その時まで俺は、自分の性欲を満たすことは二の次で、ゆきにベストな形で初体験を迎えさせる、その事ばかり考えていた。なるべく、怖い想いや痛い想いをさせないように。雰囲気の良い所で、と。
だが、ゆきの方にもちゃんと幼い性欲があり、俺に抱かれるのを待っていてくれた。その事が分かると急に、『この小さな身体の膣内に挿入したら、どれほどの気持ちよさだろうか』その事が俺の頭を支配して行き、少しゆきの身体の扱いが乱暴になって行った。
2つの乳首を交互に舐めながら、右手で閉じた襞を割り広げ、中の粘膜を弄った。膣穴から愛液をすくい取り、クリトリスに円を描くように塗りたくる。その度ゆきはビクッと軽く跳ねながら反応するが、前回イカせた時のように、昇りつめて行くようにはなかなかならない。
俺は、早く挿れたい!という思いからじれったくなり、乱暴にゆきの膝を立てさせ、大きく開かせてそこに顔を埋めた。
「あっ!そ、それ…あん!」
ゆきは、今回もわずかに戸惑いを見せたが、すぐにかわいいあえぎ声だけになった。
前回を思い出し、猫の毛づくろいのように、ペースを変えずに淡々と、下から上へ舐め続けると、軽く腰を浮かせながら見る見る昇りつめて行った。
『一度イカせた後がいいのか?それともイク手前で?』
経験の乏しい俺にはどっちが正解か分からなかったが、結局俺自身がガマンできず、あと一息という所でアソコから口を離し、挿入の体制を取った。
ペニスの先を襞に密着させてから、ふと気づき「避妊しなくちゃな」と言った。
するとゆきは
「今日は大丈夫な日だから、そのままして。なるべく自然な方がいい」
と言った。
おそらくゆきのことだから、事前に何度も計算して、今日が排卵日から遠いことを確認したのだろう。その避妊法が、100%ではないことも知っていたが、コンドームなどという無粋な物に邪魔されたくないというゆきの気持ちも分かる。
俺は、いざとなったらどんな責任も取ろうと覚悟を決め、生のまま挿入を始めた。
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