男は、縛り、緊縛を生業としている縄師なのだろう。
慣れた手つきで、麻由子の両手を頭の後ろで拘束する、諸手後ろ縛り、舞香と璃子を後ろ手縛りで縛りあげた。
流れるような動きで広間の梁に縄をかけると3人を広間の真ん中、オーナたちの正面に吊るす。
「ううんっ」
「うんんっ」
「あ、あんんっ」
悶えるような、苦しい声を上げる。
「麻沙子、どうだ」
(麻沙子と言うのが娘の名前か)
「そうね、麻由子ちゃん、ちょっとやりすぎたかしら」
「少し楽にしてあげて」
オーナーの娘が指でチョキを見せると、男は日本刀のように妖しく光る鋏を取り出し、麻由子の肩のあたりから切り始める。
途中まで切ると最後は、強く引っ張り、ブレザーをビリビリと引き裂いていく。
麻由子は勿論、他の2人も裂ける音にビクッと身体を震わせる。
「ひいぃっ」
男は袖の切れ端を無造作に投げ棄てていく。
「麻由子楽しいでしょ。そうだ、麻由子は、おへそが綺麗だったわね」
麻沙子がそういうと、男はブレザーのお腹あたりを切り始める。
「い、いやっ、こ、怖いっ」
切り取ったブレザーやブラウスが床に落ちていく。
「舞香と璃子も同じようにおへそを出してあげてね」
「京子、ぼんやりしないで、ちゃんと撮って」
「少し緩みすぎちゃったかな」
麻沙子は、少女たちに近づき麻縄に手をかけると、胸を強調するように絞めていく。
それが終わると、絹の手ぬぐいで、目隠しを施していく。
「おお、麻沙子いいね」
オーナーの男は、嬉しそうに両脇に座る、らなとなほを抱き寄せる。
一瞬、すごく嫌そうな表情を見せるらなとまほ。
「おねえちゃんたち、かわいそう~」
「どうしてお姉ちゃんたち、こんなお仕置きをされなきゃいけないの」
「ねえ」
「らな、まほっ静かにしてなさい」
「もう少し3人を上に上げて、踵が浮くくらい」
「ううっ~」
「うっ、ううんっ」
「いいわ。じゃあ、みんなこれを飲んで、美味しいジュースよ」
「お父さま、お待たせ致しました、水無月、始めてちょうだい」
「はい」
水無月の手に引かれて、少年たちが部屋に入って来た。
同じような目隠しをされているようだ。
よく見えないが、みんな真っ黒に日焼けしている。
水無月は、麻由子、舞香、璃子、それぞれの前に立たせる。
頭は小さく、控えめに言っても10等身はあるだろう。しかも手足が長い。
「素晴らしいわ」
少年らが着ているガウンの隙間から覗き込むと満足そうに、何度もうなずいた。
「みんな鍛えられた素晴らしい躰だわ」
「あ~もう凄いわっ、わくわくしちゃうっ」
縄師の男が紐を手に持つ。
紐を手繰り、小と大の結び目を作ると、麻由子のアソコにあてて、縛り始める。
「あっ、あっ、いっいやっ、やめてぇっ」
麻由子の声に反応したのは、少年たちだ。
あっけにとられたように口を開けていたが、すぐに声のする方に聞き耳を立てている。
「少しスカートが長すぎんか」
「お父様、今は、私に楽しませてくださいな」
麻沙子は、電マを手に持つと、スイッチを入れる。
暫く広間に振動する音が響いていたが、おもむろに麻由子の結び目に充て始めた。
「い、いやあぁぁああっ~やめてえぇっ~あっあっ」
縄師も電マを持つと、舞香と璃子の股間にあてる。
部屋中に響く、少女たちの悲鳴。
「見たいわよねぇ、ほらっ、サービスっ」
そう言いながら、少年たちの目隠しを下げていく。
「オウッ」
少年の一人が、声を上げた。
そう、目隠しが取れてはっきりわかったが、3人は黒人だった。
眼の前の緊縛され吊るされた少女に戸惑いを見せたものの、すぐに顔を赤らめ、明らかに興奮している。
やはり年頃の思春期の少年だ。
縄師の男が、スカートに鋏を入れ、切り始めると少年たちの目つきが明らかに変わった。
「お前たちも切りたいようだな」
3人に鋏を渡す。
戸惑いも見せたが、取り上げようとすると、堰を切ったように切り刻み始めた。
「いい眺めだ、あっちも目隠しを取って、お互いお披露目と行こうじゃないか」
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