ンンンッ……ンンンッ……。
意識を失いぐったりしていると、冷たい感覚に目が覚めました。大西さんが濡れたタオルで汗ばんだ私を全身を拭いてくれていました。
「深雪ちゃん…目が覚めたかい?あまりの気持ちよさに気を失っちゃったんだね?深雪ちゃん…感じやすい体なんだね。まだ12歳なのにエッチの才能があるんだ」
私ははっと我に帰ると同時に恥ずかしさが襲ってきました。大西さんと先生の別荘でそれもプールサイドで何度も逝ってしまった私。恥ずかしさで目を潤ませながら
「エッチの才能なんて……。そんなのいらないもん。恥ずかしいのいやだもん」
大西さんは私の体を拭き終わると水着を着るように私に促し
「エッチの才能って素晴らしいんだよ。相手を気持ちよくさせて自分も気持ちよくなれるんだから。12歳で女の喜びを味わえるなんて凄い事なんだよ。深雪ちゃんは男を虜にする物を持ってるんだよ。これも松田先生のおかげだね。おじさんこれから晩御飯の準備してくるから…」
そう言うと大西さんは別荘の中へと入って行きました。私は真っ赤な水着を着てしばらくマットの上で空を見上げながらぼーっとしていると、先生の声が耳元で聞こえてきました。
「深雪…大丈夫かい?大西さんとうまくやれたかな?」
私は起き上がると先生にギュッと抱きつくと涙が溢れてきました。
「先生!先生!……寂しかったよ~。先生!」
先生は私をお姫様抱っこをすると火照った体を冷ますようにプールへと入って行きました。
お姫様抱っこをされながら先生を見つめる私。
「深雪。大西さんどうだった?気持ちよかったかい?先生のお部屋まで深雪の声聞こえてきたよ。」
私は恥ずかしくなり目を潤ませながら
(先生は大西さんに抱かれた事知ってるんだ。私を抱かせたの?私の事…他人に抱かせて平気なの?キャンプの時も……お友達に…。私の事好きじゃないの?不安が襲ってくる私。)
「先生の意地悪……。こんな明るい昼間にお外でなんて。それも初めて会ったばかりの人と…。」
先生は私の口を塞ぐようにキスをし
「フッフッフッ…。深雪の今の気持ち…わかるよ。不安なんだろ?先生が私の事好きなのか?他人に抱かれても平気なのか…」
先生は全てお見通しでした。
「深雪…。大切な事を教えてあげる。先生が自分の事どう思うかじゃなくて、深雪が先生の事どう思ってるかが大切なんだよ。深雪は先生の事好きじゃないのかな?」
私は顔を左右に振り
「私先生の事大好きだもん。気持ちは変わらないもん。」
「そうかな?好きだったらとことん相手の事を信頼しないと。先生は大好きな深雪の治療の為色んな事を考えてるんだ。他人に抱かれるのも治療なんだよ。人見知りで内気だった深雪が他人に抱かれて何度も逝くなんて考えられない事だろ?不安に思うと言うことは、
先生を心の底から信頼してないんじゃないのかな?」
私は先生の言葉が胸に突き刺さり涙が溢れてきました。
「グスン…グスン…。私先生の事大好きなんだもん。もっともっと先生を信頼する。私…先生の期待に答えられるよう頑張るから。ただ少し寂しかっただけなの。ごめんなさい」
先生は私の頬を撫でながら再び優しく唇にキスをしてくれました。
先生は優しく微笑み
「寂しい思いさせたね。ごめんよ。でもこれも治療だからね。深雪のこれからの決意聞かせてもらったから先生安心したよ。」
私は先生にギュッと抱きつき
「私頑張るもん。先生の期待に答えられるよう頑張る。だから嫌いにならないで!」
「大丈夫だよ。嫌いになんかならないから」
暫くプールに浸かったまま先生の温もりを感じていました。
プールから上がり、プールサイドで先生と並んで座っていると、大西さんから言われた事が頭の中をよぎりました。
先生に言おうか迷いながらも勇気をふりしぼり
「先生…あのね…一つ聞いてもいい?大西さんから言われた事なんだけど。お尻……お尻でエッチするの?」
恥ずかしくなって下を向いてしまう私。
先生は私の小さな肩を優しく抱きながら
「大西さんから聞いたんだね。びっくりしただろ?
本当だよ。人はお尻でも気持ちよくなれるんだ。深雪はお尻でエッチすると聞いてどう思った?」
私は先生を恥ずかしそうに見上げ
「ただびっくりしたの。だって普通のエッチでいっぱいいっぱいなんだもん。お尻でなんて恥ずかしくて怖くて……。」
先生は優しい目で
「先生は深雪にお尻の気持ちよさを教えてあげたいって思ってる。深雪が嫌なら仕方がないけど…」
私は暫く黙ったまま…色んな事が頭の中を駆け巡りました。先生の期待に答えるって約束したばかりだし…断ったら嫌われてしまうかも。でもお尻でなんて恥ずかしくて…怖くて…。だんだん呼吸が速くなってきました。
「ほらまた呼吸が速くなってるよ。先生の呼吸に合わせてゆっくり呼吸して…」
スーハー……スーハー…スーハースーハー……。
少し呼吸が落ち着くと声を震わせながら
「先生…あのね…私先生の期待に答えるって約束したから。先生がそうしたいって言うなら私頑張る」
すると先生は残念そうな顔をしました。
「深雪はまだわかってないみたいだね。先生がそうしたいなら頑張るって言うのは、人に言われたから頑張ると一緒なんだよ。自ら進んで頑張らないと。自分の気持ちはどうなんだ?嫌なのか新しい事知りたいのかどちらなのか先生わからないよ。自分で決めた事なら先生何も言わない。」
先生の言葉が私の心に突き刺さりました。いつも他人任せ…自分の気持ちが言えないから成長しないんだと言われてるようで、涙が、溢れてきました。
先生に嫌われたくない一心で
「私…怖いけど恥ずかしいけどお尻でもエッチしてみたいです。新しい事知りたい。先生教えて下さい」
本当は嫌なのに嫌と言えない私。嫌だと言わせない先生。
先生は私をギュッと抱きしめ
「深雪…よく言えたね。偉いぞ。自分で決めた事だから途中で嫌だとか投げ出したりするのは無しだからね。あくまでも自分の意志なんだから。」
先生は、涙が溢れる私の唇に優しくキスをしてくれました。先生の優しい唇の感覚に幸せを感じる私。でもその後、過酷なお勉強が、私を待ってるとはその時は知りませんでした。
先生は唇を離すと私を見つめがら
「いきなりお尻でエッチは深雪にはまだ無理だと思う。まだ幼いし…お尻の穴も小さいから。色々準備が必要なんだ。優しく時に厳しく教えていくからちゃんとついてくるんだよ。深雪の意志だから…」
私不安と緊張で押し潰されそうになりながら、コクンと小さく頷きました。
「ほら夕方になってきたから別荘に戻ろう。」
先生は私の小さな手を握り一緒に別荘へと入って行きました。
つづく
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