会費と参加費を払いリビングに案内された。リビングといっても二間続きの座敷にソファーを並べた感じだ。
夫婦四組、それと男の子三人と女の子一人が既にくつろいでいる。
小林さんは「今日初めて参加する関谷御夫妻です。あの、折角ですから自己紹介お願いします」と俺を見る。
「関谷勝也です。フリーのルポライターしてて。アングラな取材や風俗リポートとか低俗な記事を書いてます」
妻に代り「関谷美代子です。翻訳の仕事してます。スワップはある程度経験あります。廻姦も大好きかも」
妻の方が踏み込んだ自己紹介をしている。その後は参加者が其々自己紹介してくれた。
青木夫婦、旦那が55歳で奥さんが53歳。旦那は大学病院の外科部長で、インテリ的で背が高く貫禄がある。
奥さんは教育委員会の偉い人で、昔は教壇に立っていたらしいい。
メガネの教育ママさん風で、中肉中背オッパイは小振りだが尻は大きいのがエロい。
山県夫婦、旦那が46歳で奥さんが42歳。旦那はチビだが角刈りで筋肉質。職業もやはり鳶の親方らしい。
奥さんはグラマーで、三原じゅん子と八代亜紀を足して2で割った感じだ。やはり見た目通りスナックのママだ。
大井さん夫婦。旦那が58歳で奥さんが55歳。旦那は布袋様の様な外見で、職業は住職だ。
奥さんは原日出子に似た愛想のある美人だが、全体的にデップリしている。背は旦那とは対照的に小さい。
祐司君17歳。生徒会長っぽいイケメンで背も高い。スタイルも細く、足も長い。妻が物色中である。
正雄君14歳。坊主頭でサル顔の男の子。日に焼けていて川で泳いでいそうな元気な子だ。
幹弥君11歳。 女の子の様な顔立ちで、小さくナヨナヨしている中性的な男の子だ。大人しい。
莉菜ちゃん13歳。愛嬌のある丸顔でショートヘアの女の子。小さく膨らむオッパイと括れた腰が印象的だ。
自己紹介が終わりあらためて一同を見ると、年齢の高い夫婦と年齢相応に地味な子供という感じだ。
正直、こういうパーティーに参加する子供はもっと、派手で垢抜けてる感じを想像していたので違和感を感じる。
小林奥さんが「自己紹介も終わったし、食事会始めましょう」と言うと引戸を開ける。
広間に続く八畳程の部屋には、真ん中に大きなテーブルがあり料理が並べられていた。
メニューは豚の角煮。八角と酒の香りが香ばしい。ローストビーフ。肉を柔らかく下処理してるみたいで分厚く切っ
ている。オレンジと醤油ベースのソースが二種類ある。それと御当地メニューの唐揚げに似た料理。
ニンニクが効いて食欲がそそる。海老のチリソースも大振りの海老に焦がしネギと豆板醤。美味そうだ。
サワラの煮付けは、この手の料理に有りがちな甘辛ではなく、汁の薄さから出汁を効かせてるのがよく分かる。
鶏と牛蒡と里芋の煮物も照りが出ていて、味が染みて柔らかそうだ。
鰹のたたきは、小林さんが藁で燻したらしく藁の焦げた香りが強い。生姜醤油かポン酢で食べる。
麺はペペロンチーノ、ご飯はチキンライス。育ち盛りの子供が居るので量が多い。昼抜きの俺達も有り難い。
他にもサラダとフルーツ入りの杏仁豆腐。セックスパーティーの料理としては大したご馳走だ。
食事会での会話は普通の会話で、ハプニングバーみたいに猥談で始まる事は無かった。
ここがセックスパーティーの場である事を忘れてしまいそうになる。
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