
「…………ドキドキしたし今もドキドキしてる。体の力が抜けて…溶けちゃいそうだった。まだお兄さんの唇の余韻が残ってる。」
僕はそのまま穂乃花の頭を優しく撫で、
「穂乃花…可愛いよ。」
お互い黙ったまま見つめ合う時間が続く。
僕は穂乃花の唇に人差し指を這わせ、
「穂乃花…このまま僕の指を口に含んで舐めてごらん。飴を舐めるように舌を使って…強く吸ったり弱く吸ったりするんだよ。オチンチン舐める練習。僕の目を見つめたままだよ。」
穂乃花は恥ずかしそうにコクンと頷き僕の指を口に含む。
チュッ………チュッ…ピチャッ…ピチャッ…チュッ。
「そうそう…チュッと吸ったり舌を巻き付けるように舐めるんだ。オチンチンの先が一番敏感で気持ちいいから…指の先を意識して舐めるんだよ。」
うんうんと頷きながら一生懸命舐めていく穂乃花。
僕は指を前後に動かすと、穂乃花の舌が指を追いかけてくる。
ううっ…指先に感じる穂乃花の舌……これだけで気持ちいい。そうそう…言い感じだ。
僕は肩に回していた手をゆっくり降ろし、穂乃花の太ももにそっと触れると、ビクッと飛び上がるように跳ねる。浴衣の裾がはだけ、細くスラッとした足が目に入る。ううっ……もっと触れたい。
穂乃花の太ももを優しくさすっていくと、そわそわするように足をビクビクさせる。胸元からは白のジュニアブラがチラチラ見え、興奮を誘う。ううっ…触れたい。ゆっくりゆっくり太ももの付け根に向けて指先を這わしていく。
足を内股にギュッと閉じようとする穂乃花。いきなり最後の砦に触れるのはやめておこう。
これだけ触れても、昨日みたいに「さわらないで!」と言ってこない。触られている事をしっかり意識しているようだ。
僕は穂乃花の唇からゆっくり指を抜きくと、太ももからも手を離す。
「穂乃花…うまく指舐める事が出来たね。こうやってオチンチン舐めるんだよ。太ももに触れたのは、昨日みたいにさわらないで!っていわないか試してみたんだ。穂乃花…よく頑張ったね。」
穂乃花は真っ赤な顔で、
「………うん。触られて…どうしよう、どうしようって思ったけど痴漢の時と違って気持ち悪いとか思わなかった。恥ずかしくて、ドキドキして、でもお兄さんを見つめてると安心出来て。」
僕は穂乃花の手を掴んで、僕の履いているハーフパンツの上から股間にそっと乗せる。
穂乃花はびっくりして手を離そうとするも、掴んで離さない。
「穂乃花…今度は僕のを触ってごらん。パンツの上からでも膨らみわかるよね?まずは服の上から。ほら練習…練習。」
穂乃花は恥ずかしそうにチラッと僕を見ると視線を股間に向ける。
「………はいっ」
穂乃花は離すのを止め、ハーフパンツの上から膨らみをさすっていく。ハーフパンツの中でビクビク動く肉棒。細くしなやかな指で撫でられると…興奮が高まってくる。ハーフパンツの上からだが、今まさに穂乃花に触られてる。ううっ……気持ちいい。
「うわっ…服の上からビクビク動くのわかる。なんか……すごい。恥ずかしいしドキドキする。」
慣れてきたのか触る事に抵抗がなくなってきたようだ。ううっ…これ以上触れられるとこのまま暴発してしまいそうだ。
僕は穂乃花の手を掴んで、
「穂乃花…もういいよ。今日はここまで。昨日の今日でよくここまで出来るようになったよ。」
もっと触れたいようだった穂乃花は不満そうな顔で、
「頑張るって約束したもん。いきなり最初はびっくりしたけど、ビクッビクッって動くのすごいって思って
慣れてきたみたい。」
僕は穂乃花の頭を優しく撫でながら、
「焦らなくても大丈夫だよ。穂乃花の頑張りはよくわかったからね。」
………どうする。このままここで優菜のように舐めさせるか。でも初めて舐めさせるんだ……薄暗くてはもったいない。もっと明るい場所で……しっかり顔を見ながらさせたい。そんな事を考えていると遠くから、
「あっ…穂乃花!穂乃花もお祭り来ててんだ。」
と声が聞こえ足音が近付いてくる。目の前に穂乃花より少し小柄だがひなより背が高い女の子同士表れる。
髪は肩ぐらい。目がパチッとしてはっきりしている。胸の膨らみは穂乃花以上か…。浴衣からも膨らみがはっきりわかる。穂乃花はびっくりした顔をするも、
「あっ…柚希ちゃん!柚希ちゃんもお祭り来てたんだ。」
穂乃花は立ち上がると友達と話し始める。ううっ…残念。もう少しだったのに。余計なところで友達が邪魔をする。でも……最中だったらまずかった。
穂乃花の友達も……やっぱり可愛い。でも穂乃花はそれ以上に可愛い。
穂乃花は友達に、
「あっ…こちらは倉田仁さん。穂乃花の家庭教師をしてもらう人。お祭りに付き合ってもらってたんだ。」
僕は頭を下げ、
「こんばんは……大学生の倉田仁です。穂乃花ちゃんの家庭教師をする事になってます。」
「あっ…こんばんは。山田柚希です。穂乃花とは同じクラスで友達です。」
柚希もペコッと頭を下げる。軽く挨拶すると穂乃花に柚希がこそこそ話をし出す。
「穂乃花…男の人苦手だったのに倉田さんは大丈夫なの?あっ…倉田さん穂乃花の好みの人だから大丈夫なんだ。」
穂乃花は真っ赤な顔で、
「違う…そんなんじゃないもん。倉田さん私の悩みとか相談してもらってただけ。相談してたら苦手じゃなくなってきたの。倉田さん優しいから。」
「へぇ…そうなんだ。穂乃花の好みじゃなかったら私が取っちゃうよ。だってパッと見ただけで格好いいし優しそうだってわかるもん。」
ん?何処かで聞いたことのあるような会話。優菜がはひなに言った言葉によく似ている。
「柚希…それはだめっ。それから倉田さんとお祭り来てた事みんなには内緒だよ。」
「わかってる…わかってるから……」
柚希は僕に向かって、
「みんなに内緒にする代わりに私とデートして!」
いきなりなんと…積極的ではっきりものを言う子だ。
穂乃花の学校での立場もあるしむげに断るわけにいかず仕方なく、
「じゃあ今から3人でデートしようか。露店見ながら歩こう」
穂乃花は僕を見てごめんなさいという目をする。
大丈夫だよ、とウインクし3人でお祭りを楽しんだ。
柚希ちゃん……これだけ積極的だと落とすのは簡単そうだが、穂乃花やひな、優菜にすぐばれてしまいそうだ。………いかんいかん。ややこしくなってくる。
暫くお祭りを楽しむと柚希は満足したのか、「またね!」と言いながら帰って言った。
ふうっ……なんだかどっと疲れた。
「お兄さん…ごめんなさい。柚希いつもあんな感じで、悪い子じゃないんだけど。でもお兄さんてどこでも人気者になっちゃうね。柚希がデートしてって言った時、どう返事するのかドキドキしちゃった。」
僕は穂乃花の耳元で、
「大丈夫だよ。穂乃花をおいてデートするわけないでしょ?それよりあれから穂乃花に口でしてもらおうと思ってたのに…それが残念だった。」
穂乃花はカアッと顔を真っ赤にし、
「もう……お兄さんのエッチ」
タイミングを逃してしまった。もうそろそろ帰る時間。あまり遅くになると親からの信用がなくなってしまう。
お祭り会場を後にし穂乃花を車に乗せて家に向かう。
車の中であまり過激な事をするとこの後穂乃花の親と顔を会わせられなくなる。
家に着くと穂乃花の肩を抱き寄せ、唇にチュッとキスをする。キスだけにしておくか。
穂乃花に案内されるまま、リビングに入る。
ソファーには父親が座り目の前に腰かける。僕の横に穂乃花が座り、母親がお茶を持ってくる。
穂乃花の父親……まあ普通な感じと言うか母親の方が強そうな感じ。父親が、
「今日は穂乃花と遊んでくれてありがとうございました。穂乃花もお祭りに行くの楽しみにしてたからね。
それから…家庭教師もしてもらえるそうで、今後とも宜しくお願いします」
「恐縮です。こちらこそ宜しくお願いします」
母親が冷たいお茶を用意してくれる。だんだんとお互いに緊張が解れ会話が弾んでくる。
ふうっ…なんかいい雰囲気になって良かった。
穂乃花も楽しそうに相づちを入れてくる。
僕が自然の家で子供達相手にボランティアをしている話になる。
「僕はアウトドアが好きで一人でもキャンプに行ったりするんですよ。川で魚を釣ってご飯炊いて、テントで寝たり自然を感じる事が好きなんです。
それを子供達に教え一緒に遊ぶ事が楽しくて。あっ…今度の金、土と一人キャンプ行くんです。」
と言うと穂乃花が、
「私も行きたい!お兄さん連れてってよ。」
とせがんでくる。さすがにそれはないだろう。
娘1人を行かせるなんていくら信用があるとはいえ……どうだろう。
すると母親が、
「今度の金、土は長男の部活の大会で応援に行く日だったわね。穂乃花も連れて行こうと思ってたけど、行きたくないって前から言ってたわね?どうする?」
おいおい…穂乃花をキャンプに連れていっていいのか?内心ドキドキしてる。これは偶然……本当にキャンプに行こうと思っていたしここで初めて言った事。
穂乃花が父親と母親を見ながら、
「ね!いいでしょ?お父さんとお母さんはお兄ちゃんを応援に行く。私は倉田お兄さんとキャンプに行きたい!」
誰も連れていくなんて言ってないぞ。もちろん……連れていきたいけど。
父親と母親が僕を見て頭を下げ、
「倉田さん…穂乃花をキャンプに連れていって貰えませんか?一年前に自然の家に行ったきり行きたいなんて言わなかった穂乃花が行きたいっていうもんですから。」
父親も、
「お母さんがそう言うなら…倉田さんさえ良ければ穂乃花に色々教えてやって下さい」
まじか……。この展開は予想外だ。
僕が会話に入る余地もないまま話が進んでいく。
「わかりました。穂乃花ちゃんキャンプに連れていきます。その代わりご飯作ったりテント張ったりがんばるんだよ。」
穂乃花は嬉しそうにはしゃぎ、
「はいっ!お父さんお母さんありがとう。倉田お兄さん宜しくお願いします」
ひなと優菜の家庭教師は9月に入ってから。ちょうど良いタイミングだった。
それからも和気あいあいの会話を楽しみ、金曜日の朝迎えに行く約束をして穂乃花の家を後にする。
すごいラッキーな展開になってきた。
親からの信頼は大切だ。
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