※※※ヤヨイの場合※※※
サツキと別れたヤヨイが向かったのは改札口ではなくトイレ、しかもわざわざ遠回りをして車椅子でも使用可能なタイプのトイレを目指す。
辿り着くと周囲を見回し、歩行者が途切れるタイミングを計りながらトイレに入り、同時に内側から施錠。
(早く、早くしなきゃ。)
荷物置きにバッグを置くのももどかしく、スカートの下に潜り込ませた手で、まるで毟りとるように下着を脱いだヤヨイは、つい先刻まで穿いていたショーツを見つめた。
(・・・やっぱり。)
まるで失禁でもしたかのようにクロッチの部分だけが汚れているが、失禁ではない証拠に付着した液体には粘り気がある。
13歳の少女には似つかわしくない程の急激な昂りが、胎内で愛液の分泌を促し、ついには溢れ出してしまったのだ。
(我慢・・出来ない・・けど・・汗で制服、汚れちゃうと帰り道、ヤバいし。)
先々週、あまりにも大量の発汗により、まるで大雨に降られたかのような状態になってしまい、帰途ですれ違う通行人の視線に辟易したのである。
スカート、ブラウス、インナー代わりのタンクトップを脱いで一糸纏わぬ姿になったヤヨイは、その僅かの時間すら間断ない衝動に責め苛まれ続けていた。
その証拠にヤヨイは幼児が尿意を堪えるかのような仕草を止めることが出来ないでいる。
(あ。)
便座に座り込むと同時に片手が膨らみ始めたばかりの乳房を覆い、もう片方の手が股間に潜り込むや否や蠢き始める。
「は。ぁん。んぐ。」
全裸を晒したまま、全身の肌を紅潮させ身体を弓なりに反らせたヤヨイは、早くも絶頂が近いことを本能的に悟り、乳首を指先で強く摘み捻りあげる。
(痛い!痛い!でも・・時間が無い。)
全身を痙攣させながら絶頂を迎え、視界が真っ白になった瞬間、ヤヨイは弾き出されそうな意識を必死になって繋ぎ止める。
このトイレの施錠は30分経過後に自動的に解除されてしまうのだ。
解錠されるまでに身繕いを済ませなければ、今の姿、つまり全裸で自慰に耽った挙句、絶頂に至ってしまった姿を誰かの前に晒してしまうかもしれない。
(・・それだけは・・イヤ。)
快感の余韻が冷めやらない身体をノロノロと起こすと、バッグの中から携帯用のウェットティッシュを取り出して再び便座に座り込んみ、全身に流れる滝のような汗を拭い始める。
汗を拭い終わると次は股間。
溢れ出した愛液はお尻の割れ目に沿って肛門のあたりまで垂れていた。
愛液を拭い終わるとタンクトップ、ブラウス、スカートの順に身に付けるが、汚れてしまったショーツをこのまま穿くのは抵抗がある。
手洗い用の水道の蛇口を捻り、クロッチの部分だけをツマミ洗いしていると、制限時間に達したのかカチャリという解錠音に驚き、反射的に洗っていたショーツをスカートのポケットに押し込んでしまう。
ゆっくりと開き始めたトイレのドアの外には、行き交っている通行人の人影が伺える。
(もう、無理。)
ポケットの中のショーツはそのままに、ノーパンという情け無い姿で逃げるようにトイレから出るしかないヤヨイであった。
※※※その他の少女達の場合※※※
その日、レッスンに参加した少女の人数はサツキとヤヨイを含めて34人。
時を同じくして残りの32人のうち29人が、レッスン終了後、1時間以内に異常とも言える性衝動に突き動かされながら自慰に耽っていたのは偶然ではない。
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