悠優「はあぁ~・・最近、仕事に遣り甲斐を感じる様になって
・・余計に辛くなって来たわ~・・ホントに・・」
嫌な仕事でも周囲から正当な評価を受ければ、自然とその仕事にも身が入って来る。
悠優「それと大体なに?・・この前のあいつ(怒)」
あいつとは超大手プロダクションに所属する少々歳に年季が入ったアイドルグループの”メンバー“である。
悠優「TV収録の後、出会って直ぐに誘って来るし・・」
「それ以来、しつこくてしつこくて(更に怒)」
「もうちょっとで自宅まで
連れ込まれるところだったわ・・」
彼に純潔を捧げて以来、彼女はキスですら他の誰とも交わした事がない。
悠優「それに・・なんだかんだと理由を付けて
無理矢理お酒を飲まそうとするし・・」
最早彼女の愚痴は仕事とは関係のないところまで広がってしまった。
悠優「私ってまだ未成年です~って言っても
聞く耳なんか持ってやしない・・んだから?・・」
彼女は自らの発した未成年と云うキーワードに反応して改めてハッとする。
悠優「・・未成年・・かぁ・・」
「そう云えば私ってもう直ぐ18になるんだよね~」
「・・・・・」
以前は鮮明な画像で脳裏に浮かんでいた”彼“の顔が、最近はいささかぼやけてしまっている。
悠優「・・逢いたいなぁ~・・」
「・・ひろゆきさんに・・」
「・・それから、悠望にも・・」
むすめの悠望の名は彼女が命名したのである。
悠優「・・悠望・・」
「もう結構おっきくなって・・
可愛い盛りだろうなぁ~・・くすんくすん(泣)」
彼と娘に自らの存在を知らしめ様と頑張れば頑張る程、現在の自分が置かれている状況からその意識が乖離して行ってしまう。
そんな複雑な想いに駆られている彼女は月に一度の発情期を迎えつつあった。
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